【感想】死ぬまでにしたい3つのこと

ピエテル・モリーン, ピエテル・ニィストレーム, 加賀山卓朗 / ハーパーコリンズ・ジャパン
(9件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
2
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4
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ブクログレビュー

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  • hxrsm

    hxrsm

    2023/08/01 読了
    およそ700ページもある本を退屈せずに一気に読めた。
    全然苦じゃなかった。本を読んでる時はノルマみたいに読んでることが多々あるけど、この本を読んでた時はただ内容が気になってずっと読んでた。
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    投稿日:2023.08.01

  • take9296

    take9296

    スウェーデンを代表する企業の社長令嬢が大量の血痕を残して失踪した。
    少女は腕に3つのチェックボックスのタトゥーを入れ、直前に最後の1つを埋めていた。
    10代の少年が容疑者に浮上したものの遺体は発見されず、未解決のまま時が過ぎた10年後、同じタトゥーを入れた少女の死が判明する。
    ある事情から素性を隠し再捜査に加わったFBI捜査官ジョンは、事件の深い闇に囚われていき……。

    自己啓発本のようなタイトルだが、もちろん違う。相変わらずスウェーデンのミステリの紹介は止むことがない。この作品もなかなかのページターナーで一気読み。続編もでているが、翻訳されるかどうか。
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    投稿日:2022.10.29

  • シキモリ

    シキモリ

    複雑な事情を背負った主人公が弟の殺人容疑を晴らすべく奔走するスウェーデン発の警察ミステリー小説。650頁を越える大作だが、然程中弛みすることもなく、最後までほぼ一気読み。所謂ご都合主義的な展開は目に付くものの、このパターンでこの真犯人は結構意外性があって面白かった。自信家の割に軽率短慮な主人公・ジョンのキャラクターは突っ込み所多し。単発のクライムものとしてはかなり理想的なラストシーンだと思うのだが、続編が蛇足にならないことを祈るのみ。邦題は英題「The Bucket List」の様にはいかないものですね。続きを読む

    投稿日:2022.01.30

  • 0071

    0071

    あらすじ
     FBI捜査官ジョン。ナイジェリア出身の父、スウェーデン人の母を持ち、ニューヨークで育つ。囮捜査中にマフィアから命を狙われ、特別保護プログラムで故郷スウェーデンに戻る。異父弟のビリーは10年前に容疑不十分で釈放されており、その事件を捜査しようと思ったのだ。企業の社長令嬢が行方不明になった事件。彼女は腕に3つのチェックボックスのタトゥーを入れていた。

     FBIとスウェーデンミステリーのコンビネーションが面白かった。知識も予算も人手もあって、ワーカーホリック気味に働くジョン。彼からしたらスウェーデンはのんびりしている上に、犯人は弟だと思い込んでいて歯がゆい。タイトルの3つのことは書かれていなかった印象が…。でもこのタトゥーがきっかけに事件は進んだし。続編は本国で上梓予定とあったけどあるのかな?
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    投稿日:2021.12.16

  • zippin

    zippin

    スウェーデンのミステリー作品。
    大企業の社長令嬢が失踪し10年の月日がたちほぼ迷宮入り。その少女の腕には特徴的なタトゥーがあった。そして同じタトゥーを入れた少女の死が判明。その捜査に関わることになったのは、元FBIのオトリ捜査官で、今はスウェーデンの県警の刑事。
    スウェーデン、ミステリー、タトゥー、大企業というと、もうスティーグ・ラーソンの「ミレニアム」シリーズを彷彿させるキーワードばかり。複雑な人間関係と過去の沿うさ記録に丹念にあたる内容もあったりと、読んでて似てるなあと思わずはいられなかった。
    大きな違いと言えば、本作の主人公たる探偵役はアメリカ育ちの設定。なのでウエスタンヒーローのようなゴーイングマイウェイで、ルールは破るもの的な行動がエンタメ感を盛り上げている。600ページのボリュームを感じさせない素早いストーリー展開に引き込まれた。
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    投稿日:2021.04.18

  • Konstanze

    Konstanze

    キラキラ自己実現女子むけのハウツー本?

    タイトルだけを見て、いらない、私には用がない、と思ってしまった。申し訳ない。
    いざ著者近影を見てみれば、これはキラキラしていないなと。
    髭面男子が二人、こちらを見つめてくるのだ。
    ピエテル・モリーン、
    ピエテル・ニィストレーム、
    二人のピエテルが共同執筆した、これは北欧ミステリーなのである。

    2019年ボルティモアから、話ははじまる。
    2009年カールスタからも、話ははじまる。
    間違いではない。
    ボルティモアはアメリカだ。
    カールスタはスウェーデンだ。
    遠く離れ、時期も異なるの二つの話が、交互に描かれていくのだ。
    なんの関係があるやら、さっぱりわからない中で。

    ボルティモアにはボルティモアの事件/事故、出来事があり、カールスタにもカールスタの事件/事故、出来事がある。
    読者は、それぞれの向かう先を想像しつつ、このふたつがどう交わっていくのかについても、頭を巡らせるのだ。
    その読み応えときたら!
    二人のピエテルは、人をハラハラさせるのが実にうまい。

    彼らは幼なじみである。
    舞台となったカールスタ近郊に育ち、10才の頃からともにに犯罪小説を書いていた。
    1975年生まれというから、執筆キャリアは35年ということか。
    なるほど、さすがのストーリーテラー、素晴らしいコンビネーションだ。

    ピエテル・モリーンは大学でジャーナリズムを学び、記者として働いた。マーケティングや未公開株式投資といったビジネスにも明るい。
    ピエテル・ニィストレームは俳優として舞台に10年立ち、映画や演劇の脚本執筆、舞台監督などの経験がある。

    それぞれが得意分野で力を発揮しているなと、読むうちにいくつも見えてくる。

    たとえば、ゴルバチョフについての一言だ。
    ある人物のたとえにこの名が使われるのだが、そこにゴルバチョフを批評する一文が加わる。
    このジャーナリスト的なものは、ピエテル・モリーンによるものだろう。
    スウェーデン的なもの――職場での服装や、キッチン当番があることなどについて、エピソードでもってそれを描き、我々外国の読者にスウェーデンという国を伝えてくれるのも、彼だろう。

    いっぽう、こちらはピエテル・ニィストレームの手によると思われる。
    ある廊下に注意書きのステッカーが貼られたコーヒーメーカーがあるのだが、何度か出てくるこれの使い方がうまい。
    あの場面とこの場面が同じ場所であることが、視覚的にすぐさまわかるのだ。
    それによって、二つの時空間がぐっと迫って見えてくる。
    ドラマや映画でしばしば使われる手法だ。
    そして、会話の妙だ。
    どんな人物とどんな人物が、どんな勢いで、どんな様子で、声の大きさで会話をしているのか、ありありと目に浮かぶように描いている。

    そんな二人がつくりあげた主人公は――目がはなせない男だった。
    北欧ミステリーによくあるような酒の問題は抱えていない。ただし、飲酒運転にためらいがない。
    家庭の問題は、ある。かなりあるといっていい。
    さらに健康上の問題と、立場上の問題もある。
    人生が問題だらけだからだろうか、彼は少々きれやすい。
    優秀といえば優秀なのだが、頼もしさには欠け、
    大丈夫か? それでいいのか? 本当に大丈夫か?
    あああ、だから言ったのに――――!
    なかなか気をもむ読書となる。

    いっそ吊り橋効果かもしれない、いっしょにハラハラしていると、好きになってしまうというあれだ。
    私はこの主人公が好きだ。
    脇を固める面々も、それぞれにキャラクターが立っていてよい。
    もっと彼らを知りたい、物語を見たいと思ったら、そういう人は多くいたらしい。
    2021年春に、スウェーデンでは第2巻が出版されるという。
    驚くべきことに、この『死ぬまでにしたい3つのこと』は、彼らのデビュー作なのだ。
    ならばその2作目は、さらに劇的に面白くなるにちがいない。
    日本でもそれが読めるよう、その日が少しでも早くなるよう、私は願っている。

    蛇足ながら、これは好みによると思うが、登場人物表は、まずは見ないほうがいい。
    驚きポイントがいくつか明かされてしまって、これは興ざめしてしまう。
    最初に読む時くらい、え――っと驚き、声をあげたいではないか。
    見ないことをお勧めする。
    続きを読む

    投稿日:2021.04.13

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