【感想】銀河英雄伝説1 黎明篇

田中芳樹 / らいとすたっふ文庫
(32件のレビュー)

総合評価:

平均 4.7
25
3
4
0
0
  • 銀河を手に入れる!

    ヤン・ウェイリーとラインハルト。トリューニヒトとヤン。皇帝とラインハルト。そしてフォークとヤン。
    一巻目で主要人物が躍動して二巻以降を形作る胸躍る作品です。
    最低の自由主義と最高の帝政のどちらがよいのか。アシモフ先生のファウンデーションにも通じる、ギボンのローマ帝国興亡史に手本を取ったスペースオペラの名作です。
    魏徴の歌にあるように筆を捨て戎軒を事とするのは空想の中では美しいものです。ですが、現実はその美しさの中に棘があります。この作品はその美しさにあえて棘を交えた良作です。
    一度通読した後、もう一度読み直すとどこまでが作者の計算だったのか分からなくなります。
    フォーク准将の戦功が光る一冊でした。
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    投稿日:2016.03.04

  • ヤングジャンプ連載開始

    ヤングジャンプ連載開始したのですが、あれ?原作の書き出しどんなだったかな?と、思い立って本屋に行ったものの、探せど捜せど見つからない!ブックオフもみたけどバラバラで大人買いできない!それもそのはず30年前の作品ですものね。
    てなわけで、ここでまとめ買いしました。いやいや、便利な世の中になったもんです。
    内容は言わずもがな、名作です。高校生の頃と変わらず、本編と外伝を一気読みですよ。
    いや~おもしろかったです!
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    投稿日:2016.01.27

  • 何度でも読める

    本来私は、同じ本を2回読まない派です。

    しかし、いくつかの本は例外として何度も読み返します。

    銀英伝はその中でも、最たるものの一つです。

    今回電子書籍でダウンロードしたからには、更に読み返しに拍車がかかると思います。

    私はヤン派です。
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    投稿日:2014.12.30

  • 憎たらしい『敵』を討ち晴らす爽快感

    30年も前の本でしたか。感慨深いものがあります。
    今読んでも古臭さは感じさせませんが、若い世代が黴の生えた古臭い勢力や慣習を打ち砕いて新しい時代を作るという構図は、まだまだ若い世代に勢いのあった時代の本ならではという感じで微笑ましい。
    そういう中で、権威欲、自己保身、正義の押し売りといった如何にも憎たらしい『敵』を作り上げては読者に義憤を抱かせ、それを格好良い主人公に晴らさせるという手法を巧みに用いている所は流石の一言。
    分かっていてものめり込んで、主人公に肩入れしたくなります。
    氏の作品は本当に読ませられます。
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    投稿日:2014.09.28

  • 壮大なスペースオペラの中の

    全体的には壮大なスペースオペラですが、細かい話は人間同士の関係性やその人の人間としての魅力や汚さが簡潔に書かれている、人間の物語。

    投稿日:2014.08.29

  • 相反する施政だが 共通の思想を持つ英雄二人の戦い

    相反する施政だが 共通の思想を持つ英雄二人の戦い
    言わずと知れた名作ですね。
    私の場合、恥ずかしいですが、書籍→映像→書籍でやっと人物像と人物名を把握しました。そうすることで、この作品は登場人物の性格付けの設定がとても良く出来ていると改めて思う次第でした。兎にも角にもSF好きの方には、ぜひ、読んで欲しいですね。
    ・・・
    ・・・いい作品と思うのだけど 私の反面の一言、
    ・・・運命には逆らえませんから・・・いや、病には逆らえませんから・・・。
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    投稿日:2014.06.24

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