【感想】誰がメンズファッションをつくったのか? 英国男性服飾史

ニック・コーン, 奥田祐士, ジミー益子 / DU BOOKS
(1件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • inumaro

    inumaro

    1950年代~70年代初頭の英国メンズファッションの変遷を、カウンターカルチャーの歴史として解説している。「カウンターカルチャー」や「反抗」が全体を貫くトーンになっているのは時代のせいなのか、著者がロックジャーナリストだからなのか。

    ぼんやりとは知っていたモッズやロッカーズ、スキンズの起源や、ある時期までの英国メンズファッションは保守的でつまらないものだったなどの話が収穫。映画「キングスメン」に出てくる仕立屋の見方も変わるな。

    本著では移民からの影響みたいな話はほとんど出てこなかったけど、そのあたりはどうなんだろう。例えば音楽だとカリプソやスカが移民の影響でイギリスで流行ったりした。ファッションの分野でそういったことがあっても、おかしくない気がするのだが。あと、パンク・ムーブメントの時代はとりあげられていないのが残念。
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    投稿日:2020.12.07

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