【感想】整形前夜

穂村弘 / 講談社文庫
(44件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
12
17
8
0
0

ブクログレビュー

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  • まめ子

    まめ子

    穂村さん独特の観点が相変わらず最高な短編エッセイ集。ライバル同士の感情が恋人同士のそれに近いと語られる 「来たれ好敵手」 がめちゃめちゃ好きだった。

    投稿日:2023.10.16

  • さしみ

    さしみ

    穂村さんの本はこれで3冊目なのだが、穂村さんの魂に触れたような、というと大袈裟になるかな?魂をチラリと覗いたような気がした。
    穂村さんの面白おかしい妄想やエピソードもありつつ、詩歌や言語表現についても書かれていて、難しかったけれど読んでいてワクワクした。
    穂村さんの「歌人である自分でも分かっている短歌は全体の60%」や「読むスピードが遅くて読了時に内容を覚えていない」という言葉に自分を重ねて安心したり、引用されている短歌や江戸川乱歩の少年小説に興味を持ったり、“言葉の世界はこんなに面白いところだよ”と、手を引いてもらっているようだった。
    そうか、短歌は分からなくてもいいのね。今、分からなくても、それがぴたっとハマる時が来たりするものね。それが来なかったとしても“わからない不思議さ”を楽しめばいいのね。
    焦らず、たくさんの作品に触れたいと思わせてくれる本でした。
    続きを読む

    投稿日:2022.03.30

  • るいこ

    るいこ

    一番最初のエピソードから飛ばしすぎてるからずっとこいつやべーなって引き気味で読んでしまった。
    もうちょいマイルドエピソードから始めた方がいいと思う。

    投稿日:2022.02.09

  • huey

    huey

    義父の本棚から見つけた。たまたま娘が取り出して読むふりをしていた文庫の中の一冊。
    恥ずかしながらたくさん本を読んできたつもりだが、穂村弘さんを存じ上げず、タイトルも『整形前夜』なにこの方はゲイなの?と思い、読むぞっと腰据える前にググったよね。[穂村弘 ゲイ〕って。
    全然ヒットしなかったけど。


    感想としてはとにかく面白かったの一言。きっとこの方の著者全部読んじゃう!

    あの堅物っぽい義父との共通点見つけちゃったよ。あとがきでも書かれてるけど、やっぱりこのエッセイの中で一番興味深かったのは、「共感と驚異」のところかな。
    続きを読む

    投稿日:2021.08.16

  • azumen

    azumen

    笑いながら読めました

    東京というおしゃれな街でうまく生きれない

    初めて入ったスターバックスコーヒーのメニューに「コーヒー」も「紅茶」も「カフェオレ」もみつけられなかったときの恐怖が甦る。

    なぜ男性は続きを読む

    投稿日:2021.01.19

  • march

    march

    加齢とともに驚異を驚異のまま受け止められなくなり、また驚異エネルギーを抑える「私」の支配力は強まっていくので、驚異を共感性に変換するということが起こる。だから詩や短歌から小説へ移る書き手は沢山いるのに、その逆は皆無だそう。なるほど。。。
    3分の2くらいは言語表現者である穂村弘の、残り3分の1は43歳にして初めての海外旅行(グアム)へ行きアタフタしているほむほむのエッセイです。
    私はどちらの側面も好きです。
    続きを読む

    投稿日:2021.01.09

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