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津村節子 / 講談社文庫 (2件のレビュー)
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総合評価:
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なー
このレビューはネタバレを含みます
「紅梅」という短編が収録されていますが、吉村昭の最期を書いた話題作とは別物です。紛らわしいなあ。 友人に、これこれで・・・って表題作の説明をしていたら、意外に作中人物の関係や展開が複雑なことに気付いて。 友人も「・・・それ、短篇?」って反応でした。 読んでてボリューム不足という感じはまったくしません。 どうでもいい薄っぺらな中身に水増しした小説が席巻している今日この頃、大変良心的な作家だなあ、と。 ・・・。大御所を捕まえて、何を言っておるんだ、私は。
投稿日:2016.11.15
i-CHIHIRO
いずれも死と接した6篇です。 描く対象はさまざまですが、読み手に、背景なる時の流れ、出来事、思いを想像させ、ページ数を超える奥行きを感じます。 ○ダムに水没した村に帰る母と息子の墓。[流星] ○…運動神経抜群で豪快な女子クラスメートの学校での姿と、家庭での姿。[火事明り] ○女手ひとつで娘を育ててきた日々と娘の結婚。母娘の悲劇。[青海波] ○長年合わなかった元級友が 末期がんを押して乗る船旅で一緒だった10日間と後悔。[病人の舟] ○病床に夫を呼んだ伯父の隠されたもうひとつの生活。[紅梅] ○弟の墓前に置かれた皮をむかれた蜜柑と、弟の知られざる暮らし。[菊日和] ストーリーの妙や構成に加え、そんな奥行を覗きこむと見えてくる、弱さ、狡さ、逃げ、酷さ、隠し、脆さ、後ろめたさに、唸らされてしまいました。続きを読む
投稿日:2013.07.24
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