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菅野覚明 / 講談社現代新書 (13件のレビュー)
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いけだ
タイトルの過激さとは裏腹に、穏便で真っ当な一冊。 「反転した世界」と表現される、日常の中にある「非日常」。 冒頭で述べられる、神道の本質は「そこ」にこそある、という著者の主張には、深く納得した。 昨…年くらいから神社巡りをしているので、そのことがよく分かる。 鳥居をくぐって境内へと入った瞬間に、そこは「日常」の風景では無いのが感覚として分かる。 しんと凪いだ空気や、ぴりっと張った雰囲気。 そのような「場」を準備することで、日常の非日常を感じさせてくれる場所が、神社という場所なのだと思う。 「そこ」が大事なのではなく、「それ」が大事。 また、伊勢神道だけではなく、吉田神道や垂加神道などといった様々な教説を丁寧に解説してくれているので、神道が辿ってきた歴史がすっきりと見えた。 神道は、日本の風土や気候と密接に絡み合った宗教なのだなと改めて思った。 日本人が持っているメンタリティの根幹も、本書に書かれているような神道に依るものが大きい気がする。 とはいえ、そこには「フィードバック」という要素も多分にあるんだろうな、とも思うけれど。続きを読む
投稿日:2018.11.13
tokyobay
まず、目次を見て何が書かれているのかイメージできない。それで興味関心を持つ人もいれば、どういう論旨で書かれているのか?と困惑する人もいるだろう。内容的にも比喩というか例え話が脱線的で少々読みにくかった…。ただし、世界観や系譜の図表はわかりやすくてよかった。続きを読む
投稿日:2018.01.08
bakumon17
哲学がないとよく言われる神道を解説していく内容。 日本人の魂を理解するのには役立つか? でも、内容難しい。
投稿日:2016.11.19
ninehead
吉田神道、垂下神道の系譜 それにしても山崎闇斎の行動力はすごい。禅、儒教、神道 会津藩の学問奨励に感服
投稿日:2013.11.16
石塚健
反転した場面に神を感じる等経験的に分かりやすい部分があった半面、もう少し神道に詳しくならないと難解な箇所も少なからずありました。
投稿日:2013.04.29
hadakasatomi
とても難しいです。 読んでは忘れ読んでは忘れをもうかれこれ3回ぐらい繰り返している本。 でも読めば読むほど面白いんだなこれが。 神道関連ではこの本が一番だと思う 神様って風景の反転のなかで直視…され私達の日常を改めてそれとして確かめさせる日常の外部にある可畏きモノと言うことだけ覚えた続きを読む
投稿日:2012.05.27
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