【感想】九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子

九井諒子 / HARTA COMIX
(135件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
57
52
13
1
0
  • 七色七変化

    購入したものの積んでたのを後悔した一冊。
    タイトルに「竜」とありますが、モチーフとして竜が絡んでくる話は2話だけで、あとは日常に非日常テイストを加味した独自展開の短編集です。
    まず目を見張ったのが、その画力。上手いだけじゃなくて、描くストーリーによって絵柄を変えてくる器用さも併せ持つとは……。
    ギャグもシリアスも描けるストーリーテリングにこの画力なんて、黄金比としか言いようがありません。
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    投稿日:2013.12.31

  • ファンタジー短編集

    竜とか人魚とかファンタジックな世界のお話。
    なのですが、それらと争い打倒するようなバトルものではなく、もし竜がいたら人間同士の交流は?とか、人魚がいたとしたら。みたいな世界観を楽しむ漫画。

    多分基本的な設定自体はそんなに突飛なものではないのですが、視点がすごく実生活によりそっている。その為、話はどファンタジーであるにもかかわらず、そこに描かれている世界がとても身近に感じられる作品。
    なんかいいなぁこういう世界。自分もちょっとそこに入り込んでみたい気持ちにさせられます。

    一つ現実の病を題材にした狼男の話があるのだけど、いままでそんな病の存在を知らなかったので驚きでした。
    短編集なので空き時間に読んだりするのにもおすすめです。

    少し不思議な 世界に想いを馳せるのが好きな人に是非。
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    投稿日:2013.11.17

  • 最初と最後に竜のお話

    オムニバスです。
    最初と最後に竜の話が載っていました。
    おh名無しの内容に合わせてか絵柄が変わります。
    最初のお話の竜の解釈は独特でした。
    長めのお話も読んでみたくなりました。

    投稿日:2013.11.08

  • 大好きな一冊になるはず

    短編集ですが、どのお話も非常にいい感じです。
    独特で、ユーモアがあって、優しい印象です。
    泣ける話や、登場人物のその後が知りたくなるような話もあり
    何度も読み返したくなると思います。

    投稿日:2013.12.29

  • 表紙の絵は内容に正直関係ない

    でも、そんなこと忘れるくらい素敵な短編集。
    どれも暗い部分を含んでいるのに、最後は温かい気持ちになれる。
    「金なし白祿」が特におすすめ。

    投稿日:2014.09.10

  • 本で読んだのを読み返し。

    これは凄くよかった。
    7つの短編からなる不思議なお話。
    ほのぼのもあれば、考えさせられるものもある。
    どれも好きだけれど、一番笑ったのは『犬谷家の人々』。
    親を思い、子を思い、人を思い、世界を思う。
    小さな絆が大きな絆になり、それが世界中に広がれば、たった一つの想いが満ちていく。
    争いや諍い、種族の違いからくる差別や、心を縛る枷や失ったものへの悲しみ。
    そういうものが、一つの小さな絆によってふんわりと溶けていくような、そういう物語ばかりでした。
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    投稿日:2015.05.03

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ブクログレビュー

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  • すあま

    すあま

    ファンタジーや創作でお馴染みの設定に作家性を加えて面白くすることにかけて久井先生は突出していると思う。
    お気に入りは狼症の2篇で、前編で架空エッセイとして面白さ、後編ではエッセイでは書かれないであろう当事者の葛藤の奥深さがあり組み合わせて面白い作品。
    ハッピーエンドなのにご都合主義とは思えなくてちゃんと感動できるすごさ。
    続きを読む

    投稿日:2022.12.30

  • うんこまん

    うんこまん

    この作者凄いなー。心地の良いSF、ファンタジー。人魚と野球少年の話とかかなり好きなんだけど1番は犬谷家の人々。面白すぎる設定、オマージュ。

    投稿日:2021.09.30

  • parupito

    parupito

    「竜のかわいい七つの子 九井諒子 KADOKAWA 2012年」絵も綺麗、話の内容も一つずつ面白い。かなり楽しめた。

    投稿日:2021.05.05

  • アルファ

    アルファ

    ファンタジー風味だったり、少し不思議な風習なりなんなりが残る日本だったり、独自の設定の中にきちんとヒューマンドラマを練りこんだストーリー展開がなされているので一つ一つがとても読み応えがあって良かった

    「犬谷家の人々」の、この設定何に生かすんだろう…というところから上手く一回りするまでの世界観というか着想というか、上手い
    続きを読む

    投稿日:2020.03.17

  • 7do8bu1991

    7do8bu1991

    丸井鯨子さんの作品は・・・「ひきだしにテラリウム(2013)」振りですが。この作品はマジで楽しめた。 特に2話と3話と4話がGood!!

    投稿日:2019.06.02

  • マンガタリ編集部

    マンガタリ編集部

    九井諒子さんの短編集。
    『ダンジョン飯』が大きく話題になりましたが、
    九井さんは短編の見事さも大きな魅力です。
    敵対する2つの国の人々を描くやや重めのお話から、
    日常にするっと紛れ込んだり同居していたりする
    ファンタジック要素が微笑ましくかわいい作品たちまで、
    時に微笑み、時にしんみりし、時に涙する
    全7作が収録されています。どの作品も面白いですが、
    個人的には、可笑しい中に人情が染みる「金なし百禄」、
    どんどんこじれていく状況が面白い「犬谷家の人々」が
    特にお気に入りです(^^)。
    続きを読む

    投稿日:2019.04.07

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