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深水黎一郎 / 講談社文庫 (11件のレビュー)
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sho3dai
視覚的な美しさ。見立てとして見たときにうまくいってるとは感じないが、一点に収束し一気に盛り上がるクライマックスは著者の美しい文章も相まってか涙腺が緩む。
投稿日:2018.06.15
ayana
オペラが題材とはどんなもんだいと読んでみた。 有名になり、事故で妻を亡くしたテノール歌手の話。 そんなにミステリー色は強くないが読み応えのある作品。 ラストが素晴らしい。全てはこのラストのためにあ…ったのだ。 ラストの情景が目に浮かぶ。 まさに芸術ミステリーです!続きを読む
投稿日:2016.06.04
housekeeperz
若干いろいろ詰め込み過ぎな感じがしなくもない。オペラのうんちくはともかく女医さんのくだりは主人公のクズっぷりが鼻にもついたしなあ。 その辺を除いたら綺麗にまとまった一冊だとは思うんだけど。 ていうかぽ…っと出てきただけの探偵役が一体なんなんだろうと思ったらシリーズ探偵的な人物だったんですね。知らずに読んだので「うわなんだこいつ急に」くらいに思ってしまった。続きを読む
投稿日:2015.11.16
りょってぃ
本書は『トスカの接吻』のサイドストーリーに位置付けられます。 物語では、念願叶ってジークフリード訳を射止めた主人公が、舞台で喝采を浴びるまでの苦悩や葛藤が描かれています。 こうして書いてみると、およそ…ミステリっぽくないのですが、そこは芸術探偵シリーズで卒のない作品を産んできた作者のこと、細かな伏線、暗示的な描写などで、胸打つミステリに仕上がっています。 しかし、実を言うとミステリとして読まない方がより本書を楽しめるような気がします。作者の名前的に無理な注文でしょうが、ひとまず物語の流れるままに、文字を追うような読み方をオススメします。 ラストのジークフリードを演じる主人公の姿は、読者である僕も思わずスタンディングオベーションを贈りたくなりました。続きを読む
投稿日:2015.05.24
ちょむ
オペラの内容がメインの芸術探偵シリーズ。 最後の方まで、事件性を感じさせず、実は事件が起こっていたという仕掛けが面白かった。 オペラについて、多少詳しくなれる。
投稿日:2014.04.21
toca
オペラを主題にしたミステリ……ではあるが、メインは被害者とその婚約者だった主人公の心情や機敏だった。 というわけで、純粋な謎解きという意味ではやや消化不良の感があるが、著者の狙い自体もそこには無いこと…もあって、小説としては面白かった。特にクライマックスであるオペラのシーンは迫力がある。続きを読む
投稿日:2014.02.04
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