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群ようこ / 講談社文庫 (11件のレビュー)
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yucoyuc
面白くなくは、ない。半分くらいはすごい勢いで読めたけど、その後もくらい話が延々と続き、救いようがない。 自分の家庭とシンクロしてしまって途中からつらくなった。読み終えたあと、夜中に憂鬱な気分で目が覚め…るほど憂鬱なエピソード満載でした。 最後に次々と人が亡くなっていくあたりは泣けましたが…。 とにかく読み終わったあとくらくなる話です。続きを読む
投稿日:2017.01.27
amomo
ありえないと思ってしまうほどの嫁という立場。でも学ばなくてはならないと思うことも。「八犬伝」が書き終わる最後の章が、瀧澤家の嫁として生活してきたみちの集大成のようでよかったです。
投稿日:2015.03.10
mrwin
人気戯作者、瀧澤馬琴の一人息子に嫁入りしたてつ。 結婚早々みちと改名させられ、病弱な夫と癇症持ちの姑、そして何事にも厳格な舅に苦労させられながらも、持ち前の明るさと芯の強さで、次第に瀧澤家になくてはな…らない存在になっていく。 のちに「八犬伝」の代筆を務めるまでになる、馬琴の嫁の奮闘記。 夫が癇癪を起こす。物事に細かい舅の馬琴に怒られる。 姑も癇癪もちで怒鳴られる。おまけに夫は病弱で寝てばかり。 嫁いだ嫁は、ひたすら我慢する。 大半のページは、特にイベントが起こるわけでもなく、これがワンパターンに淡々と繰り返されるだけ。そんな作品が面白いでしょうか? 私は駄作としか感じませんでした。 とにかく暗い話が淡々と事実だけ書かれているだけで、何の救いもなく(面倒な存在がどんどん亡くなっていってマシになっていくだけ)、なんでこんな本が出版できたのか?と疑問に思うレベルでした。 「評価をつける以上、最後まで読むべき」という信条のもと、何とか読み切りましたが、みちが瀧澤家に嫁入りして10ページほど読んだ辺りからは、正直苦痛でした。続きを読む
投稿日:2013.09.07
mi-key
医師である土岐村元立の末娘として生まれたてつ(後にみちとなる)は、歌舞音曲が好きな明るい両親のもとでのびのびと育つ。 やがて著名な戯作者曲亭馬琴の一人息子で医師の宗伯に縁づくが、これが苦労の始まりだっ…た。 家風の違う瀧澤家にどうにか馴染もうとするが、次から次へと問題が起こる。 癖のある瀧澤家の面々に対してみちも勝ち気で負けてはいない。これがおとなしく従順な嫁であったら読み物としては味気なかっただろう。 同じく戯作者の十返者一九の娘を描いた諸田玲子氏の「きりきり舞」と読み比べても面白い。続きを読む
投稿日:2012.08.06
hikaroshi
現代においては「あり得ない」様々なことが絶対的な不文律だった封建社会において、悩みながらも奮闘するひとりの女性の姿がいきいきと描写されている。遺された日記や様々な文献を参考にしたとはいえ、瀧澤馬琴の嫡…男の嫁となった女性を主人公に据えたところが著者の炯眼だと思う。それは個人と社会が密接につながっていた時代であり、今となってはまさにおとぎ話の世界なのだから。続きを読む
投稿日:2012.04.03
keroruu
このレビューはネタバレを含みます
「八犬伝」の著者 瀧澤馬琴の一人息子に 嫁入りをしたてつ、改名してみつの奮闘記 群さんの小説なので、読みやすいのですが 感想は、、、う〜ん 微妙です 事実だけしかわたしの中には入ってこず、 心にひびく事とかはなかったですね〜 群さんの小説、久し振りでした
投稿日:2011.09.07
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