【感想】ドS刑事 朱に交われば赤くなる殺人事件

七尾与史 / 幻冬舎文庫
(33件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
3
8
15
2
1
  • 第二作目、まだまだ様子見…。

    一作目でも様子見とレビューしましたが、いや~まだ様子見ですね。
    前作の連続殺人は同じ殺害手口にこだわってましたが、本作も同様です。

    そして、前作より猟奇性はアップしてました。
    しかし、クイズ王の阿南さん…気の毒なほど周囲の人間が強烈です。
    自分で蒔いた種…とはいえ、ちょっと理不尽なほどの目に合います。

    しかし、タイトルでもあるドS刑事のマヤさん。ほんとに捜査で活躍しないんですよ…。
    仮にも主人公なのに、犯人逮捕に貢献しないので、私としては物足りないのです。

    新キャラのドM刑事も登場しますが、格別興味ももてませんでしたねぇ。

    ただ、スラスラ読ませる筆力はすごいと思います。
    あとはキャラなんだよなぁ…。

    三作目に期待!またレビューしま~す。

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    投稿日:2016.06.28

  • カルトでオブラート作っていますが

    誰でも嵌まり込んでしまいそうな、日常の落とし穴である気がしました。
    他のカエル男や前作でもそうでしたが、
    残虐性に隠れてしまいがちなところに、風刺が効いているなぁ、と。

    正直なテーマを選ばれてるなぁ、と。(上から目線で・・・)
    こういうテーマの作品は好きです。

    マヤさん、積極的ですねぇ。
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    投稿日:2013.11.17

  • サイコスリラー

    前作が本格的なミステリーなのに対して、今作は狂気をテーマにしたサイコスリラー的な感じがします。
    話が結構救いがないので、ハッピーエンドを求める方には向かないかもしれません。
    なお、今作でレギュラーが揃いますが、新キャラは正に不死身ですね。
    個人的に、今作は凄く気に入ってます。
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    投稿日:2015.04.11

  • ドラマより

    ミステリーとしてはまあありがちな展開で、斬新な殺人トリックなどは皆無のサイコキラーサスペンス色が強いが、最後まで退屈させずに読ませるのは面白い証拠ですね

    投稿日:2015.06.12

  • 絶対に会いたくない、怖すぎるサイコキラー

    次から次へと起きる猟奇殺人、悪魔が乗り移ったような犯人の風貌など
    読んでいて本当に怖かった…。
    また、首を切られ血管から出る血をジュルジュルと表現もあり気持ち悪くもなりますね。
    事件のおっかなさは進化していますが、逆にマヤのダークさはちょっと弱くなった感じです。
    マヤのダークさを気に入っている人は今作はちょっと評価が低いかもしれませんが、
    僕は事件が残酷な分マヤのダーク面が少なくてちょうどいい塩梅になったのでは!?と思っています。

    なお、今回新キャラとしてキャリアで警部補“ドM浜田”が登場!
    内臓破裂・幽体離脱でも生き残り、マヤの辛辣な攻撃を糧にするど変態です。
    続きを読む

    投稿日:2017.11.01

ブクログレビュー

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  • 浩太

    浩太

    どSと言いながら、前作では死体マニアの方に振れていたが、今作ではやっと本領発揮。殺人犯を追い詰めて言葉でなぶり続け、同僚への銃撃と犯人への自殺を引き出すという荒技。
    タイトルの「朱に交われば」の事件は、次々と起きる首切り殺人。犯人も変わったり、死亡したり、中々忙しい。元々の原因は、どうやら宗教が絡むよう。この事件も凄惨で気持ちがスッキリしないが、何とか読み切れるのは新キャラの浜田警部補が居たからこそ。キャリア組で大学出たてなのに、年上の黒井マヤ巡査部長と代官山巡査よりも上となる。これが全く使えない刑事で、現場で失敗をしてはマヤになぶられ、暴力を振るわれ大怪我をする。どMなのか、嬉々として従う姿が可愛い。最後はマヤになぶられた犯人の巻き添えで殉職・・?
    取りあえず3冊を購入したので、あと1冊頑張ろう。
    続きを読む

    投稿日:2023.08.04

  • ほんむら

    ほんむら

    狂気が伝染するという話でとにかく狂気に満ちた人物の印象が強かった。それと前半では誤植が見受けられた。

    投稿日:2022.08.21

  • かんがるー

    かんがるー

    シリーズ第2弾。
    ユーモアミステリーの中でもドS刑事の事件は残虐性とユーモアの落差が凄い。事件の残虐性が高すぎて動機が薄く感じるほどに毎回酷い。それを逮捕すべき警察官が殺人事件を欲しているのがまた後味が悪いのよね…続きを読む

    投稿日:2022.07.30

  • goya626

    goya626

    胸糞悪い小説。こういうのを好きな人もいるかもしれないなあ。女刑事・黒井マヤは、殺人事件の死体を見るのが大好物で、追い詰めた犯人の全人生、全人格を否定する言葉をずらずらと投げかけて、自殺に追い込むし、キャリアの後輩を苛め抜く。このマヤの性癖が物語の進行に深くかかわると言えば、そうじゃなくて、事件に関わっていくのは、ほとんど代官山脩介で、マヤは単なる味付けなのだ。起きる連続殺人事件も、悲惨で鬱陶しい。スカッとしない、軽い小説の体裁なのにね。続きを読む

    投稿日:2022.04.01

  • masao3966

    masao3966

    前作同様大変面白く読ませていただきました。今回は2作目という事で題名にも注目しながら読みました。作品の流れからはとてもユーモアミステリーには感じられない。次作も期待してます。

    投稿日:2021.11.05

  • ゆふぃ

    ゆふぃ

    1作目よりもS度が増してたお姫様。おもしろかったけど、事件を泳がせてしまうお姫様には少しひいてしまう。浜田さん痛そう。また強烈なキャラが出てきたなぁ

    投稿日:2021.06.14

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