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丸井とまと, まかろんK / ことのは文庫 (2件のレビュー)
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総合評価:
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紡喜
このレビューはネタバレを含みます
最初はお互いがお互いのことを苦手だったがその二人が文化祭を通して成長していく物語。自分は題名の続きに「君だから」というのをつけたしたいと思った。他人から見えている自分と中身との違いや自分を相手に合わせて作っているなどの悩みが主人公と一致していてとても共感できた。また、最後のシーンがとても好きだった。まだまだ特殊と考えられてしまわれがちなlgbtの存在を青春の1ページと共に描いてくれてくださっているところが印象的だった。文化祭という1つのイベントや同じ空間、時間でも人によって視点が違ってこの本は特に登場人物の描き方がリアルで本の世界に入り込めた!
投稿日:2022.01.29
Shion.K
読み終えて、むしょうに高校時代の写真が見たくなりました。(残念ながらわたしの高校時代の写真はそう簡単に見れないアナログ時代の産物ですが) イベントの時って、互いへの理解が増してなんだか妙に距離が近く…なるものだよね。 そういえば、後夜祭の時ってやたらと告白されたものでした(遠い目 ああ、あの喜怒哀楽がジェットコースターの目まぐるしい日々に戻ってもう一度青春したい!! (でもやっぱり疲れるかも? 喧嘩したりベタベタしたり傷ついたり傷つけたり泣いたり喚いたりほんとにめちゃくちゃな日々だったしな笑) 彩も渉も、互いに『赤でもなく青でもない』存在が必要な時期だったんだろうな。 誰に恋をしようが自由。ほんとにそれはその通りで、それを言葉にできる彩は誰よりも大人だとおもうよ。 誰かのいちばんになりたいってすごくシンプルで本能的な願望で。それがうまく満たされないと、残念で面倒な大人になってしまうから、拗らせられる時に拗らせることが肝要。彩も渉も(央介も)、この瑞々しい時期におおいに拗らせられてよかったなと大人であるわたしは思うのですよ。 言いたいことぜーんぶ言っちゃって、空っぽなハートに喜怒哀楽詰め込んで、めちゃくちゃだけど輝かしいあの日々を思い出して、少し肌艶良くなりましたありがとう。 この五人は卒業しても、この文化祭の時に集まってまたやきそば食べるんだろうなというとこまで想像して楽しませてもらいました。 続きを読む
投稿日:2021.09.14
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