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池澤夏樹 / 中公文庫 (37件のレビュー)
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Mark
この作品は約20年前に読んだ本。 内容はほとんど覚えていないが この本をきっかけに環境問題に対して 考えるようになったことと 爽やかな読み心地が心に残っている。 それ以降、池澤さんの作品は ずっと…好き。続きを読む
投稿日:2023.01.22
sachi
20年前の小説とのことで、その当時はエコ=貧乏臭い、コスト的に現実的でない、夢想家、といった空気だったんだなあ、と。理系の素養がある作者としては、何を青臭い、と言われるの覚悟で書いたんじゃなかろうか(…登場人物の声を借りていろいろ言い訳めいた理論武装を展開してるし)。でも、いまや原発の安全性は地に落ちたし、地球温暖化もはっきりクロと分かって対応することが義務となりつつあり。風向きは変わるもんだ。 小説としては、ネパール旅行記的な楽しさと、プロジェクトX的な面白さと、家族や少年の成長物語的な爽やかさと、と申し分ない感じ。きれいすぎる感はあるが。続きを読む
投稿日:2021.04.19
nemurukurage
読了・・・!読み終わった時の、とても充実した気分。林太郎と一緒にチベットを旅したような、旅を終えたような、爽やかな気持。 風車を立てる旅の道のりと、その道中で林太郎が考えること、 アユミへのメール、色…々な視点があり、飽きることがない。 出てくる人物もどの人も、その人それぞれの考えがあり、人柄もあり、それがとても丁寧に描かれており、どんどん入り込んで読んでしまった。 読むという体験がこんなに楽しい小説は久しぶり!続きを読む
投稿日:2020.12.15
キじばと。。
風力発電の開発に従事している天野林太郎が、小型の風力発電装置を開発し途上国で売り込むために、ネパールのナムリンという村を訪れます。彼は、現地で献身的に支援をおこなってきた工藤隆や、チベットの行く末を案…じるブチュンといった人びとに出会い、さらに彼の帰りを待つ妻のアユミと小学生の息子の森介、会社の上司であり林太郎をサポートしてくれる浜崎課長らに支えられながら、文明と環境、あるいは宗教と国家などの問題について考えさせられることになります。 著者自身の思想的な関心が前面に押し出されており、物語そのもののおもしろさにどっぷり身を浸すといったたのしみかたのできる作品とは、すこしちがった印象です。魅力的な登場人物たちが、仕事や生活のなかで巨大な問題の一端に触れ、みずからの足もとを見なおしつつ、問題の本質にせまっていく過程がていねいにえがかれているという意味では、優れた作品だと感じましたが、物語そのものがもっている力と著者の思想がうまく接合できているかというと、やや疑問に思えます。続きを読む
投稿日:2020.05.11
アマネ
池澤夏樹の作品の中で一番好きかもしれない。解説にもあったが全てが美しかった。個人的には工藤先生にもっと登場して欲しかった
投稿日:2019.12.10
黒猫ぽち
すばらしい新世界、初めてページを開いてから、今日、読了するまでにどれほどの時間がかかったことだろう。今年読んだ中では一番時間がかかりました。もちろんそれなりの厚さもあるわけですが、チベット仏教のややこ…しいお名前だとか地名だとか、そういうのをしっかり読んでいるとだんだん眠くなってきてしまったりもして…難攻不落とも思えましたが、ようやく読み終わった、満足感、達成感でいっぱいです。 物語の読後感は、なんだかすごく穏やかな気持ち。読み終わって、こんな生き方、モノの考え方をできるってすごいなぁ、とおもわずにはいられませんでした。僕は自分の生きる意味を見つけられるのだろうか。僕には生きる意味があるのだろうか。またぼんやりと考え始めるきっかけにであったようなきもちです。 続きを読む
投稿日:2019.11.25
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