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松浦寿輝 / 講談社文芸文庫 (2件のレビュー)
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総合評価:
くっちゃね村のねむり姫
摩訶不思議な世界に誘ってくれる一冊でありました
他の人はどうなのかわかりませんが、物語を読むとき、たとえばこの本のように半島という舞台が設定されている場合、私は頭の中にその地域の地図を想像して描いてみます。「半島」というのは、ある種の閉鎖空間です…よね。でも、この小説においては、まったくその絵を描くことができず、どのような街なのか、施設がどのような配置なのか、まったく想像ができない複雑怪奇な世界でありました。また、幾つかの章に分かれていますが、それぞれが関連があるような、ないような、また関連があっても少々テイストが違うような気がするなと思っていましたら、著者のあとがきによれば、楽しみながら書いて、そのつど雑誌に発表したとありました。 ただ普通に興味深く読み進めていたのですが、この本の最後に掲載されていた三浦雅士氏の解説(単なる小説に、詳細な解説があるのも面白いのですが)を読んで、あ~なるほど、そう言うことでこの小説は優れた作品なんだと改めて認識しました。自分の読解力のなさをまざまざと見せつけられた気がします。コレを踏まえて、いずれ再読してみたいと思います。続きを読む
投稿日:2023.06.06
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eleintheforest
中年期の寓話。15年ぶり再読。主人公と同じく中年になったからこそわかる部分あり。様々なからくりのある島の描写が魅力的。仮初か現実か、桃源郷か現実世界か、どちらか一方を選んで終わらないのがもどかしくもあ…り、可笑しくもあり。続きを読む
投稿日:2022.06.17
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