【感想】このライトノベルがすごい! 2022

『このライトノベルがすごい!』編集部 / 宝島社
(5件のレビュー)

総合評価:

平均 3.0
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ブクログレビュー

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  • nyonboo48

    nyonboo48

    既読本(シリーズ)は、文庫部門1/10、単行本・ノベルズ部門1/10。アニメ化され(て)る作品も多いので、アニメが面白かった原作読もうかな。未読本の中では『チラムネ』『春夏秋冬代行者』『プロペラオペラ』古宮九時『Babel』あたりは気になっている。「ジャンル別ガイド」で紹介されている作品は知らないものがほとんど。一緒の借りていたヤスダスズヒトさんの表紙イラストも良かったけれど、本誌のフライさんのイラストも清楚系でかわいい。続きを読む

    投稿日:2023.12.03

  • かとのひも

    かとのひも

    このレビューはネタバレを含みます

    〇若者がどんな作品を読んでいるか、めっちゃ参考になる。ありがとうございます。
    年代別の傾向ものせている。
    作品ランキングだけでなく、キャラクターランキング、イラストレーターランキングがあるのは、ラノベならでは。
    〇テーマ別に作品や今後の傾向も。
    〇ほぼ知らない作品という焦燥感
    これから、少しずつでも追いかけていこう。
    個人的にライト文芸が気になる。現場での問い合わせがぼちぼち来ている。


    1:『千歳くんはラムネ瓶のなか』裕夢,ガガガ文庫
    2:『春夏秋冬代行者』暁佳奈,電撃文庫
    3:『ようこそ実力至上主義の教室へ』衣笠彰梧,MJ 文庫J
    4:『ミモザの告白』八月迷,ガガガ文庫
    5:『プロペラオペラ』犬村小六,ガガガ文庫
    6:『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』佐伯さん,GA文庫
    7:『義妹生活』三河ごーすと,MJ 文庫 J
    8:『探偵はもう、死んでいる。』二語十
    9:『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』燦燦SUN ,角川スニーカー文庫
    10:『バレットコード:ファイアウォール』斎藤すず,電撃文庫

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.05.19

  • takachuu

    takachuu

     2021年12月刊。ライトノベル・ファンの、年に一度のお楽しみ。乱立するレーベルから、年間数百冊、発行されるライトノベル……。とてもではないが、その全てに目を通すのは、常人には不可能。そんな自分に代わって、いまライトノベル文芸は、どういう潮流なのかを俯瞰して、教えてくれる貴重な一冊。
     毎年、読んでいると、ジャンルの衰退と興隆が分かって、なかなかに興味深い。人気ランキングも昨年、ベスト10に入っていた作品が、大きく順位を落としていたり、また順位をキープしていたり、た新作がランクインしていたり、とこれまた面白い。  
     私は必ずしも「人気イコール作品の面白さ」とは思っていないが、これはこれで作品を測る一つの尺度として尊重すべしとは思ってます(上から目線)。
     でも文庫本部門の一位には納得ですかね。単行本・ノベル部門の一位の作品は、未読なので何とも言えません。今年も本書の協力者として、幾人かのネット仲間のお名前を拝見し、微笑ましかったです。
     本年末には、本書が平和に発行される世の中になっていることを切に願う。(終)

    【蛇足】ランキング入りを果たした記念で、『ロシア語でデレる隣のアーリャさん』(私は未読)のアーリャさんが、本書にコメントを寄せていました。
     ここ最近の世界情勢を見ると、作品に逆風が吹いている気もしますが、別にアーリャさんに罪があるわけではないので、また彼女のコメントが読めるのを楽しみにしています。
    続きを読む

    投稿日:2022.05.17

  • みみもん

    みみもん

    自分が出会った本以外の面白い本を取りこぼさないようにするためにちょっとお力を借りたいと見てみました。
    基本男性目線でがっかりです。
    が、いくつか気になる本は見つけられたのでまぁこんなものかな。

    投稿日:2022.02.06

  • bukuroguidkodama

    bukuroguidkodama

    2022/4/16
    おおむね一通りお勧めされている本のなかから
    既に読んだことがありこの作者の作品は
    もう読まなくて良いなと思ってかつ
    その作者名にうっすらとでも見覚えがあるものを除き
    ざっくり紹介文を読んで
    まあ読んでも良いかなと思えるものを読んだ感じなので
    感想を書いておきたい
    なお上に書いたように
    もうこの作者の作品は読まなくていいかなと思っても
    作者名を覚えていないとまた読む羽目になる理不尽よ
    作者名がすこしでも残る方が読まれないとか
    どういうことなのと言いたいが
    つまり同じ作者の本を複数読んでいるからと言って
    一冊読んだら次を読まない作品のほうが
    評価していないということではないということは
    書いておきたい
    とはいえ両方もう読む必要はないと
    思っていることにはかわりないし
    もう読まなくていいかなと思っていたのに
    作者名を覚えておらず読んでしまったことによって
    作者名を覚えていなくて良かった
    前の判断は間違っていたと思ったことは無いことも
    書いておきたい

    で今回の中で一番面白かったのはもちろん
    大澤めぐみ『Y田A子に世界は難しい』です
    何となく生み出されてしまった
    アンドロイドのわたしこと和井田瑛子が
    高校に通ってみて友達というものを作ってみて
    バイトというものをしてみて部活もしてみて
    そして
    というお話
    あらゆる高校生と
    高校生だった全ての人に読んで欲しい永遠の名作

    無い
    光文社文庫は該当外とかそんな

    泣く泣くそれ以外から仕方なく選ぶと
    ★5をつけた作品は大体よろしかったかと思います
    『佐々木とぴーちゃん』は
    いわゆる年齢行った疲れた大人たち向けの
    癒しである娯楽分野において傑出した出来栄え
    「単行本・ノベルズ」部門は平均点があまりにも低くて
    値段が高いということはつまり需要がそれだけ少なく
    ゆえに押し並べた質も相応に低いという
    市場原理を正しく反映しているのがうつくしい
    『放課後の嘘つきたち』『ユア・フォルマ』は
    ライトノベル度がとっても低く
    かといってでは普通の小説作品として売れるかというと
    よくわからない感じであり
    そもそも普通の小説作品がどのような感じだと売れるか
    自分がよくわかっていないことに気付かされる
    『薬の魔物の解雇理由』と
    『ふつつかな悪女ではございますが』は
    いわゆる女性向けではあるが
    同じ女性向けでも深度というか
    開かれた味付け度合の違いが趣深い
    こういう違いはライトノベルならではのもので
    大変刺激的で読んだ価値感じられる楽しみである
    『百万石の留守居役』は
    『佐々木とぴーちゃん』とはまた違った
    お年寄り向けライトノベル
    というと一緒にするなというひとがいるか
    いやいないと断言できるが
    どちらも対象読者の求める者に見事な技術で応えた
    高い完成度という点で共通する
    興味のない人にはどちらもどうでも良いだろうが
    それを言えばどれもそうだし
    というわけで
    まともにライトノベルらしいライトノベルでは
    『春夏秋冬代行者』が唯一と言えよう
    欠点もたくさんあるが
    それ以上に個性と熱量が圧倒する力作
    ★4以下でお勧めできるのは
    『負けヒロインが多すぎる!』
    『恋は双子で割り切れない』の2作
    どちらも「負けヒロイン」属性ってなんだっけ
    いやでも負けヒロインがヒロインなら
    負けヒロインじゃないのでは
    いやでもこのヒロインは負けヒロインだわわかる
    と感心させられるというか単に読んで面白い
    「負け」という「ヨゴレ」とか「残念」などまた違う
    属性の魅力を的確にとらえた楽しい作品
    八奈見杏菜・神宮寺那織
    ついでにシトリー・スマートの3人を
    ライトノベル界の誇る3大負けヒロインと認定します
    あとは昨年度からの作品『スパイ教室』
    これもやはり小説としての出来栄えという意味で
    ★5ではなく★4にせざるを得ないのだか
    読んで楽しい面白さという意味では
    キャラクタの魅力と練られた構成にうならされる
    次点で『ただ制服を着てるだけ』か
    いやこれはちょっと力不足か

    というわけで今回は『Y田A子に世界は難しい』が
    圧倒的ぶっちぎりで一位だったわけですが(しつこい)
    それ以外もなかなか頑張ったと思います
    疲れたご老人は『百万石~』『佐々木と~』を読んで
    癒されてください
    お仕事大変だよねでも犯罪はやめてね
    大多数のわかものは素直に『春夏秋冬代行者』を
    背伸びしたければ『ユア・フォルマ』
    『放課後の嘘つきたち』で違いのわかる自分に酔おう
    女性の世界を覗きたければ『薬の魔物の解雇理由』
    敷居高すぎるなら『ふつつかな悪女ではございますが』
    いやいやそういう意識高いのとかいいから
    普通に面白いライトノベルをというなら『スパイ教室』
    ラブコメなら『負けヒロインが多すぎる!』
    もっとめんどくさいあるいはサブカルヒロイン好きなら
    『恋は双子で割り切れない』で

    という感じで最初は新作があんまりないかなと思ったが
    ★5すなわち良く出来た作品が多い今回でした
    ★4の荒削りだけど魅力ある作品は少なく
    「このラノ」識者の傾向なのかそれとも業界動向なのか
    今回も「このラノ」はやはり信用に足ると
    継続に適う選定だったと評価いたします


    以下初読時2021/11/27時点の感想
    後年自分がこの文章を読み返す時のために
    現在の状況を書いておくと
    ライトノベルばかり読んでいるわけではないのである
    いろいろ再読しているが
    かつて意義深い作品だからまた読もうと思っていた本が
    再読したら意外に感銘を受けず
    感想を記すほどの価値も感じないことから
    読書というものからその時々に受け取る価値の差異に
    おののいている
    娯楽としての読書は料理のようなものとも言える
    うまいまずいは個人の嗜好に左右されるものの
    万人とはいかぬまでも大多数の認める味の上下はあり
    本の価値も同じように嗜好からの好き好きはあるものの
    不朽の称賛と万人の再読に耐える得る良くできた本と
    上下左右も得ず体裁だけ整えた出版物との間に
    絶対的価値差あるものと
    しかしかならずしもそうと言い難い面あるのは明らかで
    かつて価値を認めたものが
    無価値に感ぜられるということは
    かつてが誤っていたか現在が誤っているか
    嗜好の影響が絶対的価値を塗りつぶすほど大きいか
    あるいは同じ人間として連続する意志の意味がないほど
    価値基準が変わったかということである
    まあどれであろうと
    今日読んだ本を面白く思えれば良いのであって
    明日読む本を既に読んだ本から
    誤って無価値と先入してしまう愚かさから
    避けられるのではないかとも言えるが
    (もちろん同様に明日読む本をその時点の感興から
    誤って無価値と誤認してしまうせつなさから
    逃れられるものでも無いとも言えるのだが)
    次にどれを読もうかというときの指針が無いのは困る
    ついでに書くとここまで書いたことと矛盾しているが
    読書には出来の良し悪しという絶対的価値に
    興味関心からくる好みか嫌いか
    あるいは無関心かという基準のごく近くに
    それを自分がいま必要としているかという
    需要の大小も自身のなかに感ぜられる
    非常にくだらなく内容の無い本であるが
    なぜか疲れていても入ってくる本
    こういうときに読みたい染みる本
    そういうときに読みたい湧き立つ本
    それらの需要は出来の良い本である程良いので
    絶対的価値とは別であり
    好きとか嫌いとか無関心とかでなく
    楽だから気持ち良いから頭に入ってくるからという
    近いけれど微妙に異なる基準で
    読みたいものを選択しているように感ぜられる
    この需要は本の価値に対し如何なる位置を持つものか
    商業的観点からは重要だろうなあと勝手に思われる
    またさらに言えば
    同じ本を繰り返し読むことで
    初めて得られる楽しさも確かにある
    楽しさというより楽さとも言う
    大抵の本は一度読んでもう一度読むかどうかを決めたら
    もう一度読むまでその評価が覆ることは無いわけだが
    当然ながらそうしてみないと
    繰り返し読んで得られる楽しさが
    最初に読んでみたとき思ったほどあったかどうかは
    わからないわけである
    マンガでは当然の形態である一冊では完結しない作品も
    やはり同じお話を繰り返し読んでいるのと同じだ
    (というと大変な反論がありそうだが
    読んだ端から忘れる自分にとってそうであるだけで
    他人に押し付ける気はない)
    一冊目は微妙でもその舞台世界背景や登場人物や
    作者の書き様になれたことで読むのが楽になり
    それが結果として楽しさであると感ぜられるならば
    それが錯覚ではなく実際事実である
    そういう形態の物語を求めるむきの方が
    圧倒的大多数であることは
    そういう形態の物語が
    圧倒的大多数であることが証明する
    はたして続巻のある作品をその一冊目で
    面白い面白くないと判断して良いのだろうか
    そして一冊で完結している作品も最初に読んだ一回目で
    面白い面白くないと判断して良いのだろうか
    あらゆる作品はすべての続巻を含め繰り返し何度も読み
    また読者の何をどの順で何歳のときに
    どういう状況で読んだかによって
    感じられる面白さが異なるというなら
    毎日あらゆる本を繰り返し繰り返し何度も何度も
    読み通し読み返し続けなければ
    面白さを見逃してしまうのではなかろうかと
    思ってみたりはもちろんしない
    結論としては
    評論を仕事として社会的信用を築く必要あるわけでなし
    本の販売量が自身の収入を左右するのでないので
    本の価値とか自分にとって以外はどうでも良いのだが
    娯楽だから
    読んで良かったと思える本を読みたいのであり
    しかし過去の経験があまりやくにたたない
    そしてそのときどきで自分の求めている読みたい本が
    ころころ変わるということは
    明日自分が読んで面白いと思える本に出合うのは
    ますます簡単ではない
    だからすでに読んだことあって
    大体現在の需要と自身の関心や嗜好と
    絶対価値の高低の枠がおおむね見通せるものばかり
    手に取って先に進まない現状が照らされる
    という今日このごろということなのであった

    さてということでこの「このライトノベル~」は
    毎年言われるままその勧める本を買っていることから
    わかるように
    ガイド本として大いに信用信頼している
    勧める本しか買っていないのに
    なぜ信用できるのかという見方もあるが
    続巻がどんどんでる作品と続きの読みたい作品を比べ
    自分の嗜好がライトノベルの主要想定読者と
    相当に乖離していることは想像され
    そこから比較した場合に「このラ~」のほうが
    当たりを引ける確率が高いと思い込んでいるわけである
    ということで今年も紹介されている作品から
    読んだことのない作者の作品や
    また読みたいと思える作品を一通り読んだのちに
    その感想を書いておきたい
    現時点では今年は新しい作者名が少ないように思うが
    果たして読んでみた結果はどうか
    楽しみに数か月後に続く
    続きを読む

    投稿日:2021.11.27

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