この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下

白石一文 / 講談社文庫
(55件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
12
20
13
0
1
  • 考えることの大切さと、考えることの無意味さ

    「死」それも「無」ということへの恐怖について、イロイロな本を読んでみたりしたが、白石一文さんの作品からは何か心の琴線に触れるモノがある。

    この作品は現代のアメリカ型資本主義の終焉、救われない人間の業とかについて出版社勤務のエリート編集者が主人公として語り、経験し、感じていく話。
    主人公に現実社会での悲惨な状況であるとか、科学的で霊的なモノの否定的な意見を語らせ、一方で霊的な体験をし、結果的には否定でも肯定でもない新たな思いが語られている。

    考えることの大切さと、考えることの無意味さに考えさせられた。
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    投稿日:2014.11.18

ブクログレビュー

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  • ukaiya

    ukaiya

    意図的にミスリードして、肩透かしを食らわせる
    ストーリーテリングが面白いけど
    引用が多すぎて、理屈が理屈としてゴツゴツしすぎ?

    小説としてはどうなんだろう?

    投稿日:2020.07.19

  • きまめ

    きまめ

    上巻と同じように理屈の捏ね回しは続きつつも、物語も動き出してなかなかに面白い。ただ、突然逃亡犯を捕まえる展開になったり、政治家がスピリチュアルなことを言い出したり、意外な人の結びつきが合ったり、少し強引な雰囲気もあった。小説だからある程度は仕方ないけれど。
    良くも悪くも濃厚でてんこ盛りな一種のカオスを恐れない実験的な小説だったと思う。
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    投稿日:2019.07.17

  • Στέφανος

    Στέφανος

    解説:片山恭一
    不安◆ミッチェル◆EVA◆もの言う巨人◆障害者白書◆繁殖生物◆ショウダは煙草を吸わなかった◆詩集◆ジュンナの智恵◆小さないのち◆手紙◆痴漢の顛末◆白いワンピース◆「必然?何それ」◆プランピー・ナッツ◆異変◆役員人事◆クルーグマン◆クレパス◆新村光治◆さよならUSA◆偽善者◆率直な反射◆千枚通し◆本当のかあちゃん◆サルと人間◆この胸に突き刺さる矢◆真相◆丘の頂にて続きを読む

    投稿日:2019.05.04

  • 夢色

    夢色

    【あらすじ】
    カワバタは胃ガンであった。手術の直後から、数年前に死んだ息子が自分をどこかに導こうとする囁きが聞こえ出す。格差社会、DV、売春―思索はどこまでも広がり、深まり、それが死の準備などではなく、新たな生の発見へとつながってゆく。発表されるや各メディアから嵐のような絶賛を浴びた、衝撃の書。

    【感想】

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    投稿日:2018.06.29

  • wahtron

    wahtron

    先の読めない展開が読んでいる間ずっと楽しめた。引用も多くて社会やら人間やらについて考えさせられる仕掛けにもなっている。ただ個人的は突き刺さる矢はなかったかな。

    投稿日:2018.03.24

  • スペースモンキー

    スペースモンキー

    中村一文が書く人の一生についての話。今個人的にこの小説みたいなことばっかり考えて生きてるので、すごく身につまされる話だった。どこかのコミュニティに属していると、他人の利権争いや、他人の打算ありきで話をもちかけてこられて、すごくやりづらい。でも主人公が言っていた「必然」を意識する生き方は面白いので、俺も見習おうと思った。白石一文の書く主人公は皆、社会的に成功していて、お金にも困っていないけど、ひどく生きづらそうだ。この人の小説を読み終わったら、皆一様に生きづらさは抱えているんだなあと少し安心する。続きを読む

    投稿日:2017.10.09

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