新刊・予約
ランキング
セール
特集・キャンペーン
ジャンル一覧
詳細検索
0
高橋克彦 / 講談社文庫 (24件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
yakitori
3
題名で損してるよな
最近、伝奇小説はめっきり廃れてしまいましたが古くは半村良の「血脈」シリーズや荒巻義雄の「空白」シリーズなど名作ぞろい。本書もなかなかの名作で電子版ではわかりませんが優に普通の小説の2冊分のボリュームが…あります。前半はテレビ局に持ち込まれた自衛隊によるUFO隠蔽工作ネタを追ってのTVデレクターの話になりますがこれがかなりリアルでめちゃめちゃ面白い。途中から話が二転三転して謎が謎呼ぶ展開に先が知りたくてやめられなくなります。またオカルト雑誌「ムー」が好きならうんうんと頷けるキーワードが満載でコンドン委員会、ブラックメン、ナスカの地上絵、ピリ・レイスの地図、ピラミッド、極移動などなど次から次へと出るわでるわ。しかしそれをうまく物語に溶け込ませているので違和感なく読めてしまうあたりはさすがだ。 発表当時、作者はミステリー畑の人間だと思っていたのですが、なかなかどうしてこれだけのネタをぶち込んでの物語を破綻なく成立させるあたりはSF系もいける作家だとうれしくなった。この後「竜の柩」シリーズも書いてるしね。 ただ後半部分に関しては前半とのギャップがあり「超能力戦」になってくるので結構違和感があるのはやむを得ないかなとは思う。 が前半部分だけでも本書は読む価値アリ。最近はこのような正面切っての伝奇小説がなかなか書かれなくなり寂しい限りだ。続きを読む
投稿日:2014.05.21
報告する
"powered by"
しんめん
600p強の大ボリュームで、歴史や伝記の偉人(異人?)が好き放題暴れ回り、展開も自由奔放でまさに何でもありなSF大作。 とても悔しいが、何も考えず楽しんで読んでしまった。こんな内容で何作も続くとの事…で、続編は敬遠してしまっているが、SF物としてはかなり面白い部類かもしれない。続きを読む
投稿日:2023.05.26
Bookrium
高橋作品のジャンルの1つである「古代史ファンタジー?」の大作。 読んでいて疲れますが、この何でもあり感が唯一無二でいいと思います。
投稿日:2019.05.19
advicekiyomidosu
地球を奪おうとする死ぬことなき阿黒王が世界中からヒーローの死体を復活させて、自在に操り地上の政権を奪おうと暗躍するが、天から使命を受けた血のつながりなき兄弟が、命を何度も復活させて、その企みから救おう…とする物語。 実在する英雄が、悪役となり死なぬ体で戦う様はグロテスクでもあったり。 何しろ、何度も何度も戦うのだが,全巻読んでも決着しない。 どうしてくれるんだ!高橋さん,,,.不完全燃焼だよ~~。続きを読む
投稿日:2019.03.02
k
なんかもうUFOやら宇宙人やらピラミッドパワーやら民俗学やら、一冊読むうちに、それなりに語れそうな気がしてしまうほどの情報量。 少し引いてしまいそうなネタなのに、つい「へええ」って聞いてしまう。 これ…はこれで終わったのだろうから、続篇は、また「やり直し」た時の話なのかな?続きを読む
投稿日:2017.06.03
hisataroh
ちょうどこの時同時に読んでいた柳田さんの「遠野物語」とリンクする部分が多く、シンクロニシティを感じたのを覚えています。東北地方の不可思議さにも関心をもつきっかけになりました。普通のSFとしても一級品と…思います。続きを読む
投稿日:2017.01.19
ふるとき
このレビューはネタバレを含みます
『青夜叉』『星封陣』に続いて挑んだ高橋克彦作品。 何でもアリ過ぎてレビューが書ききれない。 トンデモではあるかもしれないが、一気に読み終えた。
投稿日:2016.04.30
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。