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ひろさちや / 角川oneテーマ21 (4件のレビュー)
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medamaoyaji
「思うがままにならないこと」を思うがままにと願うところに苦しみがあるという真理を「明らめる」ことこそが、諸行無常を生きるコツである、という内容。 「諦め」は未来の問題、「明らめ」は現在の問題」。 … p.134で「スッタニパータは出家至上主義の『小乗』経典だから自分は賛成できない」と述べながら、引用されているのは『小乗』と禅語が多いのは何故だろう。 この本の骨子となるべき教えを説いた釈尊(釈迦牟尼世尊)を「釈迦」と呼び捨てにし、今では「上座仏教」と呼ぶのが一般なのに「小乗」と書いてみたり。 全体的に「上から目線」なのががちょっとイタイ。続きを読む
投稿日:2018.11.04
yoshio2018
○一夜賢者の偈 過去を追うな。 未来を願うな。 過去は既に捨てられた。 未来はまだやってこない。 だから現在のことがらを、 現在においてよく観察し、 揺らぐことなく動ずることなく、 よ…く見極めて実践すべし。 だだ今日なすべきことを熱心になせ。 誰か明日の死のあることを知らん。 「マッジマ・ニカーヤ」続きを読む
投稿日:2018.10.11
bergkamp1969
個人的には文体が得意ではなかった。ところどころ良いところもあったが、内容は散漫として話が飛ぶことがあり、重要だと思っているのかもしれないが重複も多い。我慢しながら読み進めたが、途中、「私はそう思わない…」という否定から、著者の自説の提示という流れにが続き、苦痛だった。諦めと明らめを区別するべきという言わんとしていることはわかるが、言葉遊びの印象は拭いきれなかった。病気などに対する理解も宗教家特有のものなのか、私には全く理解できない点があった。続きを読む
投稿日:2011.12.31
muflatwell
真面目な聖☆お兄さん(ユーモアまではあり)と言えなくも… 仏教を中心とした宗教全般について、逆説やユーモアを交えながら分かりやすく解説している作家のひろさちやさんの本。 平家物語の「諸行無常」から…、無常観と無常感の違いをテーマにしていく。 仏教的には「生者必滅」だが、平家物語は良清盛 が滅びるテーマだから「盛者必衰」になっている。 しかし、 無常観とは「あるがままを愛する事」であり、変わったから感情が変わる事は無常ではない、と定義している。 作者はその中で、「無常とは変化」と定義して、無常観=諦める事、無常感=明らめると再定義して、あきらめるは明める、つまり思うようになる事とそうでない事を明らかにして、出来る事を努力するようにする事を言っている。 特徴は、努力する事ではなくて、努力の及ばない範囲(仏教理論での合理性?)を明らかにすることの方を優先している。 作中で語られる仏陀とイエスの姿は、なんとなくだけど聖☆お兄さんの二人を凄く連想させる。 ただ、背景での経済成長の無意識の前提はやはり気になった。 気にしすぎかもしれないけど、最近60歳を超える方の本だと気になる。 その中で本質をちゃんと見なければ。続きを読む
投稿日:2011.10.14
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