【感想】上と外(下)

恩田陸 / 幻冬舎文庫
(112件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
34
40
27
2
1
  • 説明文の、息をつかせぬ面白さはホントだった

    読んだのはもう数年前。本当はもう一度読み返した上でレビューを書きたいところですが、未だレビューがついておらずこの本の面白さが伝わらないのはもったいないと思ったので、思い出しながらレビューします。まず、「面白い」本であることは間違いないです。一気に読みました。特に、伝奇、謎解きが好きな人は心底楽しめると思います。南米の遺跡を舞台にした兄妹のサバイブを描いた作品ですが、遺跡の描き方が上手くて巨大で複雑な遺跡の暗さや黴の匂いまで感じられそうなリアルさがあります。兄妹のサバイブの仕方も単なる冒険劇でなく、伝奇好きをうならせる謎に満ちた設定で、恩田陸さんらしい不思議な別世界に連れてってくれます。この一冊で伝奇、ミステリ、アクション、歴史、サバイバル等盛りだくさんの要素が楽しめる傑作エンタテインメントです。続きを読む

    投稿日:2014.03.17

  • とてもワクワクさせてくれた!

    グアテマラがモデルで、という話だったので、グアテマラという国に対する興味が俄然湧いてしまった。それにしても、ものすごいスーパーキッズだった。実際、子供の可能性ってこのくらいすごいもんなのかもしれない、て思わされちゃうからすごい。続きを読む

    投稿日:2018.06.14

ブクログレビュー

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  • 栞子

    栞子

    重苦しい内容のようであって非常に読みやすく、引き込まれてしまう。次の展開が気になり、物語の運び方も関係性の描き方も面白い。飽きない。

    裸の勇者という曲とあまりにもぴったり合うと思う

    投稿日:2024.02.14

  • saga-ref

    saga-ref

    下巻はマヤ遺跡の地下でのレンとチカの動きが中心。この物語の主題がここにありそうだ。成人式で王(ジャガー)と闘うレン。地下水路で迷子のチカ。父母の兄妹救出劇。時々ネットの地図サイトを参照したが、シティとティカルは相当距離が離れていたり、ティカル周辺には火山がなかったり、と著者が架空のG国と表記した理由が分かった。作中ではレンもチカも心の中で自問自答するくだりがあるが、自分的にはリアリティを感じなかった。終盤の大団円という結末は、やはり青春小説だったのだな~続きを読む

    投稿日:2024.01.16

  • kikurage

    kikurage

    数年後の連とニコのやりとりをもっとみたい気もした。壮大でハラハラドキドキの展開に読むスピードが上がったし、遭難したら役立ちそうなことも書かれていて、そこも実用的で読んでいて楽しかった。

    投稿日:2023.09.07

  • hemulen

    hemulen

    上巻に書いてあったのに、兄妹が、中学生と小学生だったことにびっくり。もう少し年長かと。

    後半から疾走感出てきた。
    超ハードモードな夏休みの冒険。

    投稿日:2023.08.13

  • 宮田

    宮田

    このレビューはネタバレを含みます

    最後はいきなりアッサリ終わったけど、そこに至るまではハラハラして楽しめたので、疾走感味わいたいなら良い気がする。中身を求めたら山もオチも意味もないかも?

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.07.10

  • Rita

    Rita

    中米に集合した家族がクーデターに巻き込まれ子供2人が密林に投げ出される話。子供達の判断力行動力が凄すぎる、私なら即死だったなと思うしかない。不安や恐怖がダイレクトに伝わりこちらまでドキドキハラハラする。儀式怖すぎやん?描写に引き込まれいまだに怖いもん。続きを読む

    投稿日:2023.07.04

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