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大前研一 / 講談社文庫 (45件のレビュー)
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Subzoo
前回の本がやや面白かったので また大前先生の本を手に取った。 途中までは面白いが だんだん、自身のアイディアや経歴自慢になりそーゆー話を聞きたいんじゃないんだよなぁ となった。 勉強にはなる。
投稿日:2024.02.27
横
考える技術 著:大前 研一 講談社文庫 日本企業では往々にして過去の成功体験や経験則に基づく、思い込み、がビジネスを支配している 知的に怠惰な人間は生き残れない マッキンゼーの日本支社長までやった筆…者の問題解決のための手法 気になったのは以下 ■問題解決のための思考 問題を解決するために、私たちは何をするだろうか。 まず、最初に、どうすれば問題が解決できるかを考えるはずだ 過去のビジネスモデルがことごとく通用しなくなった今の時代に、過去の成功体験ほど、アテにならないものはない。 逆に、その固定観念こそが困難な問題を生み出している場合も多いのだ。 変化に激しい時代には、企業はつねに解決しなければならない問題に直面することになる 多くの日本企業は深刻な問題を抱えているにもかかわらず、自ら解決策を見いだし、断固たる決意をもってそれを実行する力を失っているのが現状だ。 コンサルタントができないこともある。それは、実行だ。 経営コンサルタントの仕事は、業界のデータや顧客である企業のデータを分析することろから始まる データを分析して出てくるものは、仮説にすぎないのだが、日本のほとんどの経営者やビジネスマンは、その仮説を結論だと思い込んでしまう。 重要なのは、仮説、ではなく、結論、を導き出すことである 仮説を証拠で裏付け、結論を導き出すうえで、もっとも大切なのは、その問題の原因はなにか、を明確にすることである。 原因になっている部分を直さないかぎり、問題の解決は望めない。 大切なのは、さまざまな現象の中で本当の原因は何か、を考えることなのだ 結論を出す前に必ず現場で実証することが必要だ。 求められているのは、どうすれば問題が解決できるか、その解決策を導き出すことだからだ。 自分の立てた仮説が間違っていたら、新たな仮説を立ててスタートすればいい 仕事に役に立つ最適な思考トレーニングとは、自分が二階級上のポジションにいたらどうするかを考えることだ ■プレゼンテーションの方法 プレゼンテーションにおける、提言は、一つでいい 社長、とにかく、この一つだけやってください、と言われれば、気持ちが動きやすいからだ。 これも重要、あれも重要。ここも直したほうがいい、というのは、コンサルタントではなく、評論家でしかない 私の場合は、提言に止まらず、それを実行するための計画書を作り、予算と担当者まですべて決めた細かな提案も行う。 結果は測れるもので測る。これも大切な点だ 原因は一つであることがほとんどだ。まずもっとも重要で根本的な問題を解決することが、結局は問題解決のベストウエイなのである 業界や自社のデータをもとに、マーケットに働いてる力(FAW)や自社および競合他社の動きを分析し、極めてわかりやすい一つの結論にまとめる プレゼンテーションは全体として過不足なく起承転結ができていると同時に、必要条件と十分条件を満たしていなければならない 必要条件とは、こうしなければならない、十分条件とほあ、こうすればよくなる、提言を相手に納得させるためには、この両者が揃っていなければならない。 要は、解が出てきたら、それを迷わず実行してもらうことだ 通常であればプレゼンテーションでは全体の結論を先に言うほうがいい プレゼンテーションを構成していくか ①業界の動向 ②競合他社の動き ③当社の状況分析 ④改善機会のための条件 ⑤解決の道 ⑥提言 ⑦実行計画 プレゼンテーションの順番は、自分の言いたい順序ではなく、相手が納得する順序に行う 現象というものは、必ず原因があって出てくるものだ。しかし、原因を見つけようとせずに現象だけで判断してしまうと、まったく筋違いの、解決策にならない解決策を提言してしまうことになる プレゼンテーション成功の最大のコツは、パワーポイントでいかに恰好よく見せるかではない。 現場を見てきた結果、間違いない、と確信をもって出された結論である。そして、100%間違いという結論を言うために、全部話すと50時間かかることを45分にまとめるのである ■本質を見抜く 本質を見抜くとはその問題の原因は何かを見極め、正しい解決法を導き出すこととほとんど同義である。 逆に言えば、問題の本質を見抜くためのプロセスをたどっていけば、正しい結論を導き出すのはそう難しいことではない ジャーナリストに求められる基本中の基本は、5W1Hだ そもそも、事実に対して忠実になれない、日本人が多いのだ しかし、論理的思考においては、まず事実に対して忠実であることが前提である たとえ自分の感情がどうであれ、出てきた事実に対しては謙虚になる。それが問題解決のための絶対の前提条件なのだ ■非線形思考のすすめ 科学的アプローチとはどのようなものか、端的にいえば、人の云うことを、そうですか、と思わないことである 今の経済は複雑系だ 何百もの変数があり、それらが時間の関数として刻々と変化する。同じ状況に対して答えが複数あり、もしかしたら正解がないという中で経済の動きを推測していかなければならない 新しい経済は複雑系の世界だから、モデル化することは不可能である。 だから、これまでの経済学を微調整したようなフレームワークや数学モデルは、まったく通用しないことを知っておいたほうがいい 答えを出させる教育、覚えさせる教育ではなく、どうして、と考えることを学ばせる教育が必要だ。 利益を手にすることができた人と、そうでなかった人の違いは、すなわち、どうして?、と考える力の差だ。 ■アイデアの量産 考える、とは、自分に質問をすることである 当たり前と思わない人が成功する ■成功のパターン ①事業領域の定義が明確 ②現状の分析から将来の方向を推察し、因果関係について簡潔な論旨の仮説が立てられている ③自分が取るべき方向がいくつかあっても、どれか1つに集中する ④基本の仮説を忘れずに、状況がすべて変化した場合を除いて、原則から外れない 目次 はじめに 思考力格差の時代 第1章 思考回路を入れ替えよう 第2章 論理が人を動かす 第3章 本質を見抜くプロセス 第4章 非線形思考のすすめ 第5章 アイデア量産の方程式 第6章 五年先のビジネスを読み解く 第7章 開拓者の思考 巻末資料 ISBN:9784062762946 出版社:講談社 判型:文庫 ページ数:318ページ 定価:660円(本体) 発行年月日:2009年03月13日第1刷発行続きを読む
投稿日:2023.11.30
みつ
「茹でガエル」 カエルが鍋に飛び込んだ。 最初は水だったが、鍋の底に火がついてだんだんお湯が温まってくる。 カエルはなんとなく変化に気づきながらも、深く考えずに「まあ、温かくて気持ちがいいや」と思っ…ている。 その内お湯は熱湯になり、カエルは茹で上がってしまう。 p268続きを読む
投稿日:2023.11.04
K K
このレビューはネタバレを含みます
・先見性の思考回路を鍛えるポイント‥それが持つ機能分解する→それぞれの機能が、将来的にどうなっていくかを見通す
投稿日:2023.09.17
なおすけ
目的 ┗論理的思考力をトレーニングする方法を学ぶため エッセンス ┗フィールドインタビューを足が棒になるまで行う 膨大なデータと積み上げられた事実をもとに極めてシャープな結論を出し提言する プレゼ…ンにおける提言は一つで良い 行動プラン ┗新聞を読んで毎日一つ疑問を出す 5w1hで説明できるか思考する 担当する各社の社長への定言を1000字で考える 1週間に一回、異質なものに触れる続きを読む
投稿日:2022.08.09
Take
大前メゾット1本目 この本が04年に描かれていることを踏まえると、相当なインパクトを受ける。 一方、トレーニングの重要性はよく分かるものの考え方が分かりそうで分からない…けどまぁわかる…? いずれに…せよ、ファクトベースで論理的に考えることが肝要続きを読む
投稿日:2022.04.13
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