【感想】アド・アストラ ―スキピオとハンニバル― 1

カガノミハチ / ウルトラジャンプ
(24件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
4
9
9
0
0
  • 素材は良いのに消化し切れていない

     まだ5巻までの感想になる。
     古代ローマ史は面白いエピソードが満載だが、その中でも特に面白いのがポエニ戦争、カエサルに関する一連の物語(ガリア戦記から内乱記、その死に至るまで)、オクタビアヌスとアントニウスの葛藤の物語ではないかと思う。
     この漫画はそのポエニ戦争のうち第2次ポエニ戦争を大スキピオとハンニバルに焦点を当てて描こうとしている、のだろうが、、、

     正直、消化不良感が酷い。今(5巻目)はカンナエの戦いの手前だが、「アルプス越え」のエピソードをあまりにもあっさりさせすぎているし、人物描写も掘り下げが足りないと思う。素材が良いもので画力もあるだけに何か淡々と事実を連ねているだけに感じられるのがあまりに惜しい。歴史書を読んでいるのではなく漫画を読んでいるのだから、もう少しデフォルメ(絵ではなくエピソードの)や実在以外の人物を出しての語りなんかが合っても良いのではないだろうか。

     この漫画を読むと「キングダム」や「チェーザレ」がいかに良く出来ているかがよく分かる。
     完結するまで購入すると思うが、最後にはこの評価を変えてくれることを望む。
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    投稿日:2014.05.28

  • 派手さはないが面白い

    出だしが、ハンニバルが神の子であるだとか、感情がないだとかいうファンタジーめいたエピソードだったのでガッカリしたが、子供時代の話が終わり、スキピオが登場しだしてからは、むしろ、突飛なところがなく地に足がついたストーリー展開になっている。
    登場人物がそれほど多くなく、部族についての説明や地図も適度に挿入されているので、戦記ものが苦手でも楽しめると思う。
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    投稿日:2014.02.27

  • ハンニバルのかっこよさを味わう漫画です

    戦記もので面白い漫画として紹介されていたので、読んでみると確かに面白く、一気に4巻まで読んでしまいました。
    「マゴ(ハンニバルの弟)よ、覚えておけ。
     遠征先で大軍の質と量を維持するために絶えず必要となるものが3つある。
     兵糧、女、そして勝利だ」
    この洞察にしびれました。
    傭兵を中心とするハンニバル軍の弱点を、ハンニバル自身が最もよく理解しているような描写です。
    続きが気になります。
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    投稿日:2014.02.09

  • 古代ローマものです

    ハンニバルと大スキピオの攻防を描いています。絵も説明もわかりやすく、興味深い内容です。
    戦術の本でハンニバルの圧勝をよく読みましたが、実際にはローマ以上に苦境の連続であった事がわかります。
    個人的には、今後起こるカンネの戦いが楽しみです。続きを読む

    投稿日:2014.01.04

  • これから..

    この時代の話が好きです。
    塩野七生の本の影響が大きいかな。
    まだ読んで無いけど、楽しみです。

    投稿日:2013.11.12

  • ハンニバル戦記

    ハンニバル戦記の漫画版って感じです。
    スキピオが主役です
    ローマ史が好きな人は面白いと思います

    投稿日:2013.10.23

ブクログレビュー

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  • セイン

    セイン

    全13巻、購読しました。世界史で習ったハンニバル、スキピオ、ポエニ戦争については、ハンニバルがスキピオに敗れた程度の理解でしたが、とても関心があったので楽しく読むことができました。
    戦闘の天才ハンニバルに対して、秀才スキピオが相手の戦術を逆に利用し勝利を収めていくという展開は、とても読みごたえがありました。魅力的な登場人物も多く、その名でも偉大な兄を持つマゴには共感し、尊敬する兄に認められての最後だったので、少し救われた気持ちになりました。
    結末が決まっている話をこれだけ魅力的に作れる作者の力量は本物だと思うので、次の作品も楽しみにしたいです。
    続きを読む

    投稿日:2022.11.16

  • pbookbird

    pbookbird

    このレビューはネタバレを含みます

    とても楽しかった。ローマ史ももっと読んでみようかなと思えた。
    けど、誰かが書いていたとおり、ハンニバルでドラマチックなのは前半(カンナエまで)で、その後は尻すぼみ。結果を知ってて読む以上、あ、さっきのがピークだな、もうずっとスキピオのターンのままザマまで行くなってのはわかってしまう。それ自体は史実である以上どうしようもない。後半のハンニバルの無力感と意地のせめぎあいみたいな部分はもっと描けるのかもしれない。

    地味にマンガのいいところは、このBC200頃の武器や衣服、食器や建築、社会と文化がイメージできるようになるところ。正しいといいんだけど。。ガリア人は全然未開、騎兵は木の槍、砲撃系は結構石投げにウェイトあり、アンフォラは口飲みでOK、とか。

    まとめ
    象を戦いに使うのはやめましょう

    孟獲(400年後)「え?いやいや俺は使ってないよ。三國無双とかでは乗ったけどね。南蛮感がもうちょい欲しいって言われて。演出ですよあんなもんは。。。までも、、ほんのちょっとは乗ってたかもわからんな。どっちみち負けたけどな。あこれ言ったらあかんよ秘密やから。嫁に怒られるから。」

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    投稿日:2018.11.25

  • eyewh

    eyewh

    現在1~6巻刊行
    B.C241、紀元前3世紀。第一回ポエニ戦争から始まる
    共和制ローマとカルタゴの物語。
    「紀元前3世紀、台頭著しい共和政ローマを恐怖の底に突き落とした男がいた。ハンニバル・バルカ── ローマ史上最大の敵となった怪物と、彼からローマを守った英雄プブリウス・コルネリウス・スキピオ。同時代を生きた二人の戦いが、今幕を開ける!!」


    感想・堅めの絵柄かな?と思ったけど、ところどころほんわかしたギャグもありw
    人物の描き分けも(おじさんはちょっとごっちゃになるけど)よくて読みやすい。
    戦闘・戦術の場面が多くやや男子向け?




    1~3読了
    続きを読む

    投稿日:2014.09.18

  • sunnysakurai

    sunnysakurai

    カルタゴとハンニバルが好きなので購入。実際の所の史実はもうほとんど忘れてしまったので、とんでも設定や、おかしい描写があってもわからないw

    アルプス越えがクライマックスかと思っていたので、一巻であっという間にアルプス越えてしまって、ちょっと拍子抜け。続きを読む

    投稿日:2014.08.24

  • maruqez

    maruqez

    ハンニバルとスキピオの両雄のドラマだと読者に印象付けて1巻が終わる。絵が硬いというか動的な感じが欠けた構成になっている。ローマもの好きなので次に期待。

    投稿日:2014.02.27

  • ぴの

    ぴの

    このレビューはネタバレを含みます

    紀元前3世紀の古代ローマと戦い、恐怖させたカルタゴの名将ハンニバル・バルカ。そして、そのハンニバルと戦ったローマの英雄ププリウス・コルネリウス・スキピオ。ローマとカルタゴの戦いを軸に二人の英雄を描く!

    ハンニバルの名前くらいは知ってましたが、古代ローマのことはぜんぜん知りませんでした。でも、けっこう引き込まれました。ハンニバルやスキピオの知略合戦的な側面もありそうで、続きも読んでみたい作品でした。

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    投稿日:2014.02.15

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