【感想】幻想郵便局

堀川アサコ / 講談社文庫
(274件のレビュー)

総合評価:

平均 3.0
18
48
112
54
10
  • ジャンル不詳だけど面白い

    あの世とこの世の境目が郵便局という設定がおもしろい。登場人物もみんな個性的で魅力的だし、女性らしいやらかい文体で読みやすかったです。
    功徳通帳のはなしだけで1冊書けてしまうくらい面白い発想だと思います
    ファンタジー? ホラー? サスペンス? ジャンルもよくわからないところがまたいい感じです。映画館のほうも読んでみたいです。
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    投稿日:2014.02.14

  • 人は死んでも生きている、かも

    この世とあの世の境界にある郵便局を舞台とした物語。臨死者が幻視する「お花畑」が実在し、それを毎日メンテしてる人がいるとは思いもよらなかった(笑) タイトルから予想していたよりも、数段骨太な作品だった。短い一生をベッドで寝たきりで過ごすことを余儀なくされたこどもも、死後は元気いっぱい走り回れる…というように、「死」はある意味で「救済」であるというのが、著者のメッセージと感じた。泣かせを売りにした作品じゃないが、泣ける。ちうか泣いた。続きを読む

    投稿日:2013.09.28

  • ライトホラーファンタジーって趣が面白い!

    この本の前に、洋物ファンタジーの「スウィッチ」を読んだのですが、舞台の大きさの違いが、和洋ファンタジーの違いかな~と・・・ v(^-^)v
    洋物ファンタジーは、映像にすると舞台の大きさが生かされて手に汗握る壮大なファンタジーと成りますが、和物ファンタジーは「古道具屋・・・」「幽落町・・・」「流星ワゴン」等々の様に、アヤカシと人間の交わり(交友関係?)が主軸となり、温か系のストリーが多いですね。
    これは、「日本昔話」等を聞かされて育った日本人特有のアヤカシへの感情のせいでは?と思うところです。(外国のアヤカシは怖い!!!・・児童向けでも)
    本書もまさしく「アヤカシと主人公アズサ」の交流を「登天郵便局」を舞台にホンワカと描かれています。(登天郵便局の由来は読み進める内に・・・(? _ ?) )
    登場人物も個性豊かな人(アヤカシ?)に描かれ、人物像を想像しながら読み進められます。
    ホラーでもスプラッタ系で無くコメディー系で(ホラーで無くてアヤカシ物かな~)楽しく読めます。


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    投稿日:2016.02.14

  • なんだろ、この癒され感

    探し物が得意なアズサが「ご指名」を受けて働き始めた登天郵便局。そこは「あの世」と「この世」をつなぐ場所だった。
    早速、郵便局を開くにあたって土地神様と契約を交わした木簡を探すことを頼まれるのだが…。
    裏庭のお花畑の門から、死者は「あの世」へ旅立っていく。
    郵便局の窓口では、生者が功徳手帳に自らが行った善悪を記帳してもらう。
    死者と生者が普通に行き交っている不思議なゆる~い空間。
    殺されて怨念となりお花畑の門を通ることができない真理子さんや、土地神の狗山比売やら、結構おどろおどろしい登場人物もいるのだけれど、登天郵便局の他の職員やアズサ自身のキャラが癒し系だからか、なんだかほわんと癒される。
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    投稿日:2015.11.08

  • 例のお花畑にある特別な郵便局

    不思議ワールドが題材となった小説に違和感のない人にはお薦めです.気に入ったら「幻想映画館」という次回作も出ています.順番はこちらが先でないと次回作の内容は細かいところで???となるのでご注意を.

    投稿日:2013.11.14

  • 不思議なお話という感じ

    人間は、死んでも生きているという題材で著者が考えた物語ですが、いろいろハチャメチャな展開で、まあ面白いです。
    シリアスな感じは全くないので、好き嫌いがはっきりしそうな小説。どちらかというと女性向きでしょうか。続きを読む

    投稿日:2016.05.04

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ブクログレビュー

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  • 星月夜

    星月夜

    前知識無しで読むと、度肝を抜かれる純ファンタジー。展開も唐突でジェットコースターのような読了感の作品。面白くはなかった。

    投稿日:2024.03.10

  • あんず

    あんず

    引っ越しを機に本を整理していたら出てきた、
    幻想シリーズ。

    生死の境目に立っている郵便局に
    就活浪人生のアズサは、何かに導かれるようにアルバイトを始めるが…。

    中高生くらいのときに読んでいた本作でしたが、
    生死の境で見まえる、生きることへの活力だったり
    人間とは違えるものたちとの交わりがとても優しく描かれていると思いました。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.27

  • 白子猫

    白子猫

    このレビューはネタバレを含みます

    ファンタジーになるのか、タイトルの通り幻想が混じった話(ジブリの千と千尋の神隠しを思い出した。)
    真理子さんが成仏してくれてよかった。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.06.30

  • うれしいガチョウ

    うれしいガチョウ

    あの世とこの世の境目。
    そんなところに存在する郵便局に探し物が得意なだけで、
    就職してしまった女の子の奮闘?物語。

    ほんのりファンタジーな雰囲気で
    亡霊も神様も生きた人間もまぜこぜの世界で
    のんびりした主人公がおっかなびっくり関わっていく様子が
    よかった。

    神様は怒らせちゃいけないね。
    続きを読む

    投稿日:2023.06.24

  • ひろきー

    ひろきー

    幻想シリーズ第1弾
    就職浪人中の安倍アズサは、履歴書のに書く資格がなく、
    就職担当の職員に怖いかををされ、特技として「探し物」などと
    書いてしまっていた。それが功を奏したのか、就職担当の職員から、
    指しでアルバイトの求人があるとの連絡があった。
    職場は山頂にある不思議な郵便局。次々と不思議な人々に出会う。

    作品を読む前の知識として、ファンタジー作家と言うことで、
    初めてこの作家の作品を読み始めました。
    そこで感じたのは、ファンタジーではあるものの、
    ホラーの要素もあり、いろいろと不思議な展開が待ち受けてると期待しつつ
    読み進めていきました。作品に登場するある人物の存在が、
    最終的には、ファンタジーとホラーにもう一つの要素をプラスして、
    読みごたえを与えてくれます。落ちもあり、解説によると、
    シリーズ次作の「幻想映画館」にも地続きということで、
    近い将来読む予定なので期待が膨らみました。

    余談ですが、平成6年に流行った小沢健二のCMソングや飲み物が
    出てきたのは、当時をうろ覚えですが知っていた身としては
    懐かしさが感じました(笑)。
    続きを読む

    投稿日:2023.05.29

  • kingbear

    kingbear

    あとがきを読んで納得した部分もあるけど、最後まで固有名詞の読み方が覚えられず、読むスピードが上がらず、読みにくかった。

    投稿日:2023.05.06

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