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誉田哲也 / 実業之日本社文庫 (145件のレビュー)
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総合評価:
shimba
10
また繰り返されるかも。。。だって生きてる。。。
通信社の記者である主人公と、コンビニ店員の女の子の2人の目線で ストーリーは展開します。 前半この主人公の軽~い口調、仕事に対してやる気のない姿勢、 心のツッコミを面白く読み、 さらに能天気っぽい女の…子の日常を読み。。。 さて、どこからが事件なのかと思っていたら、予想外の展開に。 もう最後はなんというか、やるせない、 「神も仏もいないのか」という定型文が思い浮かぶほどの暗雲たる気持ちに。 誉田氏の作品なので、こういう終わりは想像できましたが、 前半の軽い感じがギャップとなって、後半のダークが際立って感じました。続きを読む
投稿日:2017.03.04
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hazu-haya-yu
11
昔の事件が頭をよぎり、痛々しい
今時の若い子はこうして喋るわね、と感じるくらい会話はテンポがいい。 読み始めて暫くは、ストーリーはこう展開していくのかなと考える余裕もあるくらい読みやすかった。 ただ過去の事件がクローズアップされる頃…から、かつて実際に合った猟奇殺人事件が頭をよぎる。 現実の事件は細部にわたり詳細知ることは無い分、物語の中で読み手の想像が膨らんでいく。 軽妙さから次第に狂気のシーンへと変わっていくあたり引き込まれるけれど・・・ 何というか・・・胸くそ悪い。 犯罪小説は作り事とわかっているから残忍な話もある程度耐えられるけど、子供が中心になる性犯罪小説は 痛々しいのひと言。 事件の話がこれ以上緻密に練り上げられていたら、読み切る事は出来なかった気がする。 チカちゃんの最後の言葉にホッとした気分です。 続きを読む
投稿日:2017.01.22
やっさん∞
現実の世界でありそうな小説ですね
この小説は、最近のゆがんだ日本で現実的に起きそうな出来事です。 最初の出だしは、ちょっと誉田さんの小説と違うようなコミカルな感じのスタートで違和感があったのですが、後半からは、ぐんぐん引き込まれてしま…います。 そして、悲しい運命を持った女性のストーリーは、まさに誉田ワールドという感じです。 読者としては、たまにはハッピーエンドにしてもらいたいと思いますが・・・続きを読む
投稿日:2014.09.18
J.SUZUKI
3
姫川シリーズ等のインパクトはないか
「静かな狂気に呑み込まれていく若き事件記者の彷徨。驚愕の結末。快進撃中の人気作家が描く、哀切のクライム・エンターテインメント!」 最初の方はどういった話になるのか先が見えませんでしたが、終わってみれば…そこそこ面白かったかな。 解説を見ると「姫川シリーズ・ゼロ」のような作品とか書いてあったけど、それは微妙。。。続きを読む
投稿日:2013.10.03
"powered by"
きじお
後味最悪。 途中で父親か桐絵のどっちかだろうと思ったが、救いようのない結末。 それにしても、毎回毎回作者の書く猟奇的なシーンはえぐい。
投稿日:2024.03.26
ひろ
このレビューはネタバレを含みます
タイトルにつられて購入しました。 読みながらこの方向に進まなければいいな、何か救いがあって欲しいなと思ってたのにまさかのラストで…読んでてつらかったです
投稿日:2024.02.25
びんたん
読んでいて苦しいお話だった。 被害者はずっと苦しんで救われなかった。 周りがどんなに守ったって、結局こうなってしまう、1人の女の子の人生を狂わせた稲垣の罪が本当に重いと感じた。 そしてメディアは誇張したり想像で書いたりするこたもある。真実だと思っていたことが真実じゃない可能性だってある。一部を切り取って理解してはいけない。 子供というのは本当に特別で、傷ついた娘を守りたい一心でとった芳賀の行動が結果として桐絵を追い詰める結果となったのかもしれないが、当時の傷ついた状態の桐絵に罪を償わせることだって難しい。どうすることが正解だったか? ーーーーーーーーーーー コンビニ強盗に居合わせた記者鶴田と、ナイフを向けられた被害者桐絵が交錯していく話。 ロリコンの稲垣満は 桐絵の従姉妹、史奈ちゃんを連れ去り殺害して遺棄した。だが遺体の状態と稲垣の供述があわず、 心神耗弱状態だったとして無罪。 それが14年前。 現在、当時の犯行ビデオがネットに配信されていた それを逐一回収しているのが桐絵の父、芳賀宏。 実はビデオに写っていたのは史奈ではなく桐絵。 実は当時誘拐されたのも桐絵、レイプされたのも桐絵だった。 レイプ後、稲垣の家の近所の雑木林に捨てられていた桐絵を芳賀は家へ連れて帰った。 桐絵が目覚めたとき、史奈は桐絵を見てお化けといった。 初めは悲しい、どうして、という気持ちで史奈に近づいていくが、 お化けと言われ続け、鏡で自分の姿を見た時に自分の醜さを知るとともに、こんな目に遭ったのに、どうして史奈ちゃんは綺麗なままなの?と嫉妬のような気持ちが湧き上がる。 そして近くにあった花瓶で史奈を殺害してしまう。 それが8歳の頃の桐絵 どうすることもできない芳賀は、稲垣が雑木林に捨てたのは史奈だったことにするために遺体を雑木林に遺棄した。 稲垣は桐絵が死んでいなかったことに気づき、 大人になった桐絵の居場所を突き止め誘拐。 当時の事件現場となった自宅へ連れていく。 そこで稲垣の母は彼を止めるが、いうことを聞かない。連れ去られる間際の桐絵から鶴田への電話と、芳賀のGPS探索で居場所を突き止めた2人も到着。 の瞬間じゃまばかりする母をビデオで殴って殺害。 その光景を目にしたことで桐絵は全てを思い出し、 助けに来た鶴田と芳賀もスタンガンで意識を失わせ、自分は自殺という選択をとった。
投稿日:2023.12.28
planets13
この著者は相変わらずえげつない。誉田哲也らしいと言えばそうなのだが。 何とも重たい闇が広がって、新たな展開があるごとに胸中をグサグサと刺されているかのようだ。やるせなくて、しかも救われないことが痛みを…いや増している。続きを読む
投稿日:2023.12.24
さくら
なんとも悲しくて切ない。。 救いのない終わり方だなぁ。 いつもと文体が違うような感じがして、それがまた新鮮でよかった。
投稿日:2023.07.30
まいつき
救いのない話を書く人であると再確認した「主よ、永遠の休息を」。 桐江にとっての救いがあったすれば、ラストのバイト仲間の言葉なのだけど、たったあれだけの好意しか彼女の人生に残らなかったと考えると、それ…は救いでなくて、悲惨さを際立たせてしまう結果になっているのではないか、と思います。 桐江一人称で語られるパートで、地の文は彼女自身の心理を読んでゆくことになるのですが、その場面場面で共感できる部分が少なかったのも、救われないと思っている原因の一つかもしれない。日常の部分で。なんというか、自分勝手な部分があるのだけど、それが些細な違和感として共感させてくれませんでした。独りよがりというか。なんだろうね。多分、桐江のような女性は好きではないからだろうか。 さて「主よ、永遠の休息を」の物語を成仏させるには、記者の鶴田の今後の動向にかかっていると思うのですが、誉田作品に登場することはあるのだろうか。すでに登場していたら申し訳ない。ただ「ハング」の彼がいまだに闇の中に住み着いてしまっているように、「ケモノの城」の彼が表面上取り繕っているように、沈んだままでいるかもしれない。桐江の父親がそうだったように。 やはり、救いのない物語だったなぁ。続きを読む
投稿日:2023.07.18
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