【感想】覇剣の皇姫アルティーナIII

むらさきゆきや, himesuz / ファミ通文庫
(9件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
4
3
2
0
0
  • 知力、容姿、求心力全てがそろったラトレイユがすごすぎ!

    アルティーナの目標は皇帝になって戦争のない国にすること。
    この3巻ではアルティーナの政敵が登場します。
    部下に寛大、剣を向けた妹を不問に付すなど兄ラトレイユの器の大きさに感服します。
    反対に妹アルティーナはすぐにカッなるなど、どう背伸びしてもラトレイユには勝てないですね・・・。
    ドロドロした雰囲気を予想していたんですが、中身は意外とスッキリしています。
    宮廷での話がメインなので大きな戦はほとんでありません。あっても小競り合いくらいかな・・・。

    戦好きな人には物足りないけど、今後の展開に影響を与える話なのでぜひ読んでください。
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    投稿日:2016.09.14

  • 王宮で権謀術数をめぐらせます

    宮廷の話です。1巻、2巻ほど派手な話ではありません。こういう話は少女向けのラノベだと定番なんですが、少年向けだと珍しいように思います。

    展開も少女向けの宮廷小説に似ていて、完璧超人だけど相手を毒殺しちゃう兄殿下とか、やり手の商人《南部の雌狐》とかが、優秀なメイドなどと絡みながら陰謀をめぐらせます。これが少女向けラノベなら、最後は陰謀を退けた主人公達の熱烈抱擁になるのですが、少年向けなので最後は活劇となります。

    策謀渦巻く宮中劇でも、合戦でも、レジス大活躍でした。アルティーナは相変わらずちょっとアホの子ですがアクションは凄いです。

    本巻ではこの後も重要な役割を果たすだろうキャラがいっぱい出ました
    ・ラトレイユ 第二王子です。強くて頭が良くて愛国心一杯で人格者で冷酷です。敵にふさわしい
    ・ジェルマン ラトレイユの片腕です。レジスに常に苦杯をなめさせられそうな、気の毒なオーラがでています
    ・エディ 有力貴族です。アルティーナ顔負けの武術と宝剣を持ち、アルティーナとどっこいのアホです
    ・南部の雌狐エレアノール 豪商です。旦那が3人いるそうな。レジスはやはり年増ごのみなのでは?

    宮廷小説をうまく消化してあって、楽しめました。
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    投稿日:2013.11.16

  • 話が進みます

    今回は戦場の策略の話ではなく、宮廷、政治の策略の話です
    ただ策略といってもそんなに複雑じゃないので、バカな自分でも理解出来ました

    今回、国内間の決着が一応ついて話が大分進み、この後隣国との戦争が激しくなりそうなので、次巻に期待です

    あと、主人公は着々とハーレムを築いてます
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    投稿日:2013.11.26

  • 舞台は王国

    今回は今後キーになるべき主要人物がたくさんでてきます。この王国が如何に不安定な状態なのかがよくわかります。
    王宮という華々しい中での庶民のレジスは後手を踏むがその結果どうなるのか?
    レジスのすごいところは自分の欠点をわかっていながら、それでもなお考えることをあきらめないその強さ。その辺がおもしろいです。軍師の優雅なイメージではなく、まっすぐな姿がすごく好感がもてます。
    この巻の一番の見どころは王宮に行くときアルティーナがレジスと二人になれずに素の自分を出せない。その我慢が切れた瞬間のアルティーナが可愛い。メイドさんの毒舌もキレキレです
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    投稿日:2014.01.31

ブクログレビュー

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  • bukuroguidkodama

    bukuroguidkodama

    この作者はすごく上手だが
    小説書きというより構成作家や編集のように
    他者の作品に手を入れるほうが向いているのでは
    それくらい場面描写の取捨選択が抜群にうまい
    素晴らしい
    小説としてはふつう

    投稿日:2018.10.26

  • 中山バスター

    中山バスター

    辺境に追いやられた皇姫アルティーナと読書狂の青年レジスの覇道戦記ファンタジーの第3弾
    今回は建国記念祭におけるアレコレ

    ラノベっぽくない内政の話で最後の方までこんな進め方でいいの?と思ってたけど、最後はレジスっぽさがでて楽しめました。
    登場人物も増えてきたので最初のページで人物紹介があったのもよかったし、続き物なので前回までのあらすじを振り返ってたのもよかったですね!

    個人的にはクラリスの存在がいいなと思う。
    色々中和してくれているので戦記物なのに固くなり過ぎないんだろうな。
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    投稿日:2014.08.29

  • 明太子

    明太子

    このレビューはネタバレを含みます

    評価:☆4

    覇剣の皇姫と読書狂の青年が織り成す覇道戦記ファンタジー第3弾。

    今巻は宮廷での後継者を決める権力闘争というラノベでは一風変わったお話。
    皇族と貴族の思惑がぶつかり合います。
    オーギュストの真実とか13メートルジャンプとか突っ込み所はあったけどまぁ面白かったかな。
    レジスの策がハマりアルティーナの立場がググッとアップ。どんどん目標に近づいていってていいね。

    しかしアルティーナはもうすっかりレジスにデレデレだね。
    一軍の長としてあれはどうなんだろうと思わなくもないw

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    投稿日:2014.04.17

  • 薄螺羽蜻蛉

    薄螺羽蜻蛉

    3巻では戦争からちょっとはなれ、宮廷内での権力・派閥争いに焦点が当てられている。
    派手さはまったくないが、他の戦記ラノベとはちょっと違う異色の作品になりつつある。
    白狼の追撃をかわすシーンで「司令官が間抜けだったから」という理由をつけてきたところにちょっと好感。
    こういう作者の機微は好みだったりする。
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    投稿日:2013.12.31

  • carele-smith

    carele-smith

    最近また流行ってきた異世界ファンタジーの中でも注目作品のひとつ。
    でも意外と読まれてない…もっと評価されるべき!

    よくシリーズ物の見極めで3巻まで読んで~
    みたいな表現をよく聞きますが、
    これって3巻でビックウェイブがくる作品が多い
    からなんですかね。

    アキネ会の日常
    覇剣の皇姫アルティーナ3 (けーた)
    http://blog.livedoor.jp/akinator/archives/29871860.html
    続きを読む

    投稿日:2013.07.02

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