夢の島

日野啓三 / 講談社文芸文庫
(5件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • nekotuna

    nekotuna

    古本も置いてある立ち飲み屋にて、友人の力説にほだされて購入。

    これは文学における都市論である。
    都市の見方を変えてしまった(スケールの変更というよりは、意味の変容だが)人間の物語。
    この作品が書かれた当時の東京の姿はすでに存在しない。
    それでも今でも通じる都市論になっていると思う。
    そして極めて文学的であることも付け加えておきたい。

    処分日2014/09/20
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    投稿日:2018.10.14

  • riglavi

    riglavi

    最初は、何となく自分を探す孤独な中年男性が若い女性に惹かれて、というありがちな話かと思った。そのベタな構成でも、物・都市・自然の渾然一体とした生命力や、自分の外と内がつながってくるようなビジョン、細部と構造の連結が面白い、と思っていた。都市の循環。
    冒険物としての楽しさもあり。人工物と生物とが交じり合ったイメージの不気味な美しさもあり。思わぬどんでん返しの筋書きの面白さもあり。
    非常に充実した読後感であった。
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    投稿日:2015.10.18

  • 翠子(みどりこ)

    翠子(みどりこ)

    大好きなんですよね〜大沢在昌。ちょっと色を変えて。


    24年間、連絡のなかった父の「遺産」を巡る争いに巻き込まれる、フリーのカメラマンの主人公。遺産とは何なのか、夢の島とは何なのか…糸を手繰り寄せながら、敵なのか味方なのかもわからない人間の中でついに夢の島までたどり着く、という話。


    ひとつも飽きさせないところがいいです。実際、こんなに行動力あるやついねーよ!と思うけどそこは笑。あっさり正体バラしたり、主人公の憶測どおりに事が進んだり、ご都合主義な感じはあるけどとにかくキャラが魅力的で引き込まれる!
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    投稿日:2011.11.25

  • 38

    38

    後半の生命力の生い茂るむせ返るような描写より前半の無機物めいた乾いた記述の方が好みではあります、が面白かった。幻視的です。

    投稿日:2011.11.12

  • block

    block

    「戦争のあと一切の神がかり的なこと、迷信的なことはもちろん
    まともに宗教的なものにさえ反発を覚えてきた」

    という主人公(建設業者)が、拡大を続ける80年代の東京を偶像視するという小説

    これはデカダンスか、それとも耽美主義か
    あるいは、単に自覚のない、無責任なだけのナルシシズムか
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    投稿日:2010.11.01

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