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コレット, 河野万里子 / 光文社古典新訳文庫 (24件のレビュー)
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Z級低予算人生
ガッツリ未成年への性犯罪があるのでなあ…。 解説を読んで、フランスでは本作が書かれる少し前までは少年の恋の相手は人妻であることが「当たり前」だったとのことなので、少し納得。
投稿日:2024.02.01
solala06
なんで表紙、青いカニなん…????と思ったら、開幕1pでまさにそういう内容だったのねん… いや~~~大人と子どもの狭間!!いい意味で古典文学だなって…
投稿日:2022.07.28
acchan1100
急に古典小説が読みたくなって、いつもお世話になってる光文社古典新訳文庫から青臭い青春小説の『青い麦』と『肉体の悪魔』の2冊を借りた。どちらも16歳の少年が人妻と初体験をしてしまう話で、その対照的な内容…を楽しむのが目的だった。 果たして結果は上々。2冊読まないとその違いがわからないので速攻で読んでの感想だけど、まず、フランス文学は難しい(そこかい!)。 抒情的な表現や情景描写がいたるところに挟み込まれ物事は2行で済むのにそういった表現のおかげですごくスローペースなので、ジェットコースターなドラマ慣れしてるときつく感じる。逆にそれを楽しむのがフランス文学なんだろうけど、嵐が丘のヒースクリフとキャサリンのような激しい愛憎はなく、未成熟な15歳と16歳の淡い幼馴染の兄妹のような恋人のような恋中に突如合わられた成熟した人妻が現れ、少年は体験を迎えていつもそばにいた女の子を女として意識し、また、いつもそばにいた男の子が体験を迎えて心情に変化した事に気づいた女の子も女として感情を露わにしていく、しかしどちらもがまだ幼く若い、そんな切ない恋物語をこの齢になって読むとまた感慨深く懐かしくもさえ思えてきた。 若いっていいなぁと切実に思うw続きを読む
投稿日:2021.03.29
橘
おフランス…!という感じでした。 ヴァンカ、本当に15歳?家庭的通り越してる気がしますがこの頃の外国の娘さんはこんな感じなのかな… カミーユのせいで…みたいになってたけど、小さい頃からお互いを知りすぎ…てるというのも問題アリなのかもしれないと思いました。苦い。続きを読む
投稿日:2020.09.15
ろく
性的欲求のためかなり苦しんでいる主人公。 人間模様の変化、官能の芽生えが瑞々しく描かれている。 嫉妬や焦燥感、不安、悲哀と思春期ならではの陰影に富んだ心の機微が細やかに描かれていた。
投稿日:2020.09.04
yoshi2013
フランス、ブルゴーニュ地方の断崖が続く美しい海岸に建つ別荘でのひとつ屋根の下での未成年者二人の激しい恋。 純情多感な二人の激しい心の葛藤、目まぐるしく変わる感情の起伏、自分の気持ちを押し止める事ができ…ずストレートに相手にぶつけてしまうが故に起こるすれ違い。不器用だが切なく、もどかしい。 年上の女性に翻弄される青年という設定はフランス映画でよく見た記憶があったが、本書の解説で語られる興味深いフランスの恋愛事情で納得。 夏の終わりの美しい情景が二人の接触を嬉しくも悲しくも演出する。その素敵な風景に浸れました。映画化されているようなので機会があったら観てみたいです。 続きを読む
投稿日:2020.06.28
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