3月のライオン 5巻

羽海野チカ / ヤングアニマル
(224件のレビュー)

総合評価:

平均 4.5
111
65
18
0
0
  • 勝負の世界よりも残酷な現実

    厳しい棋士の世界と、あたたかい川本家とのやりとりのバランスで成り立っていたと思っていた物語の構造が大きく崩れる第 5巻。

    ある意味で、ルールが明確な勝負の世界よりも残酷で救いのない”いじめ”を正面から描いており、胸が張り裂けそうになります。
    確かだと思っていたものが足元から崩れていくのに、対処療法しか見つからずどんどん物事が悪化していく様子は、絶望的な気分になり、本当につらい。

    羽海野チカさんの作品は本作が初めてで、「なんか少女マンガみたいなかわいらしい絵を書く人」というくらいの印象だったのですが(失礼)、
    本巻を読んで私は白旗を上げました。

    すさまじい本気がこもった作品です。この作家は、本物です。
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    投稿日:2014.02.10

  • 笑えて泣けて、考えさせられる

    4巻までは主人公、桐山零と川本3姉妹とのほのぼのとして、温かい関係が描かれていた。
    零の孤独とは対照的に、温かくて楽しい家庭である川本家。
    食事のシーンやねこの描写などニヤニヤしながら読んでいた。
    の作品では零が暗く、川本家が明るく対照的で、とてもいい関係だと思っていた。

    だが、5巻の後半から川本家にも大問題が発生。
    ひなたがいじめで苦しむことになる。
    零はひなたを守ると誓う。

    いじめも問題に直面したことがないので、この作品を読んで考えさせられた。
    正しいことをしている人間が理不尽ないじめにあうなんて、怖い社会だ。

    とにかくみんなに読んでほしい。
    でも、やっぱり、笑えて泣けてとても楽しい作品です。
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    投稿日:2015.04.01

  • 作者の真摯さに胸を打たれる

    じいちゃんの孫ボケに爆笑必至キタコレ! の ほのぼの5巻ではあるが
    それだけに巻末からの 「いじめ」の話には胸が締め付けられる。

    いじめを庇ったがために自分も虐められることになった ひなたが
    恐怖に負けない様に川辺で発した 優しくて力強い言葉に
    その場にいた零だけでなく自分も救われた気がした。

    今更どうしようもない過去の出来事でも
    過去そこにいなかった、今を生きる誰かの気持ちによって救われることがある。
    いじめの話を挿し込まなくても支障はなかっただろう、
    それでも書いた作者の想いが誰かの救いになる事を願って止まない。
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    投稿日:2014.10.29

  • どうしてもっと早く読まなかったのだろう

    1巻無料で以前読んでいたのだが、続巻にはなかなかきっかけがなく読んでいなかった本作。キャンペーンでこの5巻までを購入した後、一気に購入して最新刊まで読むことになりました。

    どうしてもっと早く読まなかったんだ、自分!?

    零の学校生活が部活動などで充実し、また川本家との付き合いも深まる中でほっこりしてきたと思ったら、後半からかなりのシリアス展開に。。。
    中学生時代の子どもの残酷さ、そして幼いながらも自分の正しいことを貫いているひなたに、零の過去回想とも絡んで、胸に突き刺さる展開でした。
    泣けてしょうがなかったので、自宅で読んでいて良かった。

    子どもでも大人でも、可愛さもシリアスもあり、心を揺さぶってくれる作品です!
    買ってよかった。何度も読みたい。
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    投稿日:2016.11.01

ブクログレビュー

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  • tsukasa26

    tsukasa26

    ラフランスくじらもち 桜桃しば漬け 山形県天童市は将棋の街。将棋の駒の産地として有名です。 人間将棋 甘味屋トラップ な?言ったろ?「案ずるより産むが易し」って俺の経験上だと8割方真実なんだよな ハト麦茶 蒲公英の根で作ったコーヒー ブドウ糖 脳は大喰い 加藤一二三 人間は混沌そのものだ 偽りの草食棋士 ナミシログミ ナミテントウ 天道虫続きを読む

    投稿日:2020.11.30

  • ciel

    ciel


    地元をプレッシャーに感じていた島田さんが、地元で生き生きしているのを見るのは嬉しい。

    負けをおそれず、負けに慣れず。

    ふくふくダルマ食べたいな。

    ひなちゃんの強さ。

    ちほちゃんは間違いなく救われている。続きを読む

    投稿日:2020.09.17

  • 林田力

    林田力

    羽海野チカ『3月のライオン 5』(白泉社、2010年)は林田先生が桐山に部活を勧める。桐山は進級し、林田先生は担任でなくなる。桐山は孤独感を感じる。林田先生は他の生徒と仲良くやっているのを見て寂しさを感じる。それを見た林田先生が追いかけてくる。素敵なシーンであるが、林田先生は利己的な動機を語り、桐山をひかせる。しかし、善意の押し付けの熱血よりも、乗っかりやすいと言える。桐山には救いだろう。続きを読む

    投稿日:2020.01.31

  • タカツテム

    タカツテム

    タイトルを取れないまま帰郷することになった島田。彼を出迎える地元の人々の変わらぬ温かさが心に染みる…
    責めるわけでもなくかと言って気遣うわけでもなく。「焦るな 開……」と穏やかな表情で告げる老人の優しさが素晴らしい。
    こうしてみると、島田を追い詰めているかのように思えたあの垂れ幕すら優しさの象徴であったのだと思えてくる
    島田にのしかかっていた意味合いの転換はお見事というほか無い

    心を気持ちよく切り替えた島田に対して進級した零は変わらぬ高校生活……、と思いきや又もや林田がナイスプレーをしたね
    将科部が生まれたことによって、これまでと同じように林田は零に関わることが出来るし、零は学校空間で自分の将棋の腕を活かす場所が生まれた。何よりも科学部の面々と普通の学生のように接する零の姿にはこちらまで感動しそう…
    これぞ「逃げなかった」からこそ辿り着けた光景なのだろうな。そしてそういった感動を話したいと思える相手が居ることも零の幸せが少しずつ積み上げられている証であるとも思える

    そして名人戦やら後藤の事情やら挟みつつ何の予兆もなくひなたの身に起きていたいじめ問題。
    アニメでこの話を見ていた当時は部外者にはどうしようもない問題がひなたの身に起き続けるものだから、心を痛めながら視聴していた覚えが有る。
    それでも、視聴を止めようなんて思わなかったのはひなたの涙ながらの自分は間違っていない!との台詞が最初にあったからなんだろうな
    この根深い問題を漫画ではどのように描いているのか気になる所
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    投稿日:2020.01.15

  • blackkitty

    blackkitty

    このレビューはネタバレを含みます

    ・44 ひなたが和菓子屋さんをめざすのは、遠い伏線?
    ・47 対局のおやつには、制限は無い?
    ・48 柳原は、後藤と香子のことを知っている?
    ・52 零はひなたの行動によって救われたみたいですが、零≠ちほという酷い現実が。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2018.03.27

  • 夢色

    夢色

    【あらすじ】
    林田先生、二海堂、川本家の三姉妹…。周りの人々の温かさに少しずつ心溶かされ、学校生活・棋士生活の両面で前を向き始める零。しかし、そんな零の心を乱す事件がひなたに振りかかる…。

    【感想】

    投稿日:2018.01.06

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