【感想】超速

ウィル・デクレール, バオ・ディン, ジェローム・デュモン, 鹿田昌美 / サンマーク出版
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • Tomota

    Tomota

    仕事やプロジェクトにおいて、最速で、最高の成果を上げるには?生産効率を高めるための、具体的かつ実践的なスキルを紹介する書籍。

    1930年、経済学者ケインズは、生産性が継続的に向上し、21世紀には労働時間が週15時間にまで減少すると予測した。だが、そうはならなかった。
    その要因の1つは、現代の仕事の取り組み方にある。時間を無駄にする会議や、デジタル依存といったものが作業を中断させ、効率を下げている。

    オフィスでの生産性を高めるには、次のスキルが必要。
    ・整理:作業を適切に行うために、上手に時間を割り当てる
    ・集中:作業に必要なだけの意識を向ける
    ・加速:作業をできる限り迅速かつ効率的にやり遂げる

    上記3つのうち、マネジャーや幹部に特に求められるスキルは「整理」と「集中」。その具体的な方法は、以下の通り。

    【整理】
    ・「ToDoリスト」にすぐ書く:ToDoリストに必要なタスクを思いつくたびに書き加えて、頭の中を整理する。メモリを空ける。
    ・堂々と「パス」する:他の人にタスクを委任する。はじめは時間がかかるが、投資として捉える。
    ・「優先順位」を正しくつける:タスクに優先順位をつけ、最も重要なものから手をつける。この作業の1分は作業の10分に相当する。

    【集中】
    ・「マルチタスク」をしない:マルチタスクをすると、かえって生産性が落ちる。タスクは一度に集中して行う。
    ・メールに適切に対応する:メール対応による仕事の中断を回避するには、チェックの回数を制限する、送信を予約する、受信トレイを空にする(週に2回等)、といった方法が役立つ。
    ・「通知」をオフにする:デジタル端末の通知をオフにする。不要なニュースレターの登録も解除する。ジャズやクラシック等の歌詞のない音楽、環境音はプラスに働く。
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    投稿日:2022.12.29

  • AIKE

    AIKE

    生産性オタクを自称する著者3名が、生産性に関するノウハウをまとめた本

    「整理」「集中」「加速」の3つのフェーズに分け、それぞれについてさらに細かく、ツールの紹介なども含まれている
    効果に対する数的根拠には乏しいが、扱う範囲は広く、実践的に感じた続きを読む

    投稿日:2022.06.12

  • 鳩

    3人の生産性オタクが書いた本だそうです。
    推薦文がそれだったので興味がわきました。


    主にビジネス(サラリーマン)の場面が多いですが、サラリーマンではない私でも仕事や日常生活で活かせそうな内容が多かったです。
    生産性オタクということで、やや極端な提案もありますし、外国で発刊された本なので文化や考え方の違いはありますが、todoの活用やGoogleツールの活用法、おすすめのアプリなど、読んでいくつか取り入れたものやインストールしたものもあります。ヘッドホンも買っちゃいました。


    すでにバリバリにtodoやGoogleカレンダーを活用したりルンバやブラーバを走らせているしているような生産性のある生活をしている方には物足りないかもしれませんが、仕事の日でも自由な時間がほしい、あれもこれもやりたいけど時間がない、という人は一度読む価値はあると思います。
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    投稿日:2021.07.19

  • valleyside

    valleyside

    この本は、日本人がまとめた仕事のスピードを上げる本では無いと言う所がまずポイント。プロローグには、最近の世界中の成功者に「時間術」を聞きまくったとある。
    人生のに1ヶ月はいくつある?とか、歴史的にみて、確実にテクノロジーは進化しているのにも関わらず、近年は生産性が頭打ちになっていて、労働時間は長くなっていることが示される。1930年にケインズは、生産性が継続的に進歩する事で、21世紀には全ての人の週あたりの労働時間が15時間にまで減少すると予測していたらしいが… 「2010年から2016年の北米と西ヨーロッパの生産性は、年間わずか0.5%しか増加していない。」と、更に「アメリカのフルタイムの労働者の平均労働時間は、2001年からほぼ横ばいで47時間強、フランスでは 2003年には42.6時間が2011年には44.1時間と増加」
    仮説として、「現代の仕事の取り組み方が実は効率を下げている」としている。

    本書では、以下の方程式を立てている。

    完了した仕事=費やした時間×集中の度合い×実行速度

    この公式、あまり深く考えず、効率化を考えると、整理、集中、加速というものをテーマにこれらのスキルを高める方法について、世界中の起業家から情報を貰ってまとめられている。本書では、役職によってこれら3つのスキルに対する力の入れ方が変わるとも書かれていてマネージャーは整理にフォーカス、幹部は整理と集中にフォーカスなど、幅広い読書への対応も練られている。

    この本、内容的に凄く目新しいものは無いかもしれないが、「断る」ところは、目標とやるべき事が明確に出来ているからこそって言う気付きもあった。
    集中の章は、あるあるな感じ。
    加速の章は、ツールの紹介が多いが、冒頭の仮説をひっくり返すほどのものは、まだ存在しないと言ったところかな。2021年中はまだかもしれないけど、仕事の生産性を劇的に上げてくれるツールが出てくるのを期待。

    ちなみに、加速の章では、パソコンで出来る自動化で、Zapierとか、Integromat,IFTTTが紹介されてるけど、日本だとプログラミングの効率化ツール的な位置付けか強くて、業務効率化はRPAと言ったところか… AIの言及もあるけど、音声認識と予定整理くらい。
    実務レベルでは、メールを速く書けるようにとか、記憶術の「記憶の宮殿」とかさらっと紹介されてる。
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    投稿日:2021.07.02

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