【感想】悪辣耽溺エデュケーション【電子単行本】

里西立樺 / カチCOMI
(2件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
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ブクログレビュー

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  • 主観

    主観

    このレビューはネタバレを含みます

    ストーリーはよかった
    少ないけどショタ要素あり
    ただ攻めがなよ甘で威厳がない。そこだけ受け入れられなかった

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    投稿日:2022.12.06

  • K

    K

    このレビューはネタバレを含みます

    ▼あらすじ
    少年が手に入れたもの、それは己の性を奔放に解放させてくれる【個人教授】だった――。インモラルな性教育は少年を屹立した性の魔物へと育て上げ――。

    ***

    ストーリーの完全度:高い
    トーン:シリアス・痛い
    エロ度:高い
    萌え度:普通
    総合評価:★4.5

    冥花すゐ先生の『イトウさん』に表紙が似ているので気になって手に取った作品なんですが、思ってたよりもずっと読み応えがあって引き込まれるお話でした。

    まず、ストーリー構成がとってもお上手!
    そこまでページ量がある訳じゃないのに、この一冊に色んな要素が詰め込まれているんですよ。ショタおに、ピアッシング、闇堕ち、復讐、NTR、殺人、拷問…ありとあらゆるダーク要素がこの一冊にぎゅっと詰め込まれています。
    こんなに色んな設定が詰め込まれているのに、吃驚するくらいお話が上手くまとまってるんですよね。
    この一冊でこのボリューム感を出せるのは本当に凄いですし、詰め込みすぎとか一切感じなかっただけに、読み終わった後に感心してしまいました。里西先生の実力の高さが伺えます。

    なんちゃってヤ◯ザみたいな作品も割と多い中、こちらの作品はしっかりヤ◯ザの世界を描いているのでストーリーに説得力がありましたし、ハードな展開が多い分、読み応えもバッチリでした。(ていうかこんな濃いヤ◯ザBL読んだの久し振りかも…)
    ハードと言っても読みづらさはなく、普段あまあまな作品を好んで読む私でも最後まで楽しく読む事が出来ました(^^)

    正直、律基が闇落ちして暴力性に目覚めてしまった時はちょっとショックだったんですけど、最後は元の優しさを取り戻してくれて良かったです。
    因みに私、普段は攻め贔屓の人間なのでどの作品でも攻めを好きになる事が殆どなんですけど、この作品に限っては受け(アラタ)の方が魅力的に見えましたね。従順なフリをして実は復讐の機会を虎視眈々と狙っているというところが良かったです。
    また、アラタは律基の暴力性を開花させる為に乳首にピアッシングさせたり、律基の父親とも平気で寝ちゃったりと、目的の為なら手段を選ばないタイプのキャラクターなんですが行動が読めず、次に何をしでかすか分からないのが面白かったです。
    何ならこの作品、アラタの復讐譚と言っても過言ではありません。

    全体的に甘さ控えめのストーリーですが、ラストは今までの重たさが嘘のような明るいハッピーエンドを迎えます。
    二人が結ばれてからのエロシーンもあまあまで思わずにんまりしてしまいました(笑)
    最後まで気が抜けないストーリーでしたが、納得のいく終わり方をしてくれたので大満足です。また一つ、お気に入りの作品が増えました♡(*^^*)
    (お気に入りといえば傍キャラの三森も地味にお気に入りです笑)

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    投稿日:2021.01.01

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