【感想】焦茶色のパステル 新装版

岡嶋二人 / 講談社文庫
(22件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
3
9
6
3
0
  • 納得のデビュー作

    この本はフーダニットやハウダニットではなくワイダニットに焦点が当てられた本だと思います。主人公周りの人の心情も十分に書きつつ、理論的なトリックを構築している岡嶋二人節は、デビュー作であるこの本にも表れており、十分読み応えがあると思います。

    ただ、一点。ただのOLであるはずの友人が優秀すぎて、完全な誘導役であるのが見てとれる点が残念。
    続きを読む

    投稿日:2014.06.12

ブクログレビュー

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  • JINTA(じんた)

    JINTA(じんた)

    岡嶋二人のデビュー作。競馬が絡んだ事件が発生するが、競馬を知らない人でも楽しめる構成はあっぱれ。また、いわゆる名探偵が登場しないミステリーであるが、登場人物と一緒に謎を追いかけていけるミステリーの教科書のような作品。続きを読む

    投稿日:2023.08.06

  • おの

    おの

    競馬には全く興味はありませんでしたが、とても面白かったです。


    主人公の香苗も競馬や馬に関しての知識が疎いので、主人公と同じ立場で読み進めて行けたのも良かったです。


    「チョコレートゲーム」でもそうでしたが、作者は競馬が好きなんでしょうね笑続きを読む

    投稿日:2022.12.14

  • hdb12

    hdb12

    「クラインの壺」を読んでから2作目。最後のどんでん返しまで楽しめた。コンビのいきさつ「おかしな二人」は読まずに作品を読みあさっていきたい。

    投稿日:2022.10.23

  • mktr

    mktr

    競馬をテーマにした、作者のデビュー作。それほど派手な作品ではないものの、よく練られた作品であると思う。競馬を知らない人間でも十分に楽しむことができる。

    投稿日:2021.05.29

  • yu2on

    yu2on

    このレビューはネタバレを含みます

    馬関係の仕事に就いたので読んでみた。

    犯人当てや組織犯罪のような要素が盛りだくさんで、馬のこともいろいろ知ることができて面白かった。

    最後の真相は思っていたよりも大事だったので、本当にこんなことあるのか、どう収集をつけるのか考えてしまった。
    生産者側としては、毛色のことを考えることもあるわけて、誰もこういった遺伝について考える人はなかったのかとも思わないではない。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.05.28

  • Kurashina

    Kurashina

    主人公となる女性二人が事件を追っていき、危険を乗り越えて数々の手がかりを見つけ、徐々にピースをはめていく。そして最後には意外な犯人、意外な真相が待っている。
    ミステリーの王道といった感じですが、途中で飽きさせないのはさすが。
    江戸川乱歩賞受賞納得の作品。
    続きを読む

    投稿日:2021.03.12

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