【感想】やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

渡航, ぽんかん8 / ガガガ文庫
(121件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
34
49
25
1
2
  • 残念系といいながらある意味王道

    まずはじめに、星4つ評価はあくまで1巻としての評価。シリーズを通して読んでいけば6巻まで読んだ辺りでシリーズとしての評価が星5つになり、その後はもうやめられない止まらない状態になります。内容としては残念青春ラブコメなんですが、各巻毎に主人公達が「奉仕部に下りてきた課題を解決する」という1つのショートストーリーとして話が完結していて読みやすい。それでいて色々な伏線や主人公たちの成長、関係性の変化といった大きなストーリーにどんどん引き込まれていく。基本的には邪道を駆使して課題を解決していくというスタイルですが、主人公の信念やラブコメ模様などはむしろ王道と言ってもいいぐらい。
    表紙絵や文章のスタイルとしては(ラノベなので)もちろんラノベチックではありますが、内容や文章の深みとしてはむしろ普通の小説を読んでる感覚。
    知らない人に説明するとすれば「舞台を銀行から高校に変え、ラブコメ要素を足した半沢直樹風ストーリー」という表現が自分としてはしっくりくる感じです。

    アニメ2期も決定し、原作としてもこれからクライマックスへ向かって(どのくらい話の続きが残っているかはもちろん分かりませんが・・・)盛り上がりを見せています。
    ラノベのお勧めを聞かれたら間違いなく推せるシリーズ。オススメです。
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    投稿日:2014.09.03

  • 思わず考察したくなる

    この作品は、友達がいない「ぼっち」の比企谷八幡、才色兼備で少し傍若無人な雪ノ下雪乃、「コミュ力」が高く周りに明るい八方美人の由比ヶ浜結衣達が送る残念青春ラブコメで間違いないと思います。

    この巻は前者で言った残念系ラノベの毛色が強いですが、地文の逸脱さや共感してしまいそうな「ぼっちネタ」や「教室内カースト」等、読者の心をくすぐったり、殴ったりする話はハマると面白く、そこに多くのファンがついたのだと思われます。

    だけどこの作品の魅力はそこだけではありません!

    巻を積んでいくごとにわかる彼等やそれをとりまく人物の微妙な関係、そこから歩み寄りゆっくりだけど距離が近づくのを丁寧に描く過程、また一人称だからこそわからない隠れた好意や想いを考察するのはこの作品の醍醐味だと思います。

    文章がまわりくどい感じもあるとおもいますが、彼等の行く末とぽんかん⑧の進化を見てもらいたいです。
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    投稿日:2013.12.17

  • 信念がしっかりしてる

    主人公はある程度顔もよく、話題性も高く、なんで一人なの?と思うのですが、自分の信念があるから一人でいる。そういう人です。過去のトラウマ色々紹介あるけど、人に譲れない強さもある。アニメより細かい描写があるので、小説はおすすめです。値段に抵抗あるなら、イラストなしでも十分楽しめるかと思います。続きを読む

    投稿日:2013.10.22

  • ラノベ初心者の感想

    タイトル通りラノベ初心者の感想なのでラノベが前から大好きな方の感想とは
    異なると思います。

    このラノベがすごい!のランキングトップ作品とのことで興味を持ち
    読んでみました。キャラ設定や展開は涼宮ハルヒシリーズと同じような感じがするので
    ハルヒ好きの人ならハマると思います。





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    投稿日:2014.12.15

  • ぼっちの日常?

    1〜9巻(6.5巻を除く)を読みました。私はアニメの6話あたりを見て面白そうだったので、本を読み出しました。面白かったので一気に何巻も読んでしまいました。それまで歴史小説や、推理小説ばっかり読んでいたのですが、この本を機に他のラノベも読むようになりました。

    主人公の八幡はいわゆるぼっちです。この本にはぼっちの思考法が如実に書かれていて、一時期周りの空気と馴染めず、ぼっちで過ごしていた私と似通ったところがあり、とても驚きました。確かに前はこんな感じだったと思い出したりと主人公に感情移入して読んでます。

    この本を読んで、ぼっちのことや、人間関係のことについて色々考えさせられました。また、考えさせられながらも展開もおもしろいので、ぜひ読んでみて欲しいです。
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    投稿日:2014.08.27

  • 残念系ラブコメです。

    私には合いませんでしたが、先行作品の「僕は友達が少ない」に似ていると思いますので、そちらが好きな方は読まれてみてはいかがでしょうか。

    投稿日:2014.05.11

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ブクログレビュー

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  • tacom

    tacom

    このレビューはネタバレを含みます

    主人公のモノローグがバンバン入ってくる系ラノベ。
    個人的には好きです。
    アニメを昔見たことがあったので、なんとなく覚えてる内容だったけど、面白かった。
    どのキャラもわりと面白い。

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    投稿日:2023.11.08

  • あの鐘を鳴らすのはゴリラ

    あの鐘を鳴らすのはゴリラ

    性格がひねくれてるいかにも陰キャぼっちが女の子に囲まれてラノベ的展開を繰り広げる感じか〜と思って読んでましたが、最後のシーンでそっちの方向に行くのね!?ってなりました。
    私自身はリア充に対して別に何も思わない陰キャぼっちなので、ラノベとかでよく見る典型的陰キャ像に若干辟易してて途中で読むのやめよかな...と思ってました。
    でも最後の方は、その後の出来事をどう切り抜けるのか楽しみになる展開だったので2巻も読もうと思います!
    続きを読む

    投稿日:2023.09.13

  • ainon

    ainon

    厨二病ど真ん中、といったかんじの
    ライトノベル


    とはいえ、中学生がよんだら
    それなりに共感するのかも

    投稿日:2023.04.07

  • 真昼の月

    真昼の月

    このレビューはネタバレを含みます

    比企谷八幡、平塚静先生に奉仕部部室に連れていかれ、雪ノ下雪乃に出会う。
    奉仕部でどちらが人に奉仕できるか、勝負することになる。

    奉仕部の初依頼、由比ヶ浜結衣からクッキーを上手に作る依頼を受け、雪ノ下と八幡がそれぞれ回答。由比ヶ浜が部員になる。

    2つ目の依頼、材木座義輝が書いたラノベを読み、
    雪ノ下と八幡が材木座にめった刺しの感想を述べる。

    3つ目の依頼、戸塚彩加から、テニスを強くなりたいとの依頼があり、雪ノ下、八幡、由比ヶ浜、材木座とともにテニス特訓。葉山隼人、三浦優美子らとテニス勝負をすることになったが、八幡のボッチショットが決まり、試合には勝利。

    最後、平塚先生が、奉仕部の雪ノ下と八幡の勝負は互いに2勝ずつとの裁定を下す。この2勝ずつについては、伏線。回収がある模様。

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    投稿日:2023.01.05

  • サリーちゃん

    サリーちゃん

    比企谷八幡君の、ちょっとひねくれたモノの考え方や、ボッチでもマイペースに学校生活を様子が、面白いし、元気をもらえる!
    比企谷八幡君のひとり言や、考え方が面白い。

    他の登場人物たちの、キャラ設定もなかなか面白く、楽しく青春ラブコメを味わえた。続きを読む

    投稿日:2021.09.16

  • 大吉堂

    大吉堂

    青春とは嘘であり、悪である。ぼっちの高校生比企谷八幡が生徒指導の教師に連れられた教室は、完璧美少女の雪ノ下雪乃が所属する「奉仕部」だった。

    友達のいないぼっちの主人公が、孤高の少女と出会いなんらかのコミュニケーションを経て関係性を築く。これはライトノベルのひとつの定番ですね。
    でもここで何故主人公がぼっちなのかの説明はほとんどされないのです。なんらかの理由がある。とあるエピソードに基づく。そういうことなしに単に、ぼっちであると描かれます。まるでぼっちであることが、その主人公の性質であるかのように。

    でも考えてみれば、そんなものかもしれません。気づいたらいつもひとりだった。友達ってどうやって作るの? と、ひとりでいることに理由などないのです。結果としてぼっちなのです。
    誰かと友達になることに明確な理由がないように、ひとりでいることにも明快な理由なんてないのです。
    そしてぼっちであること自体を、本人は否定しないのです。変わりたいと強く願っているわけでもなく、ぼっちでいることに安心さえしているのです。

    だからこの手の話では、ひとりでいることを乗り越えようとはしないのですね。それが主人公のアイデンティティでもあるのですから。ぼっちを否定せず、でも他者とのコミュニケーションを経ることで、何かが変わる…ような気になること。そこを楽しく描いているのです。

    だから今作主人公の八幡も、決してコミュニケーション不全ではなく、コミュニケーションの経験値が足りないだけ。だから特定の相手とは言葉も交わすし、ヒロインの暴言や皮肉に反応する。
    きっと、ぼっちを経験する多くの読者には心地よい空間でしょう。ぼっちでいながら、やり取りする相手はいるのですから。
    それがライトノベルという娯楽小説で、ぼっちを扱う大きな意味と武器だと思うのです。だから読んでいてとても楽しかったのです。
    続きを読む

    投稿日:2021.07.04

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