【感想】金魚屋古書店出納帳(上)

芳崎せいむ / 月刊IKKI
(19件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
8
6
3
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ブクログレビュー

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  • Sara

    Sara

    ここで見つからないマンガは無いとさえ言われる、マンガ専門の古書店「金魚屋古書店」。伝説の店長が入院中のため、現在は店長の孫娘と目利き店員が店を切り盛りしている。
    少年/少女時代の思い出の一冊を求めて、または偶然からこの古書店に足を踏み入れた人々を描く。

    最近、私の周囲では「読書オススメ山手線ゲーム」とでも言うべきか、何かを読んだ人に次にまた別の本を薦めるという行為が流行っていて、私の「読む本リスト」は減るどころか増加の一途を辿っている。
    このマンガもビブリア古書堂シリーズを読み始めたと知ったマンガ好きの友人から薦められた一冊。

    残念ながら私はマンガにそれほど思い入れのある人間ではないので、この作品に出てくる漫画作品の数々はほとんど知らないのだが、繊細で綺麗な絵と心に沁みるストーリーを堪能した。
    特に、水木しげるのマンガ作品に絡ませて、死期の迫る叔父とそれを支えようとする高校生の姪っ子を描いたエピソードには、心を撃ち抜かれたような気すらした。なんという切なさ。他のエピソードが概ねハッピーエンドなだけに、このエピソードの哀しみが突き抜けている。

    作中でも言われていた通り、マンガにしても映画にしても本にしても、そして何より人についても、この世の中にはまだ出会ったことがない(そしてそのまま出会うこともないのかもしれない)素敵な存在が沢山いて、自分が知ることのできる範囲の狭さ、分からないことの多さに途方に暮れてしまう。だからこそ、そんな中で偶然素晴らしいものを見つけ出したときの喜びは計り知れない。
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    投稿日:2013.07.07

  • I don't know what I want

    I don't know what I want

    有名な漫画なんだけど、実際は読んだことのない漫画がねたになっている。が、知らなくても十分に楽しめるかなー。

    投稿日:2011.02.27

  • ニャンコ・スキー

    ニャンコ・スキー

    歴史のある漫画についての登場人物達の会話が、あんまりにもマニアックでついていけない!…と思ったけれど、意外と普通に読めた。

    投稿日:2010.07.17

  • モト

    モト

    「河童の三平」の、叔父さんと姪っ子のおはなしがせつな過ぎました・・・。
    これだけで殿堂入りさせたいけどいまいちなおはなしもあったから。
    とにかく漫画が好きな人は読むべし。

    投稿日:2010.01.05

  • kurumi25

    kurumi25

    「何か新しく面白い漫画ないかなぁ~」と探していて、前から気になっていた本だったのですが、一昨日ついに買って読んでみました。

    漫画にまつわる人々のエピソードや思いを描いた、漫画の漫画。
    そして、笑えて泣ける、漫画の王道漫画。
    漫画の王道を語れるほど漫画を読んではいませんが、
    なんだか、漫画って面白いな!と素直に思わせてくれる漫画です。
    絵もきれい☆

    これから『金魚屋古書店』も読んでみようと思います。
    今は『鞄図書館』を読んでます♪
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    投稿日:2009.12.16

  • 蒼星

    蒼星

    上下巻所持。
    本編に比べると『出納帳』のほうが良いエピソードが多い気がしますが、これは仕方ないのかも。
    取り上げられてる漫画の半分くらいは名前しか知らない漫画だったりするけど、いくつになっても漫画読んでていいんだーと安心します(笑)続きを読む

    投稿日:2009.11.20

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