【感想】お金の学校

坂口恭平 / 晶文社
(17件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • にゃぴ

    にゃぴ

    自殺願望のある人への電話相談ボランティアをしていたりするのでリスペクトするが、その一方でパリピ感溢れる努力の末の運の良い人自慢の様でもある。良かったね、というケースのエッセイ。

    投稿日:2023.10.04

  • waga

    waga

    ・どうしても自分の様なタイプの人間には「お金」という物に対して苦手意識がある。何かあまり考えたくない、というか。でもいつかは向き合わなければいけない、とも思っている。
    ・なので坂口さんのこの本を見つけた時、マジか!と思った。この作家のこのテーマなら俺、読まなきゃじゃん、と思った。
    ・結果から言うと、(当然)ビジネス本の様な現世利益を得られる様な物ではなく、ただ「お金」(を考える事)に対する罪悪感は無くなり、読み終わった後にはちょっとした感動があった。
    ・実に坂口さんらしい本だし、「お金」「経済」の考え方だった。
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    投稿日:2023.08.14

  • ecoute

    ecoute

    ちょっとだけ信仰くさいけど、お金は経済。経済は流れ。楽しいことしなきゃ流れないよねっていう話は勇気づけられた。覚えておこう。

    投稿日:2023.07.17

  • omj

    omj

    このレビューはネタバレを含みます

    死にたい人でお金を持っている人はほとんどいませんでした。これは死にたい、んじゃなくて、お金がないだけなのではないかと考えるようになりました。

    才能とは継続すること

    「生活水準は下げろ。自分の水準を上げろ」

    「生活に必要な様々な量を知ると、不安がなくなる」

    「イメージしている原型に近い、すでに流通している物質」を見つける。

    経済とはお金ってことじゃなくて、人間関係ってこと

    僕は仕事を依頼する時、頼んだ日に即日で全額払います。もらっちゃったら、やるしかないじゃないですか。いい仕事をするしかない。楽しいし、 やるしかないという 緊張感も持てる。むしろ、なぜ 出版社は作家に本を頼む時に即日で全額 印税を払わないのかが。わかりません もしかしたら馬鹿なんじゃないでしょうか。

    人間関係もお金を稼ぐためにやっているだけで、プライベートじゃ会いたくないやつと一緒に仕事をしている人はみんなを助けることができません。

    「大丈夫、きっとうまくいく」と自分に声をかける

    人にお金は貸さないように。それは縁の切れ目になります。お金はすべてあげてください。あげたら、縁は切れません。

    芸術家で絵が売れなくて、食べれなくて、バイトを掛け持ちで 色々やって体が持たなくなって死にたくなっている人がいるとします。その人は最終的に芸術をやめて、やりたくもない仕事に就職して、それで手取り20万円とかもらってどうするんですか?それの何が楽しいのですか?楽しくないとお金が手に入らないようになっているんです。

    子育てだってそうです。
    「こうしなくちゃいけないのよ!」とか教えても子供は変わりません。「大丈夫、きっとうまくいくよ」と言って、何にもそれ以上は言わずに、近くにいてあげたら、子供は何事もすべてを達成してしまいます。

    「そう。無駄に稼ぎすぎちゃいかんよ」
    「自然じゃないから。大きめの靴とか小さめの靴とか履いても心地よくないやろ」
    「あれと一緒。自分で心地よさを決めるんや。その金額だけを獲得するってこと。それが経済」

    これは1つの戦術です。正直に生きるってだけ。コツは絶対に嘘を言わないこと、絶対にお世辞を言わないこと、それを継続して、絶対にお世辞を言わない本気の人間だということを伝えていくことで戦術をさらに磨いていくことができる。

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    投稿日:2023.07.02

  • matchyy

    matchyy

    # 感想
    この本はお金というか、自分の価値基準を持って生きていこうという本なのだと思った。

    海外にバックパッカーとして旅行しているときに学んだことの一つに、これいくらと聞かずに、値段をこっちから提示して購入するというものがあった。だいたいぼってくるから、最初からこのぐらいだったら買うかと決めておいて、購入するのである。

    これって当たり前のことのように思えるが、日本だと基本お店が提示した金額でしか買わないので、こういう考えは出てこない。つまり他人の決めた価格の上で動いているのである。偏差値や受験、給与や評価、諸々同じである。

    自分の価値基準を持つには、自分ができることを見つめて、その範囲を広げていくしかない。その影響範囲が広い人もいれば、狭い人もいるし、日本円に変換できるものもあればできないものもある。ただそれは結果論であって、自分の価値があることがわかっていれば、その中で生きていくことで、倒れずに済む。そういうことなのかなと思いました。

    # 抜粋
    - 8万円だったらどうかな。三割は僕と付き合ってるギャラリーにあげます。ということは5万6000円です。一枚描いてそれだとあんまりテンション上がらないな。そんな簡単なリアクションで十分です。
    いつも自分に聞いてみてください。10万円だと7万円。うーん。一枚売れたら、10万円以上入ると嬉しいな。じゃ、額装までしてあげて、でも15万円にしたらどうかな。10万5000円です。うん、なんか嬉しい。ということで、絵の値段を一枚15万円にしました。20万円にはしませんでした。もらい過ぎの感じがあったからです。
    大事なことは、これが新しい独自の自分の経済ということです。(P.139)
    - 油断しちゃダメです。慣れたら終わりです。常にドキドキワクワクの世界に連れ込んでください。(P.141)
    - 自分で無理だって言うと、それはそのまま制限かけることになるんよ。だからこういう時にはパパは自分で自分に大丈夫、きっとうまくいくよって声をかけてるよ(P.177)
    - 図書館に行けばいいんですよ。図書館は死んだ人の言葉だから嘘つかないっておじいちゃんに教わったので(P.256)
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    投稿日:2023.05.27

  • 達磨書房

    達磨書房

    運の要素が大きく絡むものであるから、模倣しようにもなんともできないところは勿論ある。しかし、著者の思索の肯定、心の持ち様など彼に共感を寄せる人には参考になるものでしょう。
    「経済発展に伴い、幸福度が上がる」とは言えなくなった現代において、参考になる思考法ひとつかな。
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    投稿日:2023.01.31

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