【感想】図説 絶版国鉄車両

松本典久 / 講談社+α文庫
(1件のレビュー)

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  • 源氏川苦心

    源氏川苦心

    国鉄(JNR)が分割民営化されたのが1987年のこと。
    一般的に鉄道車両の耐用年数は20年凸凹とされてゐます。即ち国鉄末期に造られた車両も、既に廃車となつてゐたり、現役であつても第一線から退いて細々と走つてゐる情況であります。
    そんな消え行く(消え去つた)国鉄車両を解説しつつ、著者が乗車したルポを再録してゐます。懐古。

    新幹線・特急型電車・特急型気動車・急行型電車・急行型気動車・通勤近郊型電車・客車の各章でお馴染みの国鉄型車両を紹介してゐます。
    このうち、現在「急行型」といふのは、新造はされてゐません。急行といふ種別そのものが絶滅危惧種となつてゐます。急行と名乗ると、乗客の受けが良くないみたいです。ハイレベルな急行よりも、しよぼい特急を選ぶといふことで、JR東日本は未だに185系電車を駆使してゐます。なめられてゐますね。

    また、ここでいふ「客車」とは、自らは動力を持たず(自走できない)、機関車などに牽引されて走る昔ながらの客車を指します。これも一部夜行列車を除けば、殆ど走つてゐないのです。「汽車」も死語になりつつありますね。
    私は基本的に、鉄道は新しい車両、施設の方が良いに決つてゐるといふ考へですが、本書を読むとあの時代がよみがへつて来て、一掬の涙を禁じ得ない(少しおほげさ)のであります。
    あ、昔の方が良かつた点が一つありました。国鉄時代のJNRマーク、あれは格好良かつた。現在の「JR」のロゴは何とかなりませんか。あまりにも緊張感がないマークですね。今さらですが...

    http://genjigawakusin.blog10.fc2.com/blog-entry-226.html
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    投稿日:2011.12.06

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