【感想】フラッガーの方程式

浅倉秋成, 中村ゆうひ / 講談社BOX
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 4.7
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  • お約束を逆手に取った、メタなラブコメです

    お約束ってのはあれですね、ある日空からボインボインのネコミミ美少女の宇宙人が全裸で降ってくるみたいな奴です。現実世界が舞台なので宇宙人はないのですが、厨二な自称魔道師や、お嬢様なんかは登場します。

    主人公はそんな状況に華麗に突っ込みながらも、システムの作り出す状況に振り回されてしまいます。それでもエンディング目指して頑張る主人公に襲いかかる絶体絶命にピンチ!続きは本文で!ということで、なかなか面白かったです。続きを読む

    投稿日:2013.10.04

ブクログレビュー

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  • にゃす

    にゃす

    このレビューはネタバレを含みます

    図書館で『六人の嘘つきな大学生』を借りようと思ったら貸出中だったので、代わりにこの本を借りました。
    代わりに借りた本なので正直あまり期待せずに読み始めたのですが…


    予定調和の安心感と安定感でコミカルにストーリーに進行。この辺は本当に深夜アニメを視ているようです。
    伏線回収とラストへ向けての感動も見事に嵌まってちょい涙。
    すごく楽しい読書時間でした!

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.10.16

  • neon_books

    neon_books

    デビュー2作目。前作の「ノワール・レヴナント」も
    バリバリに才能を感じさせる作品ですが、こちらは
    作風や文体もかなりくだけ、異なる手触りながら、
    この方面でもビシビシと才能が伺えます。確実に
    売れていく方...だと思われますね。

    ごく平凡な高校生「東條涼一」が被験者となった
    フラッガーシステムなる眉唾な装置。この装置は
    主人公が、アニメ、コミック、ラノベ...の主人公的な
    波乱とトピックとストーリーに満ちた、まさに物語の
    「主人公」となる事が出来る...なるご都合主義に溢れた装置。
    その装置によって翻弄される「東條」くんの密かな恋心と
    ストーリーが「ご都合主義」に展開される...
    というヘンテコな作品。

    作品の中で所謂ライトノベル的展開をふんだんに
    盛り込んでおきながら、ライトノベル以上の読み応えと
    世界と、なによりも面白さが全編から滲み出る。そして
    何より作者のアニメ、ライトノベルに対しての愛情も
    伝わってくる、なんともいじらしく、可愛らしい作品。
    ギャグセンスも上品かつ、ツボのおさえ方が絶妙で
    押し付けがましくない笑いが好感。そのギャグパートで
    展開されたフラグ(伏線)が後半の、シリアスなパートで
    これでもか!と活きてくる、作者得意の伏線回収は
    おみごとです!!
    続きを読む

    投稿日:2013.05.30

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