【感想】夫婦善哉

織田作之助 / 講談社文芸文庫
(10件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
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ブクログレビュー

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  • よちえ

    よちえ

    いったいいつ、
    このようなどうしようもない男を捨てるのかと思えば結局捨てない┐(´д`)┌ヤレヤレ

    ストレスたまりました私にはわからん。

    投稿日:2020.07.26

  • librarylovers13

    librarylovers13

    最近NHKでドラマにもなりました。柳吉と蝶子の夫婦がドタバタをくり広げる物語です。柳吉のクズ男っぷりがすがすがしいほどにくたらしいですが、現代にもこんな男は山ほどいるのかと思います。

    九州大学
    ニックネーム:来見田仁志続きを読む

    投稿日:2013.11.05

  • Yoshiki

    Yoshiki

    以前追突事故に巻き込まれた時のこと、修理中の代車にはラジオしか付いておらず、そこから聞こえて来たのが収録されている『放浪』の朗読でした。

    作品から漂う当時の大阪の下町の雰囲気に魅了され本を購入。
    学生生活(2回目)を過ごした大阪の下町の大正~昭和の風情の描写が秀逸で、小説の登場人物の放浪に合わせて馴染みの地名が登場する度に郷愁をかき立てられるのでありました。

    表題の『夫婦善哉』では維康が天牛書店に通うシーンが出てきますが、
    この天牛書店は下宿先から徒歩1分と、僕が学生時代(1回目)に大変お世話になった本屋です。(店は移転していますが)
    最近読んでる本にも、ここで買った本が多いです。
    続きを読む

    投稿日:2013.02.01

  • kazuosogou

    kazuosogou

     「夫婦善哉」は、発表当時東京文壇から批判されている。皇国史観もなければ左翼思想もない、と。その言葉の裏には、この戦時下に「あかんたれ」の男が「しっかりもん」の女に浮気して、いちやいちやと食べ歩いているような小説はけしからん、との軍部の意向が反映していた。
     しかし、好いた同士は形式はどうあれ一緒にいたい、うまいもんも食いたいし、うまいもんに格式も何もないやないか、とズバリ本音を言ってのける織田作に、戦時下の大阪人は拍手を送った。
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    投稿日:2012.04.24

  • すかしかしぱん

    すかしかしぱん

     とにかく疲れた。

    しっかり者の芸者蝶子が、駆け落ち相手である若旦那柳吉のしょうもない所業を許すたびに、「そんなの許すかなぁ。」とイライラし、終いに「(柳吉、)この甲斐性なしのアホが!」と何度言ったかわかりません(笑)。

    この作品が世に送り出されてから半世紀以上経つけど、人間なんてそう進歩しないもんさと思ったほうが、楽に生きられるぞ。と、作者 織田 作之助が語っているような気もしましたが・・・・

    あーーー、全くもって受け入れられないねっ!
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    投稿日:2010.02.14

  • ダラヲ

    ダラヲ

    何が面白いんだろう?
    よくわからないまま、でも、面白いな〜と思って読み進めてしまいました。
    出てくるのはしょうもない人だし、そのしょうもない人と一緒になる人も周りの人もしょうもないのだけれど、その世界がなんか面白いのです。
    文体とかキャラとかそういうのを超えて、この世界が面白いのです。
    やっぱり作之助はすごかったな〜と思って、なぜ今まで読まなかったのか、いや、この年で読むからこの世界が面白いのか、なんて、ぼんやり思ったりする時間も幸せでした。
    続きを読む

    投稿日:2008.03.03

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