【感想】50円のコスト削減と100円の値上げでは、どちらが儲かるか?

林總 / ダイヤモンド社
(29件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • cd1129

    cd1129

    赤字脱却への分かりやすいストーリー。切り口は管理会計。
    実践と理論の乖離を分かりやすく表現している。

    投稿日:2022.12.18

  • nobu2kun

    nobu2kun

    BSC(バランススコアカード)を実ビジネスに適用しながら、業績改善の策を解く。今回は業績不振のファミレスを女子大学生が立て直すというストーリー。いつもの必ずハッピーエンドだけど、管理会計の勘所をつかむには、良いテキスト。

    Kindle Unlimitedで愛読してたドラッカーをネタにした会計小説の林さん。再開図書館の棚で単行本をたまたま見つけたので借りてみた。

    「50円のコスト削減と100円の値上げでは、どちらが儲かるか?」(ダイヤモンド社、林あつむ著)
    Day173

    https://amzn.to/2YksM3Z
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    投稿日:2020.06.21

  • hironakaji

    hironakaji

    2015年36冊目

    タイトルと著者名から会計を物語を通じて、解説してくれる本かと思うと、そうではない。
    本書では、赤字続きのレストランをBSC(バランスドスコアカード)の手法を使い、立て直す物語

    自分の仕事でもそうだが、ともすれば売上拡大を目指そうとすると売り手側の視点で考えてしまう。本書ではBSCを活用しお客様の視点業務プロセスの視点でどうビジネスを変えていくかということを教えてくれる。
    自分の仕事でもBSCは使っているが、なるほどこういう風に使うのかと改めて気づかされた。

    また、最後にも書かれているが、本書の根底はドラッカー理論の顧客創造でもある。

    たいへんわかりやすいストーリーで実際にはこんなに上手くはいかないだろうが、色んな気づきを得られた一冊であった。

    章ごとの途中にある、レシピの紹介も参考になる。
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    投稿日:2018.10.28

  • sky-reader

    sky-reader

    安曇ゼミに所属する菅平ヒカリは、ゼミのクラークシップで、ファミレスのロミーズで働き、
    生きた会計を学ぶように言われる。

    乗り気のないヒカリだが、働きはじめ、お店が火の車だということをしり、

    安曇先生にレクチャーを受けながら、店舗の改革に乗り出す。

    生きた会計に視点を当て、図や例をあげ説明しているため、非常にわかりやすい1冊。

    ロミーズの行方は、ヒカリの成長は・・

    バランススコアカードの4つの視点
    ?財務の視点(決算書)
    ?業務プロセスの視点(イノベーション)
    ?顧客の視点(マーケティング)
    ?学習と成長の視点(人材教育)
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    投稿日:2018.10.28

  • hatoushin

    hatoushin

    このレビューはネタバレを含みます

    2年連続赤字レストランを改善する話。
    標題の結論としては、50円のコスト削減の方が限界利益率が上がる。

    限界利益とは会社が生み出した付加価値そのもの。それを高いものを売れば儲かる。
    人件費削減だけではCVP分析の固定費を下げて利益が出やすくなる。
    ただそれは会計上だけのことで実態の営業は厳しくなり、売上高そのものが下がる危険性がある。

    コスト削減ばかりに主眼が行き、サービスが悪くなると変動費が減るがそれもまた売上高が結果的に下がる危険性を伴う。
    アンケートボックスで顧客の声を聞き改善していた。

    改善策としては、変動費のムダを削減する(材料のロスを減らす)
    ムダな在庫を保有しすぎないようにする(在庫を早く資金に変えて回転させる)
    赤字覚悟でも客寄せメニューを導入する(本では昔に仕入れた高級食材が賞味期限切れになりそうなため打ち出したお得メニューがあるという特別な状況であった。
    期限切れになりそうなら、限界利益率は低くとも広告宣伝のために出してしまったほうがいいということ)

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    投稿日:2017.10.04

  • pulse02

    pulse02

    他の方の評価は低いですが、管理会計の素人である自分にとっては、基本を押さえるためには、有益でした。
    確かに内容的には、1時間程度で読了できるくらい平易でしたが、管理会計だけでなく、バランススコアカード(BSC)の考え方を取り入れ、顧客志向で課題解決に迫る姿勢は、なかなかリアリティでした。
    人は、なかなか自分の立ち位置での視点で考えてしまいます。"顧客志向"を具体的に思考して、行動に落とし込むことの難しさを感じました。
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    投稿日:2017.05.07

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