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奥泉光 / 講談社文庫 (108件のレビュー)
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総合評価:
Canoro
2
意外性にあふれたクラシック音楽ミステリー
クラシック音楽の世界を題材としたミステリー。 中盤まで事件らしい事件がほとんど起こらず、クラシック(特にシューマン)に関連した薀蓄ばかりのストーリーなのでやや退屈したが、一気にストーリーが動きだす後半…以降はなかなか。 特に、ラストの二重にわたるドンデン返しは意外性だけでなく、序盤からの微妙な違和感の解消にもつながっており、「やられた!」と久しぶりに感心してしまった。続きを読む
投稿日:2013.10.05
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getsu
1
クラシックの知識が浅いと苦労するかも・・・
出だしはどうなるんだろう?というワクワクが感がありましたが、途中のシューマンのウンチクが苦痛で何度もくじけそうになりましたが、なんとか読了。こういう文章はちょっと苦手です。自分にもっとクラシックに関す…る知識があれば、また違った感想になると思うのですが・・・ 途中の苦痛に感じる部分がなければ、面白いのですが、途中で挫折しかけただけに面白さが半減してしまいました。 シューマン論、音楽論のところは飛ばして、もう1回読んだら感想は大きく変わりそうな気もしますが・・・ 続きを読む
投稿日:2013.11.01
レビューネーム未設定
シューマンの音楽の魅力を再発見できました
どちらかといえば、あまり興味がなかった作曲家でした。しかし本書を読むことで今まで知らなかった曲を聞き始めてから、すっかり虜になりました。ピアノ曲「交響的練習曲」や「ダヴィッド同盟舞曲集」はこの本で知っ…て、大好きになった曲集。ミステリーとしても、もちろん面白かったですが、今まで気づけなかったシューマンの魅力を知ることができたのが何よりの収穫。全編にわたる作者のシューマンに対する深い愛情に、すっかりやられた感じです。続きを読む
投稿日:2013.09.24
hazu-haya-yu
しんどかった
ミステリアスなタイトルとクラシック音楽が題材ということで、興味を持って読み始めたのですが…。うんちくと文脈の流れを削ぐ程の横文字の多さに、何度挫折しそうになった事か。 回想録?と疑問を持ちながら、途中…から常人の文章ではないかもという気持ちが湧いて、何とか最後まで辿り着いた感じです。 後半は意外性もありましたが、何しろ、前半がしんどかったので盛り上がりに欠けた感が否めません。古典音楽に造詣が深ければもっと楽しめたのかしらとも思いますが、残念でした。続きを読む
投稿日:2013.11.10
"powered by"
cath
シューマン解説が大部分でお腹いっぱいになりかけたタイミングで物語内で事件発生。唐突感しかありませんでしたが、気になるので読み続けてしまいました。 物語の展開を期待して最後まで読みましたが、結局終始シュ…ーマンの楽曲解説が続き、内容は浅いものに感じました。続きを読む
投稿日:2023.12.28
planets13
封印を解くことと封印を施すこと、そのアンビバレントな両立が、物語としての危うさを補強しているのかも。ともかく広げた風呂敷は大きかった。
投稿日:2023.12.24
jusey
Haruさんの記事より読むことに 終わり方にびっくり 附箋 ・シューマン《ピアノ協奏曲イ短調》Op.54 ・シューマンの管弦楽曲は、指揮者とオーケストラにとって一つの試金石 ・マタチッチが振ったリヒ…テルの演奏 ・アルフレッド・コルトーは、コンチェルトの冒頭をきわめて遅いテンポで弾く。 ・ダヴィッド同盟舞曲集Op.6 ・Sehr langsam シューマンが愛用した指示記号 ・四本足の家具調ステレオ ・トッカータOp.7 ・フモレスケOp.20 ・《リーダークライス》Op.39 Mondnacht ・吾妻先生は マル・ウォルドロン 菊地雅章 リュリ ・二次試験 《交響的練習曲》Op.13 ・「音楽」にただ奉仕すること。ひたすら尽くすこと。 ・《ピアノソナタ第三番へ短調〈管弦楽のない協奏曲〉》Op.14 ・影踏み続きを読む
投稿日:2023.07.29
りよよん
最後の数ページの衝撃が凄かった… 音楽のこと、シューマンのことをかなり知っていないと楽しんで読めないかもしれない 私の友達は途中で断念していた
投稿日:2023.04.10
kaname15
小中の音楽の授業ってなんであんなにつまらないのでしょう? 漫画や映画や小説で取り上げられる音楽家達は皆さん個性的で興味深く、その音楽にもついつい聴き入ってしまいます。 今回はシューマンについて詳しくな…りました。ありがとうございます。 でも残念ながら小説としては星3つかな。続きを読む
投稿日:2023.02.03
mattopernatto
この作家の本は初めて読んだが、面白かった。 シューマンの楽曲に関するいろいろ(うんちく)はほぼ飛ばし読みではあったが、ついついつられて音楽を探して聴いてしまった。あー、この曲もこの曲もシューマンだっ…たのかと音楽に疎い私は恥ずかしくなりました。 完成された音楽を演奏するというのは、完全なものの一部だけが外に滲みててくるもの、みたいな感覚はなるほどなあと思った。ピアニスト(演奏者)は音楽への奉仕者、とか、音楽をやったことのない人間にはよくわからない世界である。私は楽譜も読めないし(ピアノはやってたけど、書いてあることを鍵盤に投影して音を出すという作業ができなかった。ほんとうに下手くそだった)頭の中で音楽が鳴ることもないで、よくわからないが・・・。 ぐいぐい読ませるストーリー展開だったが、途中で「風と樹の歌」か??という展開にまでいき、びっくりしつつ、最後で「はー、やっぱりそうきたか」というところで落ち着いた。だいたい、なくなった指が再生するなんてことは不可能だしな・・・。 文庫の装丁が素敵。血がついてたの、最後まで気がつかなかったけど、最後まで読むと、内容にぴったりの装丁。続きを読む
投稿日:2022.07.11
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