【感想】BLUE GIANT(1)

石塚真一 / ビッグコミック
(69件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
29
24
8
0
0
  • 山から音楽へ、世界は変わってもまっすぐな気持ちは同じ

    石塚先生の前作、岳も紙のコミックを全巻所有してました。岳は、主人公島崎三歩の「山、本当に大好き!」が紙面からあふれて読み手の気持ちまで熱くしてくれる作品でしたが、この"BLUE GIANT"は、舞台こそ山から音楽(しかもJAZZ!テナーサックスもカッコいい)へ変わりますが、「音楽大好き!JAZZ大好き!サックス大好き!」という主人公の熱いまっすぐな気持ちは同じです。周りの登場人物を盛り上げて熱く前向きにするだけでなく、読み手の私の気持ちにも火をつけてくれる作品。紙面からサックスの音圧を感じさせてくれるような表現も迫力あります。高校生のころ「サックスが吹いてみたい!」と思っていたあの気持ちを思い出しました。音楽マンガは結構好きで、「ピアノの森」「マエストロ」「神童」「のだめ」など読んでますが、JAZZを扱っているのは珍しいし、JAZZの理論体系の片鱗の勉強にもなりそうです。歴代音楽マンガの中でも、紙面から伝わる音の迫力はNO.1かもです。続きを読む

    投稿日:2015.04.06

  • 音が伝わる!

    岳で有名な石塚真一の最新作“BLUE GIANT”
    楽器素人の高校生がジャズに魅せられ、ただ世界一のジャズプレイヤーを目指して突き進む。
    筆者がアメリカ留学中に山登りと"ジャズ"に出会ったことがきっかけらしい。

    「音が出せない漫画だが“鳴れ鳴れ”と思いながら熱量を込めて書いている」とインタビューにて答えていたが、まさに絵から音の臨場感が伝わりアツい。

    1巻では、まだまだ物語の序章であり、今後の展開に期待!
    続きを読む

    投稿日:2014.06.22

  • アツい

    巻末の数ページは、将来の関係者へのインタビューになっています。
    そこで将来の姿が暗示されているので、将来がある程度予想できるようになるのですが、
    どうしてそうなるのか、とても気になってしまうわけです。

    主人公のJazzへのアツい気持ちが、決して音が画面から出てくるわけではないのですが、
    なぜか伝わってくるように気がして、主人公から目が離せなくなってきます。
    今後が楽しみな作品です。
    続きを読む

    投稿日:2014.08.10

  • jazzが好きになる!

    読み始めたきっかけは、
    この漫画をきっかけにテナーサックスを購入した友人がいたことです。

    読んでからは、私もjazzの世界に引き込まれてしまいました。

    jazzが好きな人だけでなく、音楽が好きな人、大きい夢を持っている人には
    是非読んでほしいサクセス?ストーリーです。

    もちろん読みやすいですよ。


    続きを読む

    投稿日:2014.10.07

  • 最新巻まで一気読み

    お酒を飲みながらゆったり聴く音楽、どちらかというと退屈かも? と思っていたジャズの印象がガラッと変わりました。作中に出てくる曲を探して聴いてるうちに今ではすっかりジャズの熱さの虜です。本作も『岳』の作者の作品だということで試しに一巻だけお酒でも飲みながら…と読み始めたのですが、飲むのも忘れるほど夢中になり最新刊まで一気に読んでしまいました。次巻が待ち遠しいです。続きを読む

    投稿日:2016.01.10

  • 読者が登場人物とともに成長していく

    バスケに明け暮れる宮本大は、ある日友人に連れられていったジャズのライブでその後の全てが一変してしまう。

    といっても、彼はバスケを辞めたわけでも一気にプロに駆け上がったわけでもない。バスケを続けながら、高校三年間夜の河原でテナー・サックスをひとり吹き続けた。

    ロックばかりが叫ばれる高校生たちの間で、
    ただただジャズという音楽を愛し、孤独に向き合い続けた大。

    そこには鬱屈とした気分や孤独を嫌がることはない。
    サックスを吹ける喜び、楽しみ、日々見つけるジャズの新しい凄みに驚き、ワクワクし続けていく。

    いい音楽、悪い音楽があるのではなく、聴く側がどう聴くかということ。

    喜びを見出そうとする純粋な心に読者は引っ張られていく。
    読者は登場人物たちの演奏が上手になっていくにつれ、音楽の豊穣さに気づいていく。
    続きを読む

    投稿日:2015.05.06

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ブクログレビュー

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  • ゆっぴい

    ゆっぴい

    全10巻読了
    大学生の頃に1巻だけ読んで、なんとなく放置していた漫画 最近、配信でアニメ映画を観て、なぜこれを読み続けなかったんだ……!!となり、電子書籍で購入し一気に読んだ 映画では描かれていなかった仙台編の話も良い 三輪さんとの出会いと別れとか…… 真面目で懸命で若さゆえに危なかっしい主人公たちと、見守る大人達。ジャズという知らない文化。あと、私はやっぱり、雪祈のことが好きなので、続きを読まないわけにはいかないな!!!続きを読む

    投稿日:2024.03.22

  • につ

    につ

    このレビューはネタバレを含みます

    感想
    楽譜も読めずにサックスって出来るものなんだ。これから彼のプロへの道がどう開けるのだろろうか。

    あらすじ
    宮本大の仙台での高校時代から物語は始まる。初めて行ったジャズライブでジャズにハマり、サックスをすることに。楽譜は読めず、いつも土手で我流で練習していた。

    国分町のジャズバーでのライブで、客からうるさいと怒られてしまう。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.02.24

  • tofubook

    tofubook

    ネットで第1部全部が無料で読めたので、読ませてもらいました。
    楽しいというよりは、苦しいマンガだと思う。
    いい家族なのが救い。
    先生がお月謝を取らなくて「おもしろいものを見るのにはお金を払うでしょ」と言うのが良かった。続きを読む

    投稿日:2023.12.25

  • ゆかほじほじ

    ゆかほじほじ

    このレビューはネタバレを含みます

    映画を観そびれたので、原作を読みました。

    好きなシーン
    ・バーナムを預かるシーン
    ・TAKE TWOの壁一面のレコードとママが天気でレコードを選ぶシーン
    ・大が東京の港で吹いてたら屋台船の乗客からリクエストされて初めてのチップをもらい嬉し泣きするシーン

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.11.01

  • yuu1960

    yuu1960

    映画を3月と4月に観た。漫画は連載時に観ていたんだが、単行本を買うつもりになった。結局、数か月かかったが、1~5巻目までを購入。
    あ、お父さんいたんだとか、曖昧だった記憶を確かめる。
    音楽の教師との共演が印象的かな。思ってたより、絵が粗い印象。雪折はもっと大人びた顔をしてたと思ったんだが。
    だけど、演奏シーンは引き込まれるよ。凄い。映画のお陰で具体的な音も頭に浮かぶようになったしね。
    続きを読む

    投稿日:2023.08.07

  • かわさき

    かわさき

    全巻分の感想。
    大という特別な人間を取り巻く人々、それぞれのあり方でジャズに関わる人々の描かれ方がとても良い。
    雪祈がdisられるシーン、苦しいけど良いし、disった方のその後もよい。
    このマンガはいい人しか出てこないから、登場人物たちが耐えられないような悲劇に遭っても、なんというか、安心して読めてしまう。続きを読む

    投稿日:2023.05.23

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