【感想】ヴィンランド・サガ(12)

幸村誠 / アフタヌーン
(32件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
8
12
5
0
0
  • 奴隷になった理由と後悔

    逃亡し用心棒たちの殺害を続ける奴隷・ガルザルは、トルフィンと同じ農場で働くアルネイズの夫だった。
    ついに捕えられ、追いつめられる二人。
    非暴力をつらぬくか、二人を助けるために戦うか、トルフィンは選択を迫られます。
    一つの選択から奴隷の身分に陥った二人の悲哀を感じさせる一冊です。
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    投稿日:2014.03.27

ブクログレビュー

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  • tabito8

    tabito8

    このレビューはネタバレを含みます

    丁寧にトルフィンの心の変化が描かれる
    トルフィンが戦争や奴隷のない世界を希求するようになるきっかけの事件としてアルネイズの話は必要だったのだろう。
    ここにきて想像以上にエイナルが強い気持ちを見せてびっくりした。

    ここではないどこかへ というのが今までの流れがあるからこそ重く響く
    早くレイフと再開してほしい

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    投稿日:2022.09.06

  • stkmdf

    stkmdf

    このレビューはネタバレを含みます

    重厚だわあ。魂が震えます。
    注目したいのが奴隷の手。アカギレだらけ、爪はボロボロ。
    細かい描写はボディブローのように効いてくる。

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    投稿日:2019.05.20

  • enbooks

    enbooks

    このレビューはネタバレを含みます

    ガルザルにとってアルネイズは誰よりも何よりも大切だったのだろう。愛とは差別。6巻のヴィリバルドの言葉を思い出した。

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    投稿日:2017.11.19

  • clamamus

    clamamus

     クヌート陛下の話は置いておいて、先の巻で伏線が張られていた逃亡奴隷の物語である。結末は哀しく、それだけにいかんともしがたい奴隷という立場が鮮明に描かれている。
     エピソードとしては充実していたが、物語の進行としては少しどうだったのだろうと考えなくもない。エピソードの質と物語進行とを鑑みて、ここでは星四つと評価している。続きを読む

    投稿日:2015.11.11

  • くわっち

    くわっち

    このレビューはネタバレを含みます

    キャルラクの農場から逃げてきた奴隷がケティルの農場で暴れる。
    その男はかつてスウェーデンでアルネイズと暮らしていた夫ガルザルだった。
    奴隷は戦争によって略奪された人々であり、トルフィンはこれを解放するため、戦争も奴隷もない新天地ヴィンランドを目指す夢を抱く。

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    投稿日:2015.03.29

  • 187

    187

    11世紀ヨーロッパを舞台にしたヴァイキング叙事詩。奴隷となった主人公トルフィンは、逃亡奴隷ガルザルとの邂逅を機に再び生きる道を見出すが…。大河のようなスケールで飽きまへんなぁ。

    投稿日:2014.06.30

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