血の轍

相場英雄 / 幻冬舎文庫
(39件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
5
14
14
2
1
  • 多少は誇張のある警察小説と思うが・・・ストリーは起伏に富み面白かった。

    公安警察(ひたすら冷徹の世界)がここまで個人をマークしているのかと考えると不気味に思える部分はあったが、かって刑事部(ある意味、義理人情の世界)に所属した兄弟分の志水と兎沢が袂を分かち、理解しえぬ関係になるのは痛々しくもある。ストーリーテリングとして読むには面白い小説だが、人によっては苦手な世界かもしれない。殺伐とした刑事vs公安の対立の中で、エピローグが秀逸。続きを読む

    投稿日:2014.06.24

  • 刑事部対公安部

    全体的に刑事部対公安部の話しです。
    前半は事件絡みで進みますが、年代が前後することが多いので、慣れるまで戸惑います。ただ、後半への伏線が色々出てくるのでしっかり理解した方がよいです。
    終盤は刑事部対公安部の泥試合のような展開で、ちょっとがっかりしましたが全体的には面白く読めました。個人的には犯人追跡の方をもう少し読みたかったです。続きを読む

    投稿日:2014.01.31

  • 警察組織の描写に優れるがストーリーのプロットが弱い

    時事通信の元記者だけに警視庁の組織、隠語、施設などについての描写に説得力があり、登場人物の描写も警察関係者については特に冒頭部分においては緻密で、物語に引き寄せられる。反面、事件の大きな構造、犯人の人物像と動機では、今一つ「チンマリ」した話のように聞こえ、説得さに欠ける展開。中盤以降は話のスケールが小さすぎて、登場人物の階級に見合う話になっていない印象。中盤までは星4つだが、後半から2点という感想である。続きを読む

    投稿日:2016.09.19

  • 公安と警察のせめぎあい

    同じ公的機関の情報戦、過去のしがらみ、様々な事を背景に物語は展開していきます。

    それぞれの意地が火花を散らすのですが、一番意地を見せていたのは実は殺された刑事だったように私は思うのです。

    ラストは良かった。続きを読む

    投稿日:2016.12.09

ブクログレビュー

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  • hyuana

    hyuana

    このレビューはネタバレを含みます

    二つの視点とも臨場感があって面白い。それぞれの正義のために自分を犠牲にして活動する刑事に頭が下がる思いで読んだが、公安側の理由が下らなさすぎて、フィクションであってほしいです。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2020.02.16

  • kamitako

    kamitako

    このレビューはネタバレを含みます

    周到に準備された仕込みは、悪意以外のなにものでもない...。水面下の暗闘から互いに露骨に打ち合う怒涛の後半は、そこまでやるか、の応酬で途轍もない。タイトルに納得。最後のシーンに少し救われる。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2019.07.08

  • yoshi2013

    yoshi2013

    刑事部と公安部の公開殴り合いに発展する展開が凄まじい。特にプロローグでのやり取りが終盤で効果的に明かされる場面は鳥肌ものです。
    元警官二人の殺人が不正な株取引や上席のスキャンダルを孕む展開でどんどん深みを増していくストーリー。兎沢の食券の件はちょっと脇甘過ぎで違和感があるかな。組織安泰の為に殺人犯を逃がす公安部は酷いが、公安のスキャンダルをネットに暴露する刑事部もやり過ぎですね。刑事部サイドは内田副総監の犯人との癒着スキャンダルの暴露で一石二鳥だったかもね。
    警察の主要人物達が不幸に見舞われる中でのラストの志水と兎沢の掛け合いがとても印象的。ストーリー中の主人公2人が殴り合い要素がありそうなラストです。
    もう一度読みたくなる複雑な展開です。
    続きを読む

    投稿日:2019.04.14

  • yukisanto

    yukisanto

    警察ものドラマとして面白かった。
    スピード感あるシーンもあり、ドラマ化された映像も見てみたくなった。
    公安の職務に全てを捧げる志水と、刑事の兎沢、それぞれの人生がせつない。

    投稿日:2018.11.17

  • harumisakai

    harumisakai

    このレビューはネタバレを含みます

    最初いかにも公安ものと思える話の難しさと登場人物の多さにページが進みづらかったのですが、中盤あたりからカーチェイス的な激しい時間の動きが組み込まれドラマにありそうな人物も登場し、急に読みやすくなりました。
    少し中だるみするのでもう少し短くてもいいかなとおもいます。
    アメリカの同時多発テロが過去、スマホの流行り始めが現在と描かれているので、この本事態がいつ書かれたものなのか知っていないと過去か今かが最初はつかみづらいです。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2018.06.28

  • シキモリ

    シキモリ

    過去と現在、視点や時系列がコロコロ切り替わるので若干読み難かったが「震える羊」同様に読者を引き込むステリーテラーぶりはお見事。一気読みしてしまった。兎沢・志水両名の意地の張り合いは男として理解出来てしまう悲しさ。肝心なことが置き去りにされ、誰も救われないのも現代の世相でしょうか…。続きを読む

    投稿日:2018.06.20

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