【感想】31歳からの子宮の教科書

宗田聡 / ディスカヴァー・トゥエンティワン
(2件のレビュー)

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  • yonogrit

    yonogrit

    1386

    生理は毎月のベットメイキングみたいなもんだから、生理(赤ちゃん用のベットを排出)が来てても排卵しているとは限らないらしい。だからちゃんと排卵しているかどうかって婦人科行って確認した方がいいらしいね。

    妊娠も性交回数が多いから子供が出来るというよりは、狙ったタイミングで性交すれば子供が出来るから、性交の頻度が週に4回のカップルと半年に1回のカップルでもタイミング次第だから、仲の良さ=子供の数の多さでもないらしい。

    だから子供は仲の良さに比例しないんだよ。セックスは子供を作る為というものじゃないから。だから同性愛とかもあるんだよ。子供が出来ないセックスなんてみたいにいう人いるけど

    宗田聡(Satoshi Soda)
    広尾レディース院長、筑波大学大学院人間総合科学研究科非常勤講師。茨城県出身。医師、医学博士。専門は、産婦人科医(周産期医療、出生前診断、胎児医学、遺伝医学、メンタルヘルス、医療倫理、プライマリケア、医療IT、女性医学)。日本産科婦人科学会認定医・指導医、臨床遺伝学認定医・指導医、認定産業医・スポーツ医、アメリカ人類遺伝学会(ACMG)上級会員(Fellow)。母校の大学病院で講師として臨床医療・教育・研究に関わり、留学後に幅広い医療、特に女性の心とカラダの健康を総合的にサポートする医療を理想として、地域周産期センター長を歴任後、都内で都市型かかりつけ医のクリニックを開業。日英論文多数、専門書(翻訳)執筆にも定評があり、一般誌でも「AneCan」など様々な雑誌で女性の健康に関する記事を多数執筆。著書には、「産後ママの心と体をケアする本」「産後うつ病ガイドブック」「ニューイングランド周産期マニュアル第二版」など。



    この地球上で生きているものはすべて、自分と同じ種族を残そうとします。それは、私たちヒトも同じです。年頃になると子孫を残す、つまり子どもをつくる準備が女性の身体に始まります。 卵巣から卵が出て(排卵)、精子と卵子が一緒になり、子どもの 素 となる受精卵ができると、それは卵管から子宮に向けて下りてきます。 すると、子どもを宿す働きを持つ子宮は、内膜が厚くなっていきます。まるでフカフカのベッドのように変化して、受精卵が子宮内に落ち着く(着床する)のを待ちかまえているのです。 ところが、そう毎月毎月、妊娠するわけではありませんよね? 受精卵ができなかったり、子宮内に下りて来なかったりすると、次の新しい受精卵のために、内膜を一斉にはがし落とします。 これが生理です。 用意していたフカフカベッドのシーツを全部はがして、次に備えて新たにベッドメイキングをするのです。

    ここで、生理と排卵の違いをハッキリさせておきましょう。 生理は、内膜がはがれ落ちること、ただの新陳代謝だと覚えておいてください。つまり、排卵がされていることと、内膜がはがれ落ちることとは、別の問題なのです。

    最近、 30 ~ 40 代の子どもを産んでいない女性の方で、ジムに週4、5回通い、男性のように体脂肪率が 10%切っている方がいますが、これは心配です。美容に健康に……はいいのですが、体脂肪率が極端に少なく、女性ホルモンがスムーズにつくりだされないのも問題です。

    鎮痛剤の外箱をよく読めば、すごく怖い副作用がいっぱい書いてあるのに、それを誰も読んでいません。「この痛み止め飲んだら、胃に穴が開いちゃったり、身体壊すとか書いてあるんですけど、飲んで大丈夫ですか?」などという質問をしてくる方は、いまだかつて1人もいらっしゃいませんでした。つまり、そのぐらい怖いということです。   今は、みなさん、本当に薬に頼りすぎです。痛ければ薬、風邪を引いたら薬、調子悪ければ薬、おりものが多かったら薬……と、何でも薬で解決しようとしますが、薬で治すことができないものはたくさんあります。

    よく勘違いされるのですが、漢方薬にも副作用はあります。ただ、一般的にいわれるように、確かに大きな副作用は少ないでしょう。

    出血量に比例して痛みも強いはず。 そんなときはピルが有効! 将来の病気予防にも。

    PMSは生理の2週間くらい前から起こり、生理が始まると急に雨雲が去って晴れわたり青空が広がるように具合がよくなります。そして、また次の生理の2週間前になると同じように調子が悪くなり、生理が来るとよくなる……この繰り返しです。

    また、すぐに子どもをつくろうという状況でなければ、排卵を抑える低用量ピルを飲むのも非常に効果的です。本来なら自分自身で出している女性ホルモンを、ごくわずかに外から薬として飲むことによって、頭(脳)が勘違いし、本来なら身体が行っているホルモン調節(変動)がなくなります。そのため、先ほどのような重い生理前の症状が出なくなります。

    以前、「週に4、5回セックスしているのに妊娠しない」というご相談を受けたことがあります。そのご夫婦は、なぜか排卵している時期にはセックスせず、生理が終わるか終わらないかあたりから再びドドドドッとしていたようなのですが、このように情熱的に回数だけ重ねてもあまり意味はありません(笑)。仲がいいのは素晴らしいことですが、子どもが欲しかったら、時期を狙ってセックスすることが大切です。

    忙しすぎたり、寝る暇もなく常に悩んでいたり、精神的に追い込まれている人は、大前提として、妊娠しにくくなります。心も身体も落ち着いていないからです。 ですから、そう簡単には妊娠しないのが、むしろ自然です。「今は子どもを育てる暇なんてないよ!」というメッセージを、身体が発しているのです。

    そして、人間の身体も、そのようにリラックスしているときは、とてもよく反応します。 人間は大脳が発達しているので、女性も排卵のサイクルがある程度決まってしまっていますが、もともと動物は交尾したときに、その興奮で卵が出る仕組み(交尾排卵)になっています。 なぜなら、男性が射精して精子を出すのと同じように、女性も、セックスでオーガズムに達したときに卵が出ていれば、一番効率がいいからです。 その例が、若い女性が妊娠するときのケースです。 10 代の若い女性が、生理周期から計算すると排卵時期ではないのにもかかわらず、たった一度のセックスだけで妊娠してしまうのは現実によくある話です。年齢が若く、まだ性周期が確立していないと、セックスしたときにポンと排卵し、妊娠することがあります。

    現在日本では、年間に 30 万件弱の中絶手術が行われていて、そのうちの十何件で、たとえば中絶手術のときに子宮に穴が開いてしまった、勢いで突き破り腸まで穴を開けてしまったなどという事故が起きることもありますが、いずれにせよ、それはかなり低い確率でのお話です。
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    投稿日:2023.12.20

  • ふがし

    ふがし

    このレビューはネタバレを含みます

    当たり前だけど、(おそらくここで書かれている内容は大部分の女性には適することかもしれないが)当然個人差があるので鵜呑みにするのは危険すぎると感じた。
    ピルを薦める文章が多く見られ、またピルの副作用については「太る」ことのみにしか触れられていなかった。しかも、ピルに副作用(この本では「太ること」)があったのは昔のこと、と言いきっている。
    でも実際、私の場合はどんなに副作用が軽いというピルでも必ず激しい胃痛を併発するため、飲みたくても飲めない体質なので、そこまで断言されてしまうとなんだかなぁと思う。しかも正直「太る程度の副作用だったら全然飲むわ」とも思う…
    この本で触れる基本的な知識というか、そういうものについては知っていてもちろんためになる。でも、このレベルの情報を30超えてる女が知らないのもどうかと。30代で慌てないために20代が読む本、といった方が良いかも。
    とはいえ6年前の本なので、今ではもっといろいろ進んでいるかもね。

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    投稿日:2018.10.27

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