【感想】新装版 ムーミン谷の冬

トーベ・ヤンソン, 山室静 / 講談社文庫
(56件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
15
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11
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ブクログレビュー

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  • a-book

    a-book

    みんなが冬眠している時期にムーミンだけ目が覚めてしまう。
    それだけでも心細いし怖いのに、
    初めて会う人たち、初めて見る雪にも驚きと恐怖がおそってくる。ムーミンの冒険物語。
    最後はムーミンの心にも光がさしてよかった。続きを読む

    投稿日:2023.12.13

  • kajitoki

    kajitoki

    冬眠から目覚めてしまったムーミントロールは冬を知りながら春の訪れを待つ。
    初めてムーミンを読んだけど、とにかく描写が丁寧で五感をフルに想見させる。苦しいことも不条理なことも乗り越える。おしゃまさん、私はあなたが好きよ。続きを読む

    投稿日:2023.05.21

  • ひ

    冬眠から目を覚ましてしまったムーミンが少しずつ冬を好きになっていくのが嬉しかった〜
    住み分けているはずの冬の住人と夏の住人が、それぞれ距離をとりながら生きていくのをみて現実もそうなったらいいのになーなんて思った続きを読む

    投稿日:2023.04.30

  • rosemacaron092

    rosemacaron092

    面白かった。
    体育会系で、寒い屋外での運動や明るいことが大好きでそれが好きじゃない人を見ると「そうなんだ。でもいつかは私が正しかったとわかるはずだ」と言うヘムレンさん。それにハマれない人たち。
    そこの描き方がすごく好きでだと思った。キラキラしている一般的に「善い」とされること。全員がそのやり方にはまれるわけじゃないし、はまり続ける事ができる人は滅多にいないし、別にそれにはまれなかったからと言ってその人が「悪い」わけではない。
    というのを描いてくれたのが私にとってはすごくよかった。
    それから、そんな曲者のヘムレンさんも、「悪い人」という訳ではなく、「いい人なんだけどムーミンには合わない人」と位置づけて断罪しないでいるところが好きだと思った。
    こういうのを豊かさだと思う。
    続きを読む

    投稿日:2023.03.19

  • 彗

    真冬になると読みたくなる本。
    もうだいぶ前に買った文庫本で、バーコードさえ付いてない。見たら昭和55年に発行されたものだった。

    冬は冬眠するムーミンが、ムーミントロールだけ目が覚めてしまい、初めて冬の世界を知る冒険物語。

    始めて知る冬の世界にムーミンは戸惑い、馴染み深い春と夏ばかりに思いを馳せる。対照的に、ちびのミイは『だけど、いまは冬ですよ』と冬そのものを楽しむ。

    奇妙な生き物たちの奇妙な生態や、凍てついた冬の世界の描写に不思議と心癒されるのだ。

    物語は、春が来て冬眠していたムーミンたちが目覚め、春を楽しむ場面で終わる。
    ちょうど暖かくなってきたタイミングで、わたしの心にも春の風が吹いた。
    続きを読む

    投稿日:2023.03.11

  • 海と青硝子

    海と青硝子

    北欧の冬は、寒く雪深いだけでなく、暗いのですね。太陽に見放されたように。ムーミン屋敷に集まってきたお客さんたちの、思い思いの過ごし方が微笑ましい。ママがいない中で、ムーミントロールはよくやりました。

    投稿日:2023.02.28

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