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山田康弘, 日本史史料研究会 / 山川出版社 (4件のレビュー)
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なおぴ
学生の頃に論文を書くためにお世話になった山田先生が共著されてる一冊。 読みながら、三好長慶…って思った。 懐かしいな。 あの頃いっぱい読んだ古文書達。 実家に帰ってたまに、眺めたい欲が…
投稿日:2021.06.04
his360
応仁の乱以降の足利将軍に関する現在の研究成果がテーマ別に論述されている。冒頭で書かれている通り、一般読者にも分かりやすい叙述がされており、とても読みやすい。各章で紹介されている関連書籍も気になる。
投稿日:2020.09.25
りいた
15世紀後半から17世紀に至る戦国時代には100年以上の時間があり、その間も室町幕府は征夷大将軍の下、続いていた。しかし、足利義昭が織田信長によって追放されるとこまで一気に話がとんでしまうのが普通に…なっている。 本書は、この100年にわたる時間の出来事について、足利将軍家の動きに沿って目に見えるものにしていく。ここには、後の江戸時代へと繋がっていく歴史の流れを確かに確認することができる。 各地域がそれぞれの思惑によって比較的自由に動いたこの時代、大きなエネルギーが蓄えられた時代だったのだろう。続きを読む
投稿日:2020.08.30
重度積読症
近年、応仁の乱や観応の擾乱に関する新書がベストセラーになるなど、室町時代に関する関心が高まっている。ただ、多くの人にとってはー自分もそうだったがー義政の次は、義昭に飛んでしまい、信長によって幕府は滅ん…だという程度の知見しかないのではなかろうか。 9代義尚から15代義昭までの将軍及びその時代の実相について、最前線の研究成果を平易に解説した本書は、そうした空白を埋めるに、もってこいの一冊である。 応仁の乱後、足利将軍は実権を失い、細川氏や三好氏、あるいは信長の傀儡だったとの見方がややもすると強かったが、本当にそうだったのかを、近年急速に進んだ史料研究に基づき、各編で説明されている。 裁判における将軍の役割、直属の軍事力・警察力の規模、将軍からの栄典の意義、紛争に介入し和平調停をする場合の実効性といった、興味深いテーマについて、分かりやすく教えてくれる。 紙数の関係で、深掘りには物足りないところもあるが、そこは紹介された文献に拠ってほしいということであろう。 続きを読む
投稿日:2020.06.03
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