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穂村弘 / 講談社文庫 (44件のレビュー)
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まめ子
穂村さん独特の観点が相変わらず最高な短編エッセイ集。ライバル同士の感情が恋人同士のそれに近いと語られる 「来たれ好敵手」 がめちゃめちゃ好きだった。
投稿日:2023.10.16
さしみ
穂村さんの本はこれで3冊目なのだが、穂村さんの魂に触れたような、というと大袈裟になるかな?魂をチラリと覗いたような気がした。 穂村さんの面白おかしい妄想やエピソードもありつつ、詩歌や言語表現についても…書かれていて、難しかったけれど読んでいてワクワクした。 穂村さんの「歌人である自分でも分かっている短歌は全体の60%」や「読むスピードが遅くて読了時に内容を覚えていない」という言葉に自分を重ねて安心したり、引用されている短歌や江戸川乱歩の少年小説に興味を持ったり、“言葉の世界はこんなに面白いところだよ”と、手を引いてもらっているようだった。 そうか、短歌は分からなくてもいいのね。今、分からなくても、それがぴたっとハマる時が来たりするものね。それが来なかったとしても“わからない不思議さ”を楽しめばいいのね。 焦らず、たくさんの作品に触れたいと思わせてくれる本でした。続きを読む
投稿日:2022.03.30
るいこ
一番最初のエピソードから飛ばしすぎてるからずっとこいつやべーなって引き気味で読んでしまった。 もうちょいマイルドエピソードから始めた方がいいと思う。
投稿日:2022.02.09
huey
義父の本棚から見つけた。たまたま娘が取り出して読むふりをしていた文庫の中の一冊。 恥ずかしながらたくさん本を読んできたつもりだが、穂村弘さんを存じ上げず、タイトルも『整形前夜』なにこの方はゲイなの?と…思い、読むぞっと腰据える前にググったよね。[穂村弘 ゲイ〕って。 全然ヒットしなかったけど。 感想としてはとにかく面白かったの一言。きっとこの方の著者全部読んじゃう! あの堅物っぽい義父との共通点見つけちゃったよ。あとがきでも書かれてるけど、やっぱりこのエッセイの中で一番興味深かったのは、「共感と驚異」のところかな。続きを読む
投稿日:2021.08.16
azumen
笑いながら読めました 東京というおしゃれな街でうまく生きれない 初めて入ったスターバックスコーヒーのメニューに「コーヒー」も「紅茶」も「カフェオレ」もみつけられなかったときの恐怖が甦る。 なぜ男…性は続きを読む
投稿日:2021.01.19
march
加齢とともに驚異を驚異のまま受け止められなくなり、また驚異エネルギーを抑える「私」の支配力は強まっていくので、驚異を共感性に変換するということが起こる。だから詩や短歌から小説へ移る書き手は沢山いるのに…、その逆は皆無だそう。なるほど。。。 3分の2くらいは言語表現者である穂村弘の、残り3分の1は43歳にして初めての海外旅行(グアム)へ行きアタフタしているほむほむのエッセイです。 私はどちらの側面も好きです。続きを読む
投稿日:2021.01.09
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