【感想】空-HOLLOW- 硝子の街にて(6)

柏枝真郷, 茶屋町勝呂 / 講談社X文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

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  • ノブ、行動す。

    シリーズ第六弾。買物ツアーの最中に、客の1人が姿を消す。他の客から、偶然に会った知り合いとどこかに行ったようだ…と聞いたノブと清美は呆れながらもツアーを続行するが、その知り合いは、強盗殺人で手配されていた人物だった。事件は…んー、浅慮だよなぁ。自己中心的にしか思えなかった。
    そんなモラトリアムな若者にシンクロし、ノブは自己嫌悪を募らせていくが、ラストには自分自身を見直す為に行動を起こすノブ。次作が気になる…寧ろ、シドニーへの試練じゃないのかそれ…と、思ったりもするけどw
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    投稿日:2014.06.06

ブクログレビュー

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  • 長月朧

    長月朧

    このレビューはネタバレを含みます

    再読。
    [そら]でなく[から]と読む副題。
    ノブが自分のアイデンティティーに関して鬱々と悩んでいます。自信のなさからくるというか、自己否定ほどではないですが、自己肯定がうまくいかない。
    生きてるひとの大半が、自分はなんであるか、という問いに明確には答えられないとは思いますが、悩んでるときにはどんな周りの声も素通りというあるある展開。
    前巻でのシドニーの告白がすこしは絡んでますが、恋愛の前に自分探し。なかなか道は長い(笑)

    ノブは、よい大人になっても思春期の子供のようだと自らを表しますが、大抵の大人がそんなもの。ただ普段はそれを見ぬふりしてるだけ。

    次は舞台に日本が大きく絡んできます。

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    投稿日:2019.06.26

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