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佐藤賢一 / 講談社現代新書 (34件のレビュー)
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総合評価:
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snowman
今並行して佐藤賢一氏のフランス革命を読んでる途中で、本書を挟んで読んでみた。 ルイ16世は、このカペー朝の系譜なのだろうか? この本ではカペー朝は、シャルル4世で いったん終わっている。 ルイ9世、…フィリップ2世など 有名な歴史上の人物を知ることができた。 イギリスとドイツの関わりが深いことは なんとなくわかっていた。 ローマ帝国からいろいろあって 宗教的なことが ヨーロッパの歴史を複雑にしていそう。 これからもっと広く深く探ってみよう。続きを読む
投稿日:2024.03.18
板橋区民
日本で言えば平安中期、藤原家が権勢をほしいままにしていた頃から鎌倉幕府が滅亡するくらいまでの歴史なのだが、洋の東西を問わずちょうど同じくらいの時期に同じような発展段階を辿っているのが興味深い。どちらか…と言うと日本は当時先進国だった中国に学んだおかげで、フランスよりも政治や行政機構はむしろやや進んでいたかな。 王朝の興隆が子孫への確実な権力移譲にかかっているとすると、中国(日本も)が採用した側室システムは社会の安定に大いに寄与してきたと言うべきか。続きを読む
投稿日:2022.12.19
海と青硝子
河惣益巳さんの「花巡礼」を読んで、カペー朝に興味を持ち、読んでみました。ルイ7世の時代です。王妃アリエノール・ダキテーヌに、息子フィリップ2世、あと、「修道士カドフェル」に登場するスティーブン王や女帝…モード、アンジュー伯まで出てきてびっくりです。後のヘンリー2世も。エティエンヌにマティルドにジョフロワ・ダンジュー、アンリ・ド・プランタジュネ……そうか、イングランドのノルマン朝って、フランスから来た人々だったのね。続きを読む
投稿日:2022.10.12
だまし売りNo
後の絶対王政からは想像できないような弱い王朝であった。それでも存続した理由は歴代の王の在位が長く、王位継承が安定していたためである。室町幕府も江戸幕府も末期になると将軍の在任期間が短くなる。
投稿日:2021.12.26
なー
世間様がTOKYO 2020に沸いている最中、なんかピンぼけな…我ながら気のきかないセレクトだわと思いつつ、中世フランスを漂う今日この頃。せめてツール・ド・フランスの期間に読めば良かったー。 中々産ま…れた子が成人するまで生きられない、かつ、平均寿命も現代よりうんと短かった中世。最晩年期を除いて直系男子で15代、連綿と続いて来たってのが何よりもすごいと思うぞ。さ、続きはヴァロワ朝。百年戦争だ〜。続きを読む
投稿日:2021.07.28
smatoga
おもしろい。フランス王朝を紀伝体(王ごとの年代記)で描く歴史書。皇帝と教皇と王、フランス王とイングランド王の関係このあたりは学校では習わなかったなー。 (世界史専攻でないからか。)領土イコール封土なの…ですね。そして、アキテーヌ公、アンジュー伯だから、イングランド王をフランス王が介入できるのですね。いろいろ目からウロコ。 日本では平安〜鎌倉時代というところ。全く別世界ながら、似たような状況だったりする(保元の乱や鎌倉の霜月騒動なんかを思い出す。)のからおもしろい。そして、続きが気になる。続きを読む
投稿日:2021.03.02
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