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殊能将之 / 講談社文庫 (56件のレビュー)
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総合評価:
うえぴー
3
いつまでも読んでいたくなる、楽しい作品
石動探偵初登場作。 横溝正史的な世界観でオールドミステリマニアをニヤニヤさせてくれます。 個人的には途中の句会で出てくる「アクィナスを嫁に読ませちゃいけません」の句がベスト。 思わせぶりなネーミングを…深読みするも良し、石動探偵のダメっぷりを楽しむも良し。 いろんな楽しみ方ができる、殊能作品の中で最大スケールの一冊。続きを読む
投稿日:2013.10.15
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こんぶ
古本屋さんでタイトルに惹かれて購入。言葉や地名に馴染みがあって楽しかったです。いろんな人の視点で物語が進んでいくので、面白く読めました。
投稿日:2024.02.08
りーり
石動戯作シリーズの1作目。 リゾート開発の計画が持ち上がった岐阜県の辺鄙「暮枝」。 癌をも治す奇跡の泉―――オカルトめいた伝説の取材に来た一同はこの土地の複雑な関係性に触れる。 やがて起きる連続殺人は…わらべ歌のなぞりなのか、開発行為の利権によるものなのか、一族への復讐なのか。 技巧、メタ、幻想を兼ねた作者独特の雰囲気の一冊。 500ページ越えの大作ながら少しずつ事件の一端を明かしてゆく構成、短めに区切った多重視点で飽きずに読むことができました。 続きを読む
投稿日:2023.08.08
eri
Kindleにて読了。 石動戯作シリーズ第1作なんですね。 先に『黒い仏』を読んでしまって…そちらの方は実は途中でギブアップしてしまったので…恐る恐る読みましたが、最後まで楽しく読めました。 視点が…結構なスピードで変わるので、あまり長さは感じませんでした。 そして、その視点の多さ。 不穏な事件を色々な角度・心理から見れます。 それにしても…石動戯作、好きだな〜☺︎続きを読む
投稿日:2023.04.08
ss512(試)
このレビューはネタバレを含みます
個人的には、現代版(読みやすい)横溝正史ミステリといった印象(何を分かった風に)。謎解きは驚嘆。でもこの本の面白さはそこじゃないと言った具合。スッキリ爽快とはいかない。読み終わった今なお「美濃牛」に惑わされてる感じ。読者に寄り添って手解きしてくれる解説に感謝。色々と納得。確かに読書玄人ほど沼にはまるかも。
投稿日:2023.01.16
鈴木梟
引用文献の量に吃驚! 現実離れしたような内容も出てくるにも関わらずすんなり読めてしまう、技術力があるんだなあ。 また大好きな作品が増えました。
投稿日:2022.07.24
hanami yozakura
「いますよ。もともと大金持ちなのに、もっと大金持ちになろうとして、破産しちゃう人とかね。ぼくは資産家の家に生まれたら、意味のないことは絶対にしない自信があるな。馬鹿息子で一生を終えたい」 石動が言った言葉なのだが、殊能将之のセンスが光る文章だと思った。 馬鹿息子で一生を終えたいなんて、なかなか書けない。 すごくいい。 殊能将之の文章は独特なリアリティーがある。 相続税を回避するために生身の人間の脊髄を傷つけて、歩けなくさせる。 1ヶ月かけて衰弱させて、下半身不随の老人を作り出すなんて、浮世離れしている。 だが、殊能将之の文章に組み込まれると違和感がない。 現実感のないアイデアが現実味を帯びる。 冒頭にすべては著者の想像の産物とあるが、奇跡の泉も本当にあるのではないか?と思ってしまう。 不思議だ。
投稿日:2022.05.15
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