【感想】ロマンス小説の七日間

三浦しをん / 角川文庫
(313件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
41
105
132
12
6
  • 肩の力を抜いて単純に楽しめる作品です

    月魚のような繊細な静けさを描いたものも有れば
    こういった肩の力を抜いて単純に楽しめるものも三浦さんの魅力
    幅の広い作家さんですね

    翻訳家の若い女性主人公の苛立ちなどを
    翻訳を曲げて行く事で鮮明にしていくあたり
    さすが三浦さんと言ったところでしょうか

    何気ない父親の愛情も温かくて良かったなぁ

    続きを読む

    投稿日:2014.10.05

  • ロマンス小説がねつ造されていく具合が!

    翻訳家のあかりさんの私生活に応じて、
    翻訳中の中世ロマンス小説がどんどんねつ造?されていくさまは面白い!
    あとがぎが「しをん節」全開ですごくいい!
    「チッ、歴史ものかよ」「チッ、恋愛ものかよ」「おいおい、どっちなんだよ」
    ↑思われた方、どうぞ安心して購入し、読み進めてください。w
    続きを読む

    投稿日:2014.04.30

  • あ~れ~くいん ロマンス

    わははははは これは 楽しい ハーレクインロマンスとかシルエットなんちゃらロマンスとか 読んだことのある方 ぜひ お読みください
    読んだことのない方に ロマンス小説とは ある一定の規定のある翻訳恋愛小説のことです
    ラストは ハッピーエンド 女子玉の輿成功ラブロマンスです
    そして この本 書き手は三浦しをんさんですから もうノンストップでゴーです
    続きを読む

    投稿日:2014.05.18

  • 彼女にしてはめずらしい

    本当に彼女の作品としては珍しいテイストです。
    現実の恋愛模様のおかげて翻訳しているロマンス小説がとんでも展開に!

    日常の小さな心の動きといわゆる姫と騎士の中世ロマンスがうまくリンク
    して,面白い試みでした。続きを読む

    投稿日:2015.02.22

  • やっぱりロマン小説

    とにかく「あとがき」もおもしろい!この「あとがき」から読み出す方法 有 かも。1粒で2度おいしい。まさにその通りで、愛だ!恋だ!などではなく、その先にある当たり前な信頼関係。潔くて男前なアリエノールと、想像力を駆使して乗り切って行くあかり。この二人の女性が、読み手の思い描く未来となってくれるでしょう。これこそまさにロマン小説なのですね。続きを読む

    投稿日:2013.11.03

  • 一冊でふたつの物語を楽しめる!

    平行して交互に進んでいく、主人公の現在置かれている恋愛事情と主人公が翻訳していく中世の物語。なーんの関係もなかったハズのふたつの話がなんだか連動し始めて… 
    一冊の本の中でこういう風にふたつの物語を楽しめるって新鮮です。話が交代する度に一瞬我に返って「あ、没頭してたな」と実感。通勤時間があっという間に感じました~
    続きを読む

    投稿日:2014.11.15

Loading...

ブクログレビュー

"powered by"

  • mamiko

    mamiko

    海外ロマンス小説の翻訳家のあかりは、恋人の神名と同棲中。上手くいってた2人だけど、恋人が突然仕事を辞めてきて、何考えてんだー!となり、翻訳中の小説を捏造し始めたあたりから面白かったです。あかり達のお話と、ロマンス小説と一冊の本で2倍楽しめます。
    あとがきもなかなか面白かったので、今度しをんさんのエッセイを読んでみようかな。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.06

  • ポプラ並木

    ポプラ並木

    このレビューはネタバレを含みます

    三浦しをん作品5冊目か~。今回のお話しは一番ぶっ飛んでいた!海外ロマンス作品の翻訳者のあかり28歳。同棲している神名君が仕事を辞めてきた。丁度翻訳していたロマンス小説に、毎度同じような展開のメロドラマ的な話ばかり作りやがって!と、あかりはオリジナルストーリーを作ってしまう。ウォリック(騎士)とアリエノール(女領主)の愛、そしてウォリックの死によりアリエノールのもう1つの禁断の愛(爆笑)。あかりと神名君の関係性とアリエノールの翻訳の内容の乱高下が見物。あかりとアリエノールの愛嬌と芯の強さへの好感度は100点。⑤

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.12.28

  • planets13

    planets13

    翻訳の行方にちょっとハラハラ。翻訳家なのにストーリーを捏造しちゃうあかりの戸惑いや苛立ちが、かえって面白い。王道系ロマンスのはずが、こうも暴走するか。それもまた楽し。恋愛物としてはかなり軽やか。

    投稿日:2023.12.24

  • n

    n

    2冊の本を読んでるような気持ちになった。
    この2つの話が上手く絡んでるのかな?そうなんだろうけどシンクロしてる部分は2箇所くらいしか見つけられなくて、集中力に欠けていたのかもしれない、、

    すごく時間かかって読んだが、おもしろかった。
    神名のなんともいえない感じが理解し難いけど、それでも2人の関係は特別なものなのだろう。あかりに感情移入した。
    小説内の創作小説もなかなか面白く、最後のところで儚いような気持ちになった。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.01

  • みけ

    みけ

    始まりは思わずファンタジーかと思ってしまいますが、日本の現代の恋愛小説です。

    主人公が仕事で翻訳している海外ロマンス小説のストーリーと、彼女の現実が交互に描かれていて、その翻訳に彼女の心情の変化というか波が表れています。
    翻訳って多少の意訳はありなのかもしれませんが、創作してしまったらだめですよね。
    ただ、彼女が創作したストーリーの方が、原作よりもおもしろいのではと思ってしまう。

    彼女自身の現実と、彼女が創作するストーリーと、どちらも気になる展開で、さくさく読めます。
    続きを読む

    投稿日:2023.09.18

  • Rita

    Rita

    ロマンス小説翻訳家のあかりと恋人の神名の話、そしてあかりが訳したロマンス小説の話でもある。現実が翻訳にも影響して、翻訳せずに独自の物語を創作してしまうのが面白い、そしてそのロマンス小説の行方がまぁ気になる(笑)ロマンス小説読んでみたくなる!続きを読む

    投稿日:2023.08.06

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。