【感想】悪神の住処　暗殺者メギド

『悪神の住処 暗殺者メギド』/渡辺裕之

時は1970年代、ベトナム戦争の頃の時代が舞台になっています。それでいて、主人公の根岸達也は、美少年でもあり、優しい好青年の17歳です。
ただ、彼は記憶をなく…していて、記憶喪失状態にあるのですが、その裏には、生体兵器として彼の中に様々な性格をもつ”住人”が彼の頭の中にある”アパート”に住んでいます。

主人格とともに、共存するのは、凶悪な暗殺者としての性格を持つ、メキドがいます。彼は、達也と違って、冷酷無比な戦闘マシーンとして、本書では、北海道を舞台に、国のエネルギー政策転換の影に蠢く巨大な陰謀に立ち向かう・・・続きを読む