魂にメスはいらない ユング心理学講義

河合隼雄, 谷川俊太郎 / 講談社+α文庫
(25件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
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9
1
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ブクログレビュー

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  • 脈拍

    脈拍

    河合隼雄さんと谷川俊太郎さんが、ユング心理学の基礎知識や周辺について語る。

    殺人犯となってしまった少女を診ることになったら、その人を殺人者とするのか患者とするのか、という谷川さんの問いに、「僕は殺人者か患者かというくくりにはあまり関心がない、それよりそうまでして生きなければならなかったその人の役に立てるかどうかを考える」と答える河合さん。
    なんて人だろう。涙が出た。
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    投稿日:2020.02.18

  • もおりい

    もおりい

    日本における分析心理学の第一人者である、河合隼雄さんと、谷川俊太郎さんの対談集。
    内面を探るための様々な手法「夢」、「箱庭」、「ロールシャッハテスト」等、それは、自我コントロール下にある覚醒時ではなく、自我コントロールが弱まってい状態時に本来の内面を探ろうとする取り組み。アルコールや麻薬、脳の機能の一部が失われることに伴う幻覚で夢とは仕組みが違う。
    日本人は西洋人にくらべ、みんな依存するのが好きであり、依存と独立のバランスが重要。

    『病気は個人の問題なんだけれども、ほとんどみんな社会的なひずみをせおっていると思うんです。』p236
    『ぼくが憂鬱になっているということは、ぼくの心の中で何かのうごきが止まって動かねばならないところが動いていないわけです。』p240

    ところで、今日昼寝をしている時、「デパートで素っ裸、慌ててトイレでシャツとパンツをはく」という夢を見たワタクシ。その深層心理がキニナル
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    投稿日:2017.10.21

  • より

    より

    図書館で。実は河合隼雄さんの本って読んだことないな、と借りてみました。

    グレートマザーが戦時中天皇陛下であった、というくだりはなんだかすごく納得しました。生かすものであり殺すものである、かぁ。
    自我と自己というのも難しいですね。自我があるから自己があるような気がしますが自己というものが選んだからこその自我なのか。考えると色々ドツボにはまりそうです。
    そして谷川さんの受け答えも深いなぁ。創作する人はここまで自分の魂に入りこんでいかないとイカンのかぁとも思いました。どちらにせよ両人ともただものではないですね。(いや、実際ただの人ではないんですけれども)
    面白かったです。
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    投稿日:2016.10.28

  • 講談社+α

    講談社+α

    つまずくこともある。病むこともある。自分の内にありながら、どこかとらえどころのない人間の心。“魂の医者”カール・グスタフ・ユングがひもといた人間心理の謎を、日本を代表する“こころの専門家”と“こころの表現者”が、深い独自のまなざしでたどり、見つめなおす。魂の根源に語りかける名講義録。続きを読む

    投稿日:2015.05.26

  • rafmon44

    rafmon44

    立ち止まって死について考えてみる。そんな機会は日常では中々ないから、こういう本を手に取って、魂について考えてみる。心理学でその人の事がよく分かるという。そうだろう。人間は、思っている以上に単純な反応で構成されている。しかし、この本は、何をしたいのかが、よく伝わらない。続きを読む

    投稿日:2015.02.08

  • haruharudiary

    haruharudiary

    もう5月くらいに読み終わってるだろう本・・・
    いろいろ忙しくて感想アップが遅れております(苦笑)

    河合氏、谷川氏の対談のような形で進んでいく本です
    お二人とも似た考えの持ち主なのか、途中「これはどちらが言ってるの?」となるほど(笑)
    一回読んだだけじゃ、なかなか理解は難しいですわ

    今回、付箋が付いているところを抜き出してみると・・・

    ・心理療法家として患者に向ける理論の刃は、とりもなおさず治療家自身に対しても向けれていることを
     しばしば強調します(p3)

    ・治療者となる者は自分を知ることが大事だから、みずから分析を受けなければならないと書いてあった
     わけです(p26)

    ・治るときは誰しも苦しい歩みを続けるのだから、そこに付き添う人があることは測り知れない大きい
     意味を持つのです(p67)

    ・その人の隠されている自己治癒力というんですか、いわばそれに対して大変な敬意を表しているんですね(p68)

    ・自己というのは自分のものであって、なおかつ開かれているものでしょう。ある一人の心の中に自己治癒の働きが
     生じるということは、周囲の人にも何らかの変化が生じているわけです。つまり一人だけが変わるということは
     あり得ないので、家族が変わる、先生が変わる、あるいはクラス全体が変わるというようなっことが実際に
     起こってくる(p239)

    ・ぼくはそういうネガティブな感情も、あるものはあるとして率直に受け入れる方が、全体としての
     インテグレーションがうまくいくんじゃないかと思っているんです。だからネガティブなものもポジティブな
     ものも同時に働かせながら、どう全体として統合するかが問題なんじゃないでしょうか(p244)

    ・ぼくは心理療法を学ぶ学生によく言うんです、どんなにおもしろくないことからでもおもろいことを見つけだす
     才能がわれわれには要ると。ぼくらが会う患者は、いつまで経っても一進一退の症状のまま一年以上もほとんど
     変化がないという人が多いでしょう・・・中略・・・そういうふうに、ぼくは自分の心を生きたものにすると
     いうのをしょっちゅうしています(p304)
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    投稿日:2014.08.14

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