【感想】凡人として生きるということ

押井守 / 幻冬舎新書
(80件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
13
24
30
6
0
  • 若者よ、オヤジになれ

    押井監督作品は見たことが無いですが、押井さんの考えには共感できるものがあります。
    私は学生でいわば"若いことだけが取り柄"な人間でしたので、この本にある"オヤジ論"には大変感銘を受けました。
    今度押井監督作品を見てみようと思います。続きを読む

    投稿日:2013.11.23

ブクログレビュー

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  • ゴンゴンゴンゴン

    ゴンゴンゴンゴン

    現代は嘘やデマが溢れている。それが、あたかも常識のように蔓延っている。そのことに気づき、自分で生き方を決め、社会とどう関わっていくかが、本当の意味での大人であり、本当の意味での自由である。

    投稿日:2023.07.08

  • キじばと。。

    キじばと。。

    日本を代表するアニメ監督の一人である著者が、「自由で平凡な人生」について語っています。

    著者みずから本書で述べているように、著者は表現者であって評論家ではありません。それゆえ本書から読みとるべきなのは、理想的な社会を実現するためのロード・マップなどではなく、ひとりの優れた表現者が自分の足で歩きながら紡いできた思索の軌跡でなければなりません。

    たとえば著者は、自分の好きなことをする「自由」と、他者に付きあわされる「不自由」との混淆のなかに身を置いて、そこで「自由」とはなにかを問いなおそうとしています。また、性における本能と文化との混淆を見つめて、それに適切なことばを与えることが表現者の仕事だと述べています。そういえば、著者の代表作の一つ『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』は、リアリティと仮想空間との混淆をテーマとした作品でした。著者はこのようなハイブリディティを手放しで礼賛するのではなく、それをしっかりと見つめ、その本質をつかみとって表現へもたらそうと格闘をつづけます。

    それこそが、「考える」ことであり「生きる」ことなのだ、というのが、本書のメイン・テーマだというのは、強引にすぎるでしょうか。「若さこそ価値がある」「友情は無欲なものだ」といった手垢にまみれたことばに対する著者の批判は、こうした考えから出てきているのだと思われます。

    もっとも、個人的にこの人の作品のファンだということもあって、こちらの読み込みがいささか強引になっていることは否定しません。
    続きを読む

    投稿日:2019.06.03

  • Banshee

    Banshee

    10年以上前の本だけど、特に古臭さは感じない。自由とは動機があって初めて得られるものだ、というくだりは割と納得感がある。なんとも残酷だ。

    投稿日:2019.05.01

  • tesouro

    tesouro

    作者の押井守氏は世間に蔓延するデマ(Demagogie)の正体を暴き、騙された人生を生きないように警鐘を鳴らしている。
    「損得勘定で動く自分を責めてはいけない。しょせん人間は損得でしか動けないものだ。無償の友情とか、そんな幻想に振り回されてはいけない。映画やドラマ、アニメや漫画の虚構の世界では美しい友情のオンパレードだ」続きを読む

    投稿日:2019.01.02

  • yoshitaka4729

    yoshitaka4729

    現実を見据え、極端に走ることなく、中庸を進むことが人間社会を生きる知恵

    多少の格差があろうと、それをおおらかに、いい加減に許してしまう社会が一番いい。

    投稿日:2018.11.05

  • q-taka

    q-taka

    映画監督、押井守さんが、主に若者について、あるいは若者に対してつぶやいた書。
    まさに、「つぶやき」というか、「叫び」というか、まぁそういう感じで、思いの丈を綴っている一冊です。
    私が思うに、このおじさんの言葉を一番に聞いて欲しいのは、若者たちのように思います。
    年季の入ったおやじだからこそ言える、人生訓がいっぱい詰まっています。

    冒頭、第一章「オヤジ論」の始めに「若さに価値などない」と言い切って始まっています。
    この第一章だけでも、若者に読んで欲しいと思います。
    という、とにかく面白いので読んでください。
    何かしら、得るものが有ると思います。
    続きを読む

    投稿日:2018.08.22

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